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みんなのレビュー50件

みんなの評価4.3

評価内訳

50 件中 1 件~ 15 件を表示

多くの人に読んでほしい

2022/02/17 15:16

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

今ではあまり知る人もいない、特殊慰安施設協会(RAA)が題材。主人公の少女が、日本の敗戦に向き合う物語だ。
終戦の日のわずか3日後、当時の内務省は、求められてもいないのに、占領軍向け慰安施設を設けるよう各府県へ指令した。「一般婦女子を守るために同族女性をもって防波堤とする方策」という、いわゆる「性の防波堤論」である。
実際に「女事務員募集」などと集められた女性が米兵らの性処理をさせられたようだ。だが実際、「防波堤」にはならず、何より「防波堤」とされた人のことを考えると胸が苦しくなる。
そんなつらい史実を、小説の形で、決して感情的になることなく、その時代の少女の目を通して淡々と描いている。
文化庁芸術選奨大臣賞も受けた良作。多くの人に読み継がれてほしい。

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戦後も闘いを強いられる女性たち

2019/01/06 11:21

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る

乃南アサさんと言えばサスペンスというイメージでしたが、
この本は少し毛色が違っていました。
でもそこはやはり乃南さん 読み進めるうちに次々衝撃を受けるのは同じでした。
自分の知識の少なさも手伝って愕然とさせられることが満載。
パンパンやオンリーという単語は一応知っているつもりでしたが
RAAという組織の名前も、どれくらいの女性が集められたかも、
たった7ヶ月で解散したことも・・・ 初めて知りました。

男が勝手に始めた戦争の後始末をなんで女性に押し付けるのか・・・

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RAAという組織を初めて知った

2020/09/21 21:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

作品の中に出てくるRAAという組織は日本語で言うと「特殊慰安施設協会」といって、要するに米兵向けの慰安婦の組織で実在の組織らしい。でもそういった組織があったことなんか今まで誰も教えてくれなかった。もちろん、戦時中に日本が南方で従軍慰安婦に売春行為をさせていたことは許されないことだが、米軍だって・・・ということなのだが声高には政治家や官僚は誰も発言してくれない。登場人物の中で、初めから気になっていた母親が芸者をしているおませな勝子ちゃんが不幸になっていくのが耐えられない、彼女に幸せな将来があることを願うばかりだ

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何度読み返してもすごい小説

2025/04/03 16:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

どんなに新しい本が出版されても、自分の中の「すごい本ベスト5」に入る一冊。
今でこそ広く知られるようになった敗戦後の日本の暗部「RAA」の史実に、乃南アサさんが正面から向き合った長編フィクション。
14歳の少女の視点から、戦争や国家の構造的暴力を浮き彫りにする。
弱い者が犠牲になるつらい現実が描かれているが、タイトル通り、「水曜日の凱歌」ともいえるラストは勇気もくれる。
「変わらなきゃ」
それは過去の教訓を忘れてしまうことではなく、負の歴史を忘れることなく、私たちを脅かすものに抗い、立ち上がること、声を上げること、負けないこと。

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知られざる戦中・戦後の女性たち

2022/07/24 07:47

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

女性たちが第二次世界大戦中とその後をどうやって生き延びたかを題材にした小説。会社社長夫人として夫に頼り切っていた母親が5人中4人の子を失って(1人は戦地から帰ってきておらず生死不明の状態)、夫の親友やアメリカ軍の将校の愛人となって、たった1人残った娘を守りつつ逞しく道を切り開いて生きていく様子と、それを目の当たりにする娘の複雑な心境が描かれていました。パンパンと呼ばれる女性がいたことは知っていましたが、国の方針でアメリカ軍の接待をさせるための女性を集めて奉仕させていたとは知りませんでした。読んでいて楽しくはないですが、私たち戦争を知らない世代の人間は一読しておくべき本だと思いました。

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母の生き方を責められるか

2022/09/15 21:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

戦前戦後の日本の変わりようを、徹底して女性の側から描いている。エライさんや軍人といった男たちが、鬼畜米英のスローガンを振りかざして戦争を始め、女性のあらゆる楽しみを、住まいを、家族までも奪う。戦争に敗れると、男たちはアメリカに媚びを売って、日本女性を守るためと称してRAAという組織を立ち上げ、多くの女性が犠牲になる。この男どもの身勝手ぶりを、少女の視点から描くのが新鮮。社長の奥様だった主人公の母が、初めは親戚の男性を、そして進駐軍の将校を頼りながら、RAAにかかわり、新たな人生を切り開いていく。「凱歌」というには重苦しい母の生き方だが、戦後の日本の歩みにも重なる。誰が責められようか。

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2018/08/26 12:15

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2019/01/04 17:58

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2019/02/17 21:08

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2018/10/03 20:58

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2019/03/10 23:46

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2018/08/27 12:40

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2018/09/11 10:47

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2019/01/05 00:04

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2018/10/29 16:32

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