ブックキュレーターhonto編集員
頑張る女性が勇気づけられる!男の世界で生きるヒロインたちの物語
自分の道を生きる。それは理想だけど、行く手にジェンダーの壁が立ちはだかっていたら?男の領分とされる場所で活躍する女性が主役の、エンターテインメント小説を集めました。フィクションとはいえ作家が愛情込めて描くヒロインの姿には、共感できる部分がたくさんあります。日々を頑張る現代女性にも、前へ進む勇気を与えてくれるでしょう。
- 21
- お気に入り
- 3500
- 閲覧数
-
パラレルワールドを描く大人気シリーズ『図書館戦争』。主人公はメディアの自由を守る図書隊で、初の女性防衛要員に抜擢された笠原郁。その等身大の奮闘ぶりと成長に、読者も思わず感情移入するのでは?ライトノベル的な展開と語り口ながら、幅広い層から支持されるロングセラー小説です。
-
闇の守り人
上橋 菜穂子(著)
男勝りの武闘派ヒロインを代表する存在といえば、「守り人シリーズ」主人公の一人、女用心棒のバルサ。短槍を持たせれば最強!息を飲むアクションシーンが展開します。第2作「闇の守り人」は、彼女が追われた故郷カンバル王国に戻り、心に潜む闇と対峙する物語。バルサの「槍舞い」のシーンは、シリーズ中でも屈指の名場面です。
-
沖縄を舞台とする池上永一の伝奇ロマンです。そのヒロイン真鶴は武闘派ならぬ知性派。性別を偽り孫寧温の名を使い、政治の中枢で活躍する真鶴の武器は、天才的な知性と学問の深さです。日本と清国のはざまで揺れ動く母国・沖縄と同様、真鶴の人生も波瀾万丈ですが、彼女の聡明さが揺らぐことはありません。
-
街の灯
北村 薫(著)
北村薫が書いた連作推理小説「ベッキーさんシリーズ」第一冊目にあたります。探偵役は昭和初期の女学生・花村英子とその専属運転手、別宮(べっく)みつ子のコンビ。戦前の上流家庭でお抱え運転手が女性!?ちょっとワクワクする設定通り、運転手の別宮ことベッキーさんの人となりが魅力的に描かれています。
-
八朔の雪
高田 郁(著)
料理は女性の分野と思われがちですが、シェフや板前など、職業としての専門家となると実は男の世界なんですよね。「みをつくし料理帖」は上方出身の若い女料理人・澪(みお)が、江戸の町で料理人として様々な難問にぶつかり、乗り越えて成長していく物語。「八朔の雪」はその第一作目です。おいしい料理の描写も満載。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です