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英語上級者を自負するあなたゑ
2023/03/17 04:58
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
TOEICなら900点以上をとっている、
ペーパーバックなら曲がりなりにも辞書なしで読める、
という方にオススメ。
今まで似通った意味をもつものとして、
頭の中で一つの箱の中に
無造作に放りこんであった英単語達の、
色合いや肌触りの違いが感じられるようになり、
更にヮそれらの使い分け方にも理解が及ぶ筈です。
古典的名著
2020/01/26 02:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る
名著です。同時に古典的です。そういう「古典的名著」の価値が分かる人ならば、そういうものとして書棚に置いておいてぱらぱらめくれば、めくるたびに新たな知見が得られるでしょうが、単に「名著」という評判だけを聞いて実用的な本を求める人には、残念ながら、向かないと思います。
自分がこの本を使えるかどうかを判断するには、340~342ページのstandardとcriterionの解説を見てみることをお勧めします。偶然ですがまさにこの項が「基準」となる一冊です。例文も含め、この項目が理解できれば、この本は書棚に常備しておいて損にはならないでしょう。
ただし、約40年前の本ですから(オリジナルが出たのは1979年。文庫での再刊は2003年)、今の社会の中でのことばの実態・リアルさとはずれてしまっているところもあります。40年前のさまざまな言葉の語感を知らない若い世代の方には、あまり向かないかもしれません。例えば「エキサイトした新聞記者」のような、今は廃れてしまったような言葉遣いがなされている箇所があります(全体から見ればごくごくわずかですが)。
それでもなお、そういった移ろいにかかわらず確固としてぶれずにいる部分もことばには多くあります。例えばidleとlazyの違いの簡明な解説(200~201ページ)がその一例で、これは一度読んだらしっかりと頭に入るようなスッキリした解説です。他方でpowerとstrengthの違い(276~278ページ)は、年月を経て読者の側の知識が増えたころに再度読み直すと、さらに知見を広げることができる深い解説です。
この本で引用されている英文と解説を見て、「これが書かれた当時はこうだったのかもしれないが、今はどうなのだろう」と思ったら、インターネットで調べればよいでしょう。最所フミさんの時代は得られなかったような道具とリソースを、私たちは日常的に手にしているのですから。
電子版も出ており、紙版より安く買えるようですが、この本はまず紙版を入手して、「ぱらぱらとめくってみる」、「通読してみる」という使い方をした後で、必要なら検索自在な電子版を買うようにしたほうがよいでしょう。最初から電子では、この本の長所は引き出しづらいし、何よりユーザーとして使いづらいのではないかと思います。
英語における類義語、同義語、反意語が正しく使えるようになるように明確に教示してくれる使える一冊です!
2020/04/15 08:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、表題になりますように、類義語や同義語、反意語の正しい使い方をすrために役立つ英語辞典です。私たちは日本人にとっては、それぞれの英語の単語がもつ奥深い意味についてはなかなか理解しずらい点です。しかし、英語を書く時、そういうことを知らずに、間違った英単語を使ってしまうと思わぬ失態を演じてしまうこともあります。同書には、「mistake」と「error」のような、意味がほとんど同じでどちらを使っても大した違いのないもの、「doubt」と「suspect」のような、使い方をまちがえるとコミュニケーションに重大な齟齬を来たすもの、「fortunate」と「happy」のような、漠然と類義語だと信じられているがその実、異質な言葉、などが明確に示されており、非常に役立つ一冊です!
大学の三流研究者は氏のプロ根性を見習うべきである!!
