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- 映画『アイネクライネナハトムジーク』出演者&監督ロングインタビュー
- 第6回 恒松祐里の本と映画の話 人生を変えた本との出会い
撮影:是枝右恭 ヘアメイク:横山雷志郎(Yolken) スタイリスト:杉浦優
映画『アイネクライネナハトムジーク』出演者&監督によるロングインタビュー。
「人生を変えるような出会い」となった本の話をはじめ、映画への思い入れや、仙台ロケ中の裏話などを語っていただきました。
クールビューティなルックスでクラスのモテ女子を演じた恒松祐里さん。ふだんの彼女は、無邪気に笑う明るく元気な女の子。20歳になり自分探しをしているという彼女が選んだ1冊は、女優というクリエイティブな仕事と真摯に向き合う恒松さんらしいセレクトでした。
自分は表現者としてどのタイプ?これを読むと少し自分が分かる気がします
本はいろんなジャンルを読みます。最近読んだのは、吉本ばななさんの『キッチン』や色の成り立ちや由来が書かれた『色の辞典』などざっくばらん。なかでも興味深かったのが『クリエイターになりたい!』という1冊です。
二十歳になったということもあり、今自分を探している時。自分はどういう作り手なんだろう……と思っていた時、本屋さんでこの本に出会いました。内容は題名の通り、クリエイターになりたい人が読むもの。こういう本は、どうやってなるか過程を教えていくのが多いのですが、この本はどうしてそれをやるのか「なぜ?」をポイントに、タイプ別で紹介していきます。
あなたは「なぜ」つくるのか?をキーポイントに5タイプ別処方箋を提案。自分の動機、モチベーション、そして反対に創造的な思考の邪魔をする不安や自分の癖を知っておけば、想像力に満ちた仕事をするときに役に立つ。クリエイティブな仕事に就きたい人、必読!
自分の好きなクリエイターを当てはめてみるのも面白い!
①スター(輝きを放つ人)、②職人(物を作ることに対して喜びを感じる人)、③ゲームチェンジャー(新たな考え方があってそれを世界に提示する人)、④繊細な心(悩みを芸術で表現する人)、⑤活動家(芸術で世界を変えたいと思っている人)と、5つのタイプがあるのですが、私はゲームチェンジャーかな。ゲームチェンジャーはひらめきで行動するタイプのようで、私はまさにひらめき型。また、スターと職人が混じったものと書いてあって、スターの輝きはそんなにないのですが(笑)、職人が物を作ることに喜びを感じる気持ちはすごくわかるんです。
最近はSNSでいろんな人の日常を見られますよね。そこで自分の好きなクリエイターさんはこのタイプかな?と妄想するのも面白いんです。三浦春馬さんはどのタイプか? うーん、職人タイプですかね。お芝居を深く深く掘り進める職人タイプと、スタータイプが混ざっている気がします。
つねまつ ゆり
1998年、東京都生まれ。2005年ドラマ『瑠璃の島』でデビュー。ドラマ、映画、舞台、CMなどで幅広く活躍。19年は『凪待ち』の主演でも話題になり、『アイネクライネナハトムジーク』、『殺さない彼と死なない彼女』、『酔うと化け物になる父がつらい』など4本の出演映画が公開する他、舞台『ドン・ジュアン』に出演する。2020年も公開待機作品が多数あり、多忙を極める注目の若手女優。
バックナンバー
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第6回 恒松祐里の本と映画の話 人生を変えた本との出会い
自分は表現者としてどのタイプ?これを読むと少し自分が分かる気がします
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