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原発事故、核戦争後の世界を描いたディストピア小説&コミック
科学的には成熟したはずの現代社会ですが、世界各地で軍事闘争は絶えません。また東日本大震災では津波による原発事故が起こり、科学技術で築かれた文明のもろさを露呈しました。そんな社会に警鐘を鳴らす、核戦争や原発事故後の架空世界を描いたSF小説とコミックを集めました。生きる上で何が大切かを見つめ直すきっかけをくれるでしょう。
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第3次世界大戦が勃発、核による放射能汚染で北半球が壊滅状態になり、かろうじて残されたのはオーストラリアだけ。そんなとき滅亡したはずのアメリカより、生存者からと思しきモールス信号が届きますが・・・。絶望的な状況下、世界の終わりを静かに迎える人々の姿を静かに描いた、反戦メッセージに満ちたSF小説です。
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風が吹くとき
レイモンド・ブリッグズ(さく) , さくま ゆみこ(やく)
情報が統制された世界大戦下、核爆弾が投下されます。イギリスの田舎でのどかに暮らす老夫婦は、政府を信じ、シェルターの中で放射能により体を蝕まれながらも、最後までユーモアと希望を忘れず生きようとします。「普通の人々」が日常を奪われる恐怖をやさしいタッチで描いた、子どもにもオススメのコミックです。
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アンデルセンの「人魚姫」をモチーフにした、近未来SFコミックです。ニューヨークの片隅で拾われた人魚の子と人間たちの織りなす切ない恋愛模様に、チェルノブイリ原発事故が重要なファクターとして影を落とします。鬼才・清水玲子の最高傑作とも名高く、日本人が原発事故を経験した今だからこそ非常に響く物語です。
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