ブックキュレーターhonto編集員
小さくっても大丈夫。シンプルで自分らしい暮らし方のヒントになる本
小ぢんまりとしていても、目が行き届く方がいい。お金がなくても、時間がある方がいい。ないものを求めてあくせくするより、あるものを見つめて大事にしたい。誰かをうらやんで背伸びをするのはもうやめて、世間に流されず、好きなものに囲まれて生きる。そんな暮らしに憧れる人に読んでいただきたい本を紹介します。
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日々の暮らしの中で、ふと思いついたこと、気がついたこと、そうした思いはすぐに忘れ去られてしまいます。でも、ちょっとした気づきをメモにして残すことで、自分の考えや気持ちを保存し、あとで大きく膨らませることができます。忙しさに流されがちな日常に、自分の思いを丁寧に扱うワザを、実例を挙げながら紹介します。
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哲学や思想の研究者である著者は、連れ合いと子ども2人の4人家族です。高学歴低所得ながら、安定した収入のために自分の研究を犠牲にすることはしません。逆に、工夫を凝らし、少ない稼ぎで楽しく暮らせる道を探ります。お金がなくて四苦八苦する生活を通して人生の根本原理を見る、明るい哲学生活ドキュメントです。
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まだ使えるのに新しいものを買う。賞味期限が過ぎたら、まだ食べられるのに捨ててしまう。飽きたから、流行りじゃないから、捨てる理由はいろいろありますが、ちょっと立ち止まってみませんか。衣服や食品だけでなく、自分の素質や人間関係、今、手元にあるものを大事にすれば、人にも地球にもやさしくなれるという提言です。
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スモール・イズ・ビューティフル 人間中心の経済学
E・F・シューマッハー(著) , 小島 慶三(訳) , 酒井 懋(訳)
深刻化する環境破壊や資本主義の行き詰まりなど、現代社会の抱える課題とそれらを克服する思想を示します。本書の主張は、50年前に書かれたとは思えない先見性を備え、時代がようやく追いついたのではないかという思いにかられます。限りない欲望を抑え、足るを知り、持続可能な社会を作る手がかりを与えてくれます。
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森林での質素な生活を描いた古典的名著の格となる部分を、漫画で表現した一冊。シンプルでありながら味わい深いイラストとソローの名言の組み合わせは、眺めているだけで森林の静かな暮らしが目の前に広がるかのようです。『森の生活』の抄録も付いているので、完本を読むための準備として活用するのもよいでしょう。
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