2005/09/10 21:10
9人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は大阪府生まれ(1908−90年)。津田英学塾(現津田塾大学),ミシガン大学(英文科),同大大学院卒業。NHK(国際局)でニュース・解説原稿を作成(34−45年),朝日新聞社や外務省渉外部嘱託(アルバイト)を経て,日本リーダーズダイジェスト社編集局に勤める傍ら(47−70年),JAPAN TIMES社に映画週間評論を寄稿(48−74年,「終戦後,最初の日本人の英語コラムニスト」(17頁))。著作は多い。斯界の人気ライターというべきか。本書は研究社刊(初版79年)の増訂本(84年)が文庫化されたもの(03年)。ということは,著者が71歳のときの初版で,増訂を76歳のときにやったことになる。凄い! 大学の三流研究者は氏のプロ根性を見習うべきである!! 解説は加島祥造(英米文学者,詩人,画家)。
私に類義語辞典の標準はないし,現在の職ではそれほど世話になるとも思えないが,最初,「最所フミ」さんを,初めて買った和英辞典=小学館刊『プログレッシブ和英中辞典』の「高野フミ」さんと勘違いして,本書を購入するという体たらくだった。
さすが津田塾卒,丹念な語義分析は素人の論評できる水準ではないが,私はプロの英語屋ではないので,本書のお世話になろうと思う。でも,「まえがき」「今回の増補版を前にして」にある日本語も,さすが津田梅子の学派,ちぃとおかしい(というべきか手馴れた日本語という印象に乏しい)。かなりの数の例文も仕事場(映画評論)からくすねてきており,「もともと本書は,私が個人的な必要にかられて作成したプライベートなメモから出発した」蒙古班から自由ではない。ま,限界を指摘してるからといって,大学研究者じゃないんだし,英語の資料としては嘘じゃないんだから,悦に入ってるわけではありません。(742字)
1908年生まれの著者による「唯一無二の伝説的辞典」はいま読んでも本当にすごい
2020/01/15 15:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好評の『日英語表現辞典』に続き、皆様の「どうしても読みたい!」という声に背中を押されて、最所フミ編著『英語類義語活用辞典』復刊!唯一無二の「伝説的辞典」。類義語・同意語・反意語の正しい使い分けが、豊富な例文から理解できる定評ある辞典。唯一無二の「伝説的辞典」といわれる所以を、ぜひじっくりと味わってほしい。ぱらぱらと読んでいるだけでもとても面白い。思わぬ誤解や失礼をしないための使用例が、卓越した日本語と英語の語感をもつ著者により解説される。英語をより深く知り、使いこなすための書。同じような意味の単語…どっちを使うのが正しいの?英語を話す人・書く人は迷うことが多いはず!この本で英語の語感をつかみましょう。
むしろ読み物として面白い本
2018/12/24 17:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人にとって使い分けが難しい、似た意味の英単語のニュアンスや使用場面の違いを、蘊蓄のある文章で解説されています。ただ、たまに解説の日本語が難しいと感じるところがあります。
辞典ですが、単語を網羅しているわけではありませんので、むしろ英語を題材にした読み物として面白い本だと思います。
今も通用するのかどうかが判然としない
2004/11/27 11:52
10人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の最所フミ氏は1908年生まれ。この本は1984年、著者が76歳の時の著書が底本になっています。英語の学習本が今ほど巷に溢れる時代ではないころに著者が多読と内省の末に英語の類義語をこれだけ緻密に「腑分け」して、読み物としても楽しめる辞典へと編み上げたことに驚嘆を禁じえません。
しかし著者が鬼籍に入って既に14年の歳月がたっており、この本が20年近い時間を経た後に加筆修正されることなく復刻されたということをどう解釈するかでこの本の評価が分かれると思います。
言葉というのは生き物です。時代を経るにつれてその意味が刻々と変化することもまれではありません。この本ではrogueという言葉を「愛嬌じみた『わるもの』の意に今では多く用いられる」と説明していますが、ブッシュ政権が「ならず者国家」(a rogue state)と名指しする北朝鮮も「愛嬌じみた悪者」という意味合いをもっていると果たして言い切れるのでしょうか。
さらにいえば、この本には「探偵小説」「探訪記事」「オートメ」「ナウな」といった、今や古色蒼然とした感のある日本語が散見され、日本語すらこの20年で確かに変化を遂げたことが見て取れます。
こうしたことを総合して考えると、この本に書かれている英語類義語に関する説明が依然として100%色あせることなく21世紀初頭にも通用するのかどうか、ネイティブではない私には判断ができません。その判断ができないからこそ、自信と責任を持って他の人に勧めることもまたできないというのが私の偽らざる思いです。そのことに注意をひくために☆の数をひとつにしました。
出版社は以前の著書を手も加えずに復刻するのではなく、同じテーマについて今改めて書き下ろすことが出来る別の著者を発掘することにこそ労力を払うべきだったのではないでしょうか。
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