ブックキュレーターhonto編集員
同性カップルについて理解を深めたいときに読みたい本
さまざまな生き方とそれに伴う人権が認められるようになってきた現代、LGBTをとりまく状況も変化してきました。しかし、やはり当事者とそうでない人との間には意識に隔たりがあることは否めません。同性カップルについてさまざまな切り口で書かれた本を読むことで、理解するためのきっかけにしてみてください。
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身近にLGBTの人や同性カップルがいて、いろいろなことを「聞いてみたい。でも聞けない」と思っている人たちに特に役立つ一冊です。セクシャルマイノリティであることを公表している著者がQ&A形式で記した内容には、「性別で考える前にあなたとわたしであることを考えよう」というメッセージが込められています。
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元大阪・神戸アメリカ総領事であるパトリック・リネハン氏と、そのパートナーであり日本政府が同性婚のパートナーとして外交ビザを発給した初めてのケースであるエマーソン・カネグスケ氏。ふたりがそれぞれの立場から「夫夫」の関係についての思いを綴った一冊です。彼らのやさしさと強さは、読むものに大きな勇気を与えてくれます。
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パートナーとともに弁護士事務所を構えている著者が、自身の来歴や弁護士として関わってきた事例、法律の専門家としての見識などを織り交ぜながら同性愛や同性婚について書いています。憲法24条と同性婚について考えたい人にとって、必読の書といえるでしょう。
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2015年にスタートした渋谷区・世田谷区の同性パートナーシップ証明交付。本書では多くの関係者に取材し、この制度が誕生するまでの軌跡を追うことで制度の意義や問題点を浮き彫りにしています。条例に関わる議事録、条例の要綱、交付に必要な手続きや書類など、詳細な資料も読み応えがあります。
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弁護士と美容師のゲイカップルが主人公のコミックです。といっても、その内容はBLとはまったく異なります。完全にはカミングアウトしていない同性カップルの日常や周りの人たちとの関わりを、料理をモチーフにしながら丁寧に描き出しています。読み進めるうちに、友達の同性カップルの生活を覗いているような感覚になってくるでしょう。
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