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その魔法はトリックか、マジックか。サーカスを舞台にした5つの物語
サーカス――そこでは奇想天外なショーや想像を超えたマジックが繰り広げられ、観客たちはつかの間、現実を忘れます。それは時に想像で語られるお話であったり、はたまた本当に人をこの世界から消してしまうマジックであったりするのです。ここではそんな想像と現実の狭間を揺れ動くサーカスを舞台にした物語を紹介します。
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サーカス物語
M・エンデ(作) , 矢川 澄子(訳) , 司 修(画)
立ち退きを迫られた落ちぶれたサーカス一座。団員の1人である知恵おくれの少女エリはそんなサーカスの危機も知らず、ピエロのジョジョにお話をねだります。お話の中でジョジョはジョアン王子、エリは女王として冒険を繰り広げ、そのお話はエリのみならず、団員全員の心を揺り動かすのでした。
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夜のサーカス
エリン・モーゲンスターン(著) , 宇佐川 晶子(訳)
夜の間だけ開かれる不思議なサーカスは、実は2人の魔術師の競争の場でした。サーカスに魅入られた少年やサーカスで生まれ育った人々など、さまざまな視点から物語は紡がれます。白と黒に統一された装飾、氷の庭や雲の迷路。色彩の鮮やかさや幻想的なアトラクションが、まるで夢の中に迷い込んだ気持ちにさせてくれる一冊です。
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夜中、町外れで開かれるフリークショー。そのチケットを手に入れたダレンと親友のスティーブがそこを訪れると、ショーに出ていたのは本物の狼男やヴァンパイアでした。その夜を境にダレンの運命は大きく変わってしまいます。ダークでシリアス、そして予想もつかない展開に大人も子どもも夢中になれる一冊です。
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夜ごとのサーカス
アンジェラ・カーター(著) , 加藤 光也(訳)
稀代の離れ業を披露する空中ブランコ師のフェヴァーズ。彼女の記事を書くため楽屋を訪れたウォルサーは、とても本当とは思えない彼女の生い立ちを聞かされます。彼女の背中に生えた翼は本物なのか、彼女の昔語りをどこまで信用していいのか。ウォルサーは自らサーカス団の一員となり、フェヴァーズの秘密に迫ろうとします。
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