ブックキュレーター漫画家 倉田真由美
桐野夏生かっこいい!江戸川乱歩賞作家の中でも好きな女性作家
ミステリ好きなので、江戸川乱歩賞受賞作品ってわりと読んでいます。が、やっぱり「これは好みじゃないな」「今回はアタリだわ!」と好き嫌いはありますし、好きの中に強弱もあります。そんな江戸川乱歩賞、特に好きな作家さんの一人が桐野夏生さんです。かっこいいですよねー、作品もご本人も。二十年以上前になりますが、麻雀会場でご一緒したことがあるんですよ。私はまだ漫画だけでは食べていけないフリーターみたいなものでしたが、新進気鋭のミステリ作家と一緒に時間を過ごせるってことで舞い上がっていました。その後食事会にもご同行させていただいたんですが、はきはきご自分の意見を話す素敵な女性だったなあ。でも、彼女の麻雀の腕は全然記憶にないんですよね。上手そうなイメージだけど、どうなんだろう。
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ミステリデビュー作で江戸川乱歩賞受賞作品です。村野ミロシリーズ第一弾。最近再読して、やっぱり彼女の描く男性はかっこいいな、と改めて思いました。この作品の成瀬、「OUT」の佐竹。どっちも背が高くがっちり体型でオシャレ、実は東大卒だったりのインテリヤクザ・・・うーん、抱かれたい。ちなみに桐野さん作品で一番好きなのは「OUT」ですが、以前紹介したことがあるので今回は入れていません。
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ミロシリーズ第二弾。この作品、忘れられない怖いシーンがあるんですよ。それは、「エレベーターの中、髪の長い女が後ろ向きに乗っている」シーン。怖~!イメージしてみてください、エレベーターに乗り込んだらドアとは後ろ向きに人が乗っていたら。思わず叫んじゃいますよね。私、桐野作品のこういうちょっとグロかったり気味悪かったりするところも大好きです。
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東京島
桐野 夏生(著)
孤島に男が三十人以上、女は自分一人。何このエロチックな環境。実際に昔ありましたよね、アナタハンの女王事件。こういうシチュエーション、絶対にセックスが原因のトラブルが起きること必須ですが、そこがまたたまりません。一度そういう状況になってみたいわー。男性はきっと逆(男一人、女いっぱい)で妄想するんでしょうね。
ブックキュレーター
漫画家 倉田真由美大学卒業後、「ヤングマガジンギャグ大賞」に応募し大賞受賞。2000年ダメ男を好きになる女たちを描いた『だめんず・うぉ~か~』連載開始。その後も『もんぺ町ヨメトメうぉ~ず』、アイドル漫画『終末アイドルフルフル9』『トーキョーはらへり散歩』『くらたまの恋愛やり直し!!塾』など、多数の漫画や書籍を執筆。現在は執筆活動のほかにテレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。趣味は読書で好きなジャンルはミステリー、ホラー、好きな作家は貴志祐介、前川裕、小野不由美。
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