大人女子ひとり旅のお供に！人生を豊かにするヒントが詰まった本

旅好きで知られる著者による、国内から海外までさまざまな旅の記憶。旅先での出来事を臨場感たっぷりに描く文章を読んでいると、まるで友人の旅の土産話を聞いているような気になります。旅先で読めば、『仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう』というキャッチコピーに共感し、ひとり旅の幸せを噛みしめたくなるでしょう。

日々の暮らしの中の発見や社会への思い、幼少期の思い出まで、作家・吉行淳之介の味わい深い名文で綴られたエッセイ集。角の煙草屋までの道も旅だと考えれば自分の住む街にいても旅はできるという表題作のように、どこにいても何歳になっても、みずみずしい感性と好奇心さえなくさなければ人生は愉しい。そう教えてくれる名著です。

行ったことのある場所が出てくるとうれしくなり、知らない場所があれば驚き、次の旅の計画を今すぐにでも立てたくなる、ワクワク必至の旅行本です。美しい絶景の写真集としてはもちろん、目的地までの交通手段や予算、モデルコースなどの情報も網羅され、ガイドブックとしても便利な一冊。世界編も出版されていて、シリーズで楽しめます。

幸運を呼ぶという青いスーツケースが主人公たちの間を巡っていく9つの旅の物語。生きている限り誰もが抱えている後悔や悲しみ、やりきれない思いなどが、青いスーツケースが運んでくる小さな奇跡によって、そっと洗い流されていきます。旅の移動の合間に1話ずつ読めて爽やかな読後感を残す、旅のお供に最適な大人のメルヘンです。

ソロ活とは、ひとり時間を楽しむ自立した単独行動。ソロ活の多彩な魅力を説く本書を読めば、独身女性だけでなく既婚女性にとっても「自分だけの時間」を確保して楽しむことは、相手に依存せず自分らしさを保ちながら健全な関係を築くために大切であるとわかります。ソロ活の最高峰と言ってもいいひとり旅を、さらに盛り上げてくれる一冊です。