ブックキュレーターhonto編集員
これぞアウトローノンフィクション!熱い闘いのなかに身を置く男たちの物語
激しく生き、そして闘い続けるアウトローたちの生きざまを追ったノンフィクション小説を紹介します。主人公の不屈の闘争心が、読む者の心を揺さぶる傑作たち。読めば、タフで揺るがない信念が自分の心にも入ってくるような感覚を覚え、熱い気持ちがわいてくるでしょう。
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映画『やくざと憲法』にも登場した、二代目清勇会会長の川口和秀の半生が描かれています。キャッアイ事件での冤罪により長年の獄中闘争を余儀なくされた川口ですが、決して折れないその闘争心は表社会、裏社会を問わず多くの人を惹きつけます。さまざまなエピソードや、彼を取り巻く人々との交流を通して、困難に屈しない鋼の精神が見えてきます。
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颯爽としたスタイルを持つ「ボンノ」こと菅谷政雄は、圧倒的な戦闘力を誇った菅谷組を率いたヤクザ社会のスーパースターとして知られています。彼は晩年、山口組から絶縁処分を受けても菅谷組を解散せず、己の意地を貫き通します。死ぬまで自信の信念を貫き続けた菅谷政雄の、栄枯の歴史が描かれています。
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鎮魂 さらば、愛しの山口組 Requiem for KOBE
盛力 健児(著)
組を守るために、盛力健児は取り調べ中に自らの舌を噛み切った。さしもの警察もそれ以上の追及ははできなかった・・・。壮絶な決意で組のために体を賭けた過去を持つ盛力が、山口組での多くのエピソードを語った貴重なインタビュー集です。ヤクザを辞めた後の新たな目標についても意欲的に語っていて、盛力の熱いモチベーションが感じられます。
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昭和風雲録 安藤昇の戦後ヤクザ史
安藤 昇(著)
「カラスの鳴かぬ日はあっても血を見ぬ日はないなんてね・・・」安藤組を率いて戦後のヤクザ界に一時代を築いた安藤昇が激動の日々を淡々と、問われるがままに語ってゆく貴重なインタビュー本です。何度も自らの身を死地に置いた人間の凄み、達観が感じられる語り口です。映画俳優に転向してからの貴重なエピソードも語られています。
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「俺に是非をとくな、激しき雪が好き」と詠んだ新右翼のリーダー野村秋介は、朝日新聞社で拳銃自決という壮絶な最期で人生を終えます。彼は常に弱者の側に立ち、不条理と闘い続けてきました。「河野一郎邸焼き討ち事件」など激しい生き方を生涯貫き続けた野村の美学が、親交の深かった著者によって描き出されています。
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