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人の死に向き合う
2024/02/10 18:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高い技術を持ち、将来を嘱望されていた医師が、妹の忘れ形見を養育するために野に下り、そこで人の死と幸せに真摯に向き合う姿が感動的に描かれています。
医療小説としては一番好きかも。
ミステリー性とか全然ないくて、淡々と現場に向き合い、患者のことを考え、悩みつつも自分の良心に従う姿が美しい。
スピノザの哲学に触発された医療者
2024/02/07 10:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
医療を正面からではないが、まじめに思いを込めて描きあげている物語。医療技術や診断主義の巧みさだけに目を向けることなく、医療者が持つ哲学的な心持を著者は大切にしている。スピノザに心を惹かれている優秀な内視鏡医が、看取りを控えた老人や難治療患者のいる市中病院で働く日々を、主人公の持つ遠くを見ながらも温かく支える姿を描く。暗闇で凍える隣人に、外套をかけてあげることが医療者の役割だと思っているのかも。難しい病気を治すことではなく、治らない病気にどうやって付き合っていくかを考えなくてはいけない、私たちは。
医療の力は、本当にわずかなもの。人間はどうしようない儚い生き物で、世界はどこまでも無慈悲で冷酷。けれど、だからと言って無力感にとらわれてもいけない。努力しなければ。
科学者で哲学家
2023/11/17 10:42
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
人を見ない医者か。
大学病院には多いのかもね。
医療系の作品を読んでると、ホント、大学病院っておかしいって思う。
なんでそんな体制が残ってるの?って。
治すだけでなく人と向き合う医療
2025/02/08 17:23
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えてまず思ったことは、マチ先生かっこいい!である。最高の技術を持っていることを鼻にかけず、患者さんたちと真摯に向き合う。終末期医療について真剣に考える。医師が、場合によってはどこの医療機関でも医療行為ができたらいいのにと思う。
続巻が待ち遠しい
2025/01/25 22:57
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投稿者:あびしぃにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都の街並みと魅力的な和菓子と研修医…。今後の展開が気になって、シリーズ化を期待してしまいます。頑張らなくていい、でも急がなくていい。治る見込みのない患者への言葉に胸を打たれました。
夏川先生らしい本
2024/10/10 20:33
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投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
神さまのカルテを書かれた夏川先生の本です。
夏川先生の本は好きで、以前から読んでいるのですが、やはりひとりひとりの医師が生き生きとしていてリアルだからです。
みんな真摯に患者さんに向き合っていて、かっこいい! 医師になってから医師としての苦悩も理解できるようになりました。
最後にまたホロリ
2024/06/26 11:17
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投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
医療の技術は日進月歩ですが、最後は人と人との心の繋がりと言う事をまた改めて感じました。
「先生ありがとう」私も最後は穏やかに静かに逝きたいと願います。
それまでは周りに迷惑をかけないように精一杯日々生きたいと思います。
この本に出会えて「ありがとうございます」
本屋大賞を逃したけど読み応え十分
2024/04/26 08:14
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投稿者:Toshi - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の個性が魅力的で、苗字がお酒の銘柄ということも隠れた魅力。同僚の医師以上に患者や甥の言葉が珠玉で、涙を誘う。
落ち着いた目線
2025/04/17 19:15
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞ノミネート。
ドラマか映画を観ているかのよう。映像化するなら、できるだけ淡々と、何も起きていないかのように描いてほしい。人の臨終や手術シーンを過剰に演出していないのがとても良かったから。
シリーズ化できそうな登場人物たちでした。
終末医療について
2024/06/09 16:33
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
終末医療について考えさせられる一冊。
周りに迷惑をかけないように逝きたいけれど、
単に治療を拒否すればいいってもんじゃない、
大変なんだな、と。
矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅が
何気に一番心に刻まれました。
読んでいて安心する本
2024/05/15 20:16
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投稿者:ジャッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏川草介さんのどの本にも当てはまるが、この本もやはり登場人物が誰しも魅力的。読んでいると、頼もしい気持ちになる。
こんな風に、医療と人間の暮らしを織り交ぜて、丁寧に人の生と死を考えていく人がいるのなら、なんか良い世界だなあと思ってしまう。
医療のことも哲学もよく分からないけれど、満ち満ちた生命力とユーモアに溢れていて、読んでいて安心する本の一つになった。
雄町ドクター
2023/12/13 23:49
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつては大学病院で数々の難手術を成功させ将来を嘱望されていたけれども、今では、京都の地域病院の内科医になっているドクター。そして……という物語。さすが、作者が、現職のドクターだけありますね、説得力ありますね