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破滅的でも愛おしい。謎の作家・舞城王太郎が描くちょっと激しい愛情表現
1973年生まれ福井県出身、それ以外は謎の覆面作家・舞城王太郎。文学賞の受賞式にも姿を見せず、そのミステリアスな一面も魅力の一つになっています。また、たたみかけるような文体とバイオレンス描写の組み合わせが著者の特徴ですが、通底するテーマは「愛」であるようにも感じられます。そんな覆面作家の心に触れることができる本を紹介します。
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多くのギミックを秘めた小説です。愛する女性を失った男をいろいろな角度で描いていますが、本当のところは・・・。アッと驚く結末が待っているわけではないですが物語のもつ意味を理解すると、「愛する人を失うってそんなに軽いことなの?」という舞城王太郎からの問い掛けが聞こえてくるかのようです。
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全14巻からなる舞城王太郎原作のコミックです。コミカライズされたことで、独特な文体を苦手に感じる人でも舞城ワールドに入りやすくなっています。純愛を描いた青春物語ですが、謎の奇病が蔓延する世界観は相変わらずぶっ飛び気味。エンタメ作品としても純粋におもしろいので、一気読みもオススメです。
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