サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

  • 販売終了

スモールワールズ みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書 第9回静岡書店大賞小説部門 受賞作品 第43回吉川英治文学新人賞 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー764件

みんなの評価4.1

評価内訳

764 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

自分の周りの世界に囚われた人たちを描く短編集

2023/11/11 20:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初と最後の話だけ繋がっていると思う。

こころに重いものを抱えるひと、
自分の周囲の世界が判断基準になっている。
だから、視野も狭くなり、その中では生きるのも苦しい。
その中で、どう生きていくかを見極め、決めることができるのは自分だけ。
苦しさをどうにか変化させるべく自分で行動を起こすこともできるし、すべてを受け入れて今のままで生きていくこともできる。
どれが正しく、どれが誤りとかではなく、自分で考えて選んで決めたのなら、それもありなのかと思う、そういうお話たち。
そこへ至る過程に、もやっとしたり、涙が出たり、じんわり温かい気持ちになったり…、ひとのいろいろな感情を知っていて、それを平易な言葉でありながら、しみる言葉に紡いでいくことのうまい作家さんなのだと思った。

透徹したテーマがありながら、いずれも毛色の違う話で、深い人に対する洞察を感じさせる。
じっくり味わいたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

小さな世界の集合体

2023/01/10 18:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mii - この投稿者のレビュー一覧を見る

家族がテーマの短編集。どの話にも毒があり読み終わりはもやっとする。
少しずつですが各話に繋がりや関わりがあり、特に最後の「式日」を読んだ後は
一番初めの「ネオンテトラ」を読み返したくなります。
「式日」の2人の会話の流れがとても好きなのですが、やっぱり色々と悲しくなってしまう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

連作短編集

2022/10/11 10:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

連作短編集である。一見一話一話が独立しているように見えるが実はつながっていたのだな。細やかな心情の揺らめきを丹念な筆致で描き出している。私はどちらかといえばこのようなタイプの作風は好きではないのだが、いくらかユーモアを含んだ編もあり、それなりに楽しんで読むことができた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

家族=小さな世界の集合体

2022/08/21 22:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かたいパン - この投稿者のレビュー一覧を見る

家族がテーマの短編集。
読み手によっては、好き嫌いが分かれるであろう問題作かもしれません。
が、迷っている方にはぜひ手に取っていただき、最初の数ページだけでも体感してから、判断して欲しいです。

日常にひそむ「生々しい暴力」を簡潔な描写で表現されており、「ネオンテトラ」を読んでいる際、向田邦子さんのようなドライな恐ろしさを想起しました。

まさか最終話で彼女の名前が出てくるとは予想もしていませんでしたが、読後に「ネオンテトラ」を再読したくなる仕掛けも含め、脚本的な面白さを感じました。

短編集でありつつも繋がりを感じる構成と、タイトルの「スモールワールズ」に「家族=小さな世界の集合体」というメッセージが込められている気がしました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

2022/05/29 22:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わると、なんというか嫌な感じ……あえていうならば、毒、を感じるものばかりでした。好きな人はこういうカタチの小説を読むのでしょうかー。自分は、ちょっとね……。スミマセン

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ラノベ

2022/05/25 01:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

夫婦、父子、母子、家族、友達……様々な小さな世界を描く短編6作は、まさに表題通り。だが、どれも薄っぺらで感動に欠けるのは筆力が足りないからか。吉川英治文学賞の新人賞というが、少々、お粗末ではないか。文学そのものの質が低下しているのだろう。本屋大賞3位は分かるけどネ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

詰め合わせ

2022/04/29 19:45

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読みたい読まなきゃと思いながら、なんでかずっと積ん読。すぐに読んどけばよかった…おもしろかったです。
小さな世界達は風味の違う「理不尽、不条理、エゴ」な状況にあるのに、読後はイヤな感じは残らなかった。

「魔王の帰還」好きです。登場人物や表現の軽快さで笑っちゃうけど、菜々子は母親、鉄二は友達、そして真央は夫「勇」に気持ちで負けてる。そこからどうするか。魔王の実家に戻った帰還、勇と共にいるための帰還。やっぱり好きです。
「ピクニック」はその視点っ、と驚き。
「式日」は題名から勝手に、ハレの日、最後の話ってことで明るいのかなと思ってました。確かにハレの日。
「花うた」数日後になんかジワジワ~と、二人の事にも、兄にも。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

なるほどねー

2022/02/13 15:23

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

たぶん評価高いんだろうなと思ったら、やっぱり。
社会派ってことになるのかな。
でも、どの作品も、他の作家さんに似た感じ。
目新しさはない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

短編集

2021/12/21 23:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

1つ1つのストーリーは短いですが、次のストーリーに続いていく形を取っていますね。
「愛を適量」だけは、雑誌掲載時に読みました。 
やはり、「花うた」が一番印象に残りました。ラストの展開に驚き、ああ、これで救われるのかな?と、なんとも言えない気持ちになりました。
「ネオンテトラ」の主人公の様な女性は好きじゃ無いので、これだけは、楽しめなかったかな?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ワールド

2021/11/06 10:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

スモールワールズというタイトルからは考えられないくらい多くのことを感じました。短編集ですが、一つひとつの話が大きな流れの様なメッセージを感じました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

短編集だが

2021/10/20 01:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれが連作のような続き方で始まります。後味のいいもの、悪いもの、さまざま……。中でも「魔王の帰還」は、自分はいいと思いましたが、逆の感想の方もありそう。むしろ……「愛を適量」もそうかな、これって……

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

街の灯り

2021/08/13 09:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

6話の短篇集
どの話も毒があって不安な気持ちを感じながら読んでいると、ラストいい話でホッとさせられるものもあった。
しかし「ネオンテトラ」だけは読みたくなかった。
何が言いたい?何を伝えたい?こんな物語を読んで、どう感じたらいい?

被害者遺族の新堂深雪と犯罪者の向井秋生の手紙のやり取りで物語が進む「花うた」は秀逸。
兄を殺された深雪の憎しみ、寂しさ、秋生への気持ちと秋生の生い立ち、秋生の気持ち、反省が素直に書かれていて、ラストの展開も見事。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

確かな描写力

2021/08/10 18:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る

新聞の書評を見て読みたいと思っていたら、いつの間にか直木賞候補作となっていました。初めて読む作家さんですが、確かな描写力に裏打ちされたストーリーは一つ一つ手触りが違う味わいとなっています。連作短編なので、緩やかに環となってつながるのですが、一つ一つの物語だけでも十分に楽しめる内容です。特に気に入ったのは、「魔王の帰還」と「愛を適量」です。ストーリーもほっとするような温かなものとヒヤリとした感触のものがあり、そのいずれもしっかりとした造りになっています。今後の作品も楽しみです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

圧倒的な読みやすさ

2021/07/06 13:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルフラン - この投稿者のレビュー一覧を見る

すぐに読み終わってしまった。短編とはいえ、全然違う世界観を行ったり来たりしたので、とても得した気分になった。
「どの作品が好き?」と聞かれたら、「ネオンテトラ」と答えるだろう。ヒロインがどうしようもない倦怠感を振り払って、彼女のものさしでは最高の幸福を手に入れた手腕に拍手を送りたい。
いずれの作品も善ではないが悪でもない。
幸せな人生を手に入れるためには、正しい事ばかりは言ってられない現実がちりばめられていて興味深かった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

どの世界にも毒がある

2021/06/30 22:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

どの世界にも毒がある。
自分と、その周りの何人かの小さな世界であっても、
キッチリ毒が混入されている。
そのことに畏れおののくと同時に、
ちょっとだけ安心する。

6編のショートショートの中で、
花うたという作品が一番心に残りました。
涙なくしては読めませんでした。
ピースをなくさないようにすること、
なくしたかけらを埋め合わせることの意味を
ずっと考えています。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

764 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。