ブックキュレーターhonto編集員
感動的な演説を聞いて、思わず胸が熱くなる本
素晴らしい演説や台詞には人を導く力があります。ここで紹介するのは、そのような力をもった演説を題材としている本です。人々に多大な影響を与えた演説者やそれを支える人など。信念を感じて胸が熱くなり、今後の人生の指針や悩みを解くヒントになるかもしれません。それぞれの人生や思想を裏づけにして発せられた言葉には力があります。
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2012年リオ会議の最後に登壇したウルグアイ大統領 ホセ・ムヒカの言葉は世界中を震撼させました。資本主義の現代への率直な問いかけから始まる8分程度の短いスピーチ。本書は、彼の人生を通して感動的な演説を生んだ背景を示してくれます。小さな家と古い車があればいいという彼の姿を知るほどに、演説への感動が生まれます。
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世界で最も感動的な演説の一つとして知られる、チャップリン「独裁者」のラストスピーチ。くしくもチャップリンの人生はヒトラーの人生と奇妙な縁を結んでいます。ともにメディアを活用し、同じようなスタイルを保ちながら行った演説。本書には両者の対比を通し、「独裁者」制作の困難と制作への熱い信念が描かれています。
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スピーチには人生が込められています。本書はビジネスや演劇などの業界で活躍する人々のスピーチを収録。アマゾン創業者 ジェフの「自分が賢くなることよりも、人に優しくするほうが難しい」という話や、バフェットの成功体験を捨てる話など。彼らだからこそ言葉に重みがあります。演者の人生をからめた演説に、深く感動します。
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本書は異世界で絶望の淵から王となった少女・陽子の物語の続編です。王としての最初の命令(初勅)に悩む陽子は隣国に動乱があることを知り、内情を探るうちに陽子は王と民の心の離断も知ります。最後に陽子が自身の王としての在り方を初勅により提示しますが、気高い決意と果てしない理想に賞賛を贈りたくなります。
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吃音に苦しむジョージ六世を名演説家に変えたのは、植民地出身のライオネル・ローグでした。世界大戦で混迷する世界で、イギリスの代表を支えた名脇役を取り上げています。民間療法と思われてた言語療法による発声訓練や思考訓練。名演説の裏には、多大な労力が隠れていいました。本書で演説の奥深さの一端に触れることができます。
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