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第9回 萩原利久の本と映画の話 映画『アイネクライネナハトムジーク』について

撮影:是枝右恭 ヘアメイク:Emiy(エミー) スタイリスト:鴇田晋哉

映画『アイネクライネナハトムジーク』出演者&監督によるロングインタビュー。
「人生を変えるような出会い」となった本の話をはじめ、映画への思い入れや、仙台ロケ中の裏話などを語っていただきました。

今作では、男子高校生の無邪気さと思春期の反抗心を絶妙なバランスで表現。クラスメイトの“美緒”との掛け合いも可愛いらしく、高校生2人の青春が作品に清涼感を与えている。そんな甘酸っぱい青春は、自身が送りたかった“理想の青春”を思い描き演じていたそう。

男子を振り回す美緒はズルい!正直言うと、タイプです(笑)

 原作を読んだ時に、人と人の関係がこうも良い感じで最終的につながっていくのかと、興味深かったですね。そして映画は、音と人の動きがシンクロしてできるので、どう見せていくんだろうと楽しみでした。

 僕は高校生の和人役なので、とにかく高校生らしさを意識しました。撮影時は19歳で、1年前までは高校生だったのに、もう佇まいが高校生じゃないんですよね。今泉監督に「高校生って、もっと若いんじゃないかな」とぽそっと言われた時に、ハッとして。高校生というものを意識して作品に入りました。

 世界観は、ワンシーンずつ監督とディスカッションして作っていきました。個人的には「ソフトクリーム、どう?」と美緒を誘うセリフがツボ。他に誘い方あるだろう!と思って(笑)。でもそのセリフも、高校生だからこそ成立するものですよね。また、放課後はバイトと言う美緒に「バイト見に行くよ」と言うセリフがあるんですけど、意味わかんないですよね。バイト見に行くってなんだよ、みたいな(笑)。それに対して「バイト見に来るんだって(失笑)」とクラスメイトたちがガヤガヤするのも高校生っぽい。高校生にしかないポイントを常に探して演じていましたね。

地下駐輪場の無銭利用者を突き止めようとする2人

 和人と美緒の2人のシーンって、可愛らしいんですよね。彼らのやり取りには、僕のやりたかった“青春”が詰まっています。2人が自転車で帰るシーンなんて、いいなぁと思って。チャリ通、憧れだったんですよ。また、美緒みたいな思わせぶりな女子に振り回されるのもイイ! ぼく的に美緒は好みです。ずるいよね、美緒ちゃん。ああいう子に翻弄されたかったです(笑)。

菅田将暉さんと出会っていなかったら、今の自分はいない

 作中に「あの時出会ったのがこの人でよかった」というワードが出てくるのですが、僕にとってそれは俳優の菅田将暉さんです。芸能人に会いたいという理由で子役デビューしたミーハーの僕が、初めて“お芝居”に向き合うきっかけを作ってくれた人です。7年ほど前に『運命の人』というドラマで兄弟役をやらせてもらったのですが、それまでは共演するのは同世代が多かったので、どこか習い事気分。それが初めて大人だけの現場に入ったので、緊張してどうしていいかわからなかったんです。そんな時に声をかけてもらい、いろいろ話しかけてくれました。それがすごく嬉しくて。そして、菅田さんを含め、芝居している人を間近で見て感動したんです。その時に、自分もこんな芝居をやってみたいなと強く思ったんですよね。それがなかったら…… 今こうして芝居をやっていないかもしれません。菅田さんとはこの前のドラマ『3年A組—今から皆さんは、人質です』でも共演したのですが、もっと一緒に芝居したい! 今後も共演できるように頑張りたいです。

 僕にとっての“出会ってよかった人”は菅田さんですが、僕が演じた和人にもそんな人がいます。そしてまた、作中に出てくるすべての人にその相手がいます。だから世代を超えて、必ず誰かに共感できるんじゃないかなと思うんです。大人も、高校生の頃ってこういう感じだったなと懐かしく思ってもらえたら嬉しいですね。いろんな人の目線で、ぜひ楽しんでください。

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応募期間 10/9(水)まで
※応募には会員登録が必要です

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はぎわら りく

1999年、埼玉県生まれ。2008年CM『LEGOブロック』でデビュー。フジテレビ系バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』でオカレモンJr.として活躍。18年ドラマ『グッド・ドクター』や映画『十二人の死にたい子どもたち』、19年ドラマ「3年A組 —今から皆さんは、人質ですー」、舞台『お気に召すまま』など話題作に多く出演。また、秋公開予定の待機作に、映画『恐怖人形』がある。

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