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編集工学の提唱者、知の巨人・松岡正剛の思考に迫る本
松岡正剛(1944-2024)は、編集工学を提唱し、「生涯一編集者」をモットーに、思考し続けた知の巨人です。20代で創刊した雑誌「遊」を皮切りに、読書記サイト「千夜千冊」、イシス編集学校など、2024年8月に逝去するまで、多くの著述活動と後進の育成にも取り組みました。「編集工学とは?」「知とは?」そんな松岡正剛の思考を迫る本をそろえました。
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松岡正剛の根幹には、編集工学の考え方があります。『情報は、ひとりでいられない。』の言葉が象徴するように、編集工学では、情報を関連づける技法を提唱します。本書は、まったく異なる分野の情報が相互につながることで、新たな見方が生まれる愉悦を説いています。松岡氏が唱えた編集工学とは何かを知り、実践したい方は必読です。
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松岡正剛のライフワークは「千夜千冊」でした。毎夜1冊を取り上げ、その読書体験を語るウェブ連載は、更新頻度を変えながらも2000年から亡くなる直前の2024年7月まで続きました。本書はそこで取り上げた本をテーマごとに再編集したものです。有機的な読書に取り組んだ松岡氏の生きざまに触れられます。
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1998年から6年間、帝塚山学院大学で教壇に立った松岡正剛。本書は、大学1年生向けに行なった「人間と文化」の講義録をもとに人間文化を語っています。全盲の叔父から受けた影響、文明と文化の違い、宗教、神話、など自伝的内容を含めて、多岐な話題で人間文化に迫ります。語りが再現され、講義を追体験できる一冊です。
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本書は、日本を考える全8講の特別塾「連塾」の活動記録全3巻の最終巻で、日本の近現代史を再考しています。「フラジャイル」とは「壊れやすい、はかない」の意味のフランス語で、著者は「弱さ」を表現する文脈でよく用いました。「フラジャイルな闘い」とは何か、本書を読むことが日本の未来を考える糸口になるでしょう。
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