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いろんな「家族」があっていい!瀬尾まいこのオススメ小説
作家・瀬尾まいこの小説には、バッドエンドがありません。血のつながらない親子も一風変わった家族も、社会が押しつける「普通」をはねのけ、明るく生きています。どんな境遇でも、どんなにつらいことが起きても、読めば元気をもらい、物語の温かい世界観が私たちを癒してくれます。時代や場所を選ばず読み継がれる、瀬尾まいこのオススメ小説をそろえました。
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卵の緒
瀬尾 まいこ(著)
表題作は、小学4年生の育生の「僕は捨て子だ」という独白で始まる著者のデビュー作。母が語る出生の秘密を知り、育生は親子の証がへその緒のつながりではないと理解します。「7’s blood」は、2人きりで暮らす異母姉弟・七子と七生の物語。著者が描き出す家族の姿には、血のつながりがすべてではないと感じさせられます。
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幼いころから要領がいい兄と豪傑でがさつな弟は、大阪の中華料理店の跡取り兄弟。兄は家も町も嫌いで高校卒業後さっさと上京し、弟は将来の見通しもなく実家の店を手伝います。2人の淡い恋、友達との日々。東京と大阪で自分と家族に向き合った兄弟が決断した将来とは?大阪のノリ全開、ユーモアたっぷりの青春小説です。
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17年間で4度も名字が変わった高校生の優子。現在は義理の父親・森宮さんと2人で暮らしています。血はつながらなくとも、どの親も優子に深い愛情を注ぎ、彼女は不幸ではありませんでした。彼女自身が家族を持つとき、家族の愛のリレーは続きます。家族の条件は血縁ではなく互いを大切に思うこと、ただそれだけだと実感するはずです。
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