教場 みんなのレビュー
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高い評価の役に立ったレビュー
怖い!
投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々と進んでいく物語の中にひやっとする冷酷さがある。終始怖さはあるものの、その根の部分には思いやりが感じられた。恐ろしい気もするが、こんな上司の下で働いたらさぞ緊張感のある職場になる事でしょう。
低い評価の役に立ったレビュー
電子書籍教場 お試し特別版
2016/12/05 21:49
お試し版です
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コルダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すこし前に、BSのドラマをちらっと見てからずっと気になっていました。気に入れば本編を購入したいと思います。
紙の本教場 1
2019/07/27 15:02
警察学校でなくても
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
特に感動も何もない。警察学校でなくてもよいのではないか。
2020/01/15 13:14
警察学校が舞台の方がよかったのに
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察学校を舞台にしたミステリー『教場』シリーズの第3弾。
今回は主人公・風間が警察学校の教官になる前の話で、新人刑事をOJTで指導するという設定。
期待して読み始めたが、うーん、前2作と比較すると、普通の刑事ものになってしまった感じが否めない。
やはりこのシリーズは、警察学校という閉鎖された空間での出来事が面白いのだと思う。
今度、キムタクでドラマ化されるとのことだが、ミスキャストの匂いがぷんぷんする(風間独特の威厳がなさそう)。
私のイメージでは、(ちょっと歳は上になるが)佐藤浩市かなあ。
追記:
ドラマを見た。
なかなかどうして、キムタクの風間教官が結構良くて驚いた(ミスキャストと言ってすみません)。
2021/09/05 00:54
風変わりな警察小説
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公・風間公親は、T県警察本部の刑事部に所属する警部補。逮捕して刑務所に送った犯人に出所後、逆恨みで右目を指され碧眼ながら、刑事としての力量は極めて優秀。ただし、自ら捜査するよりも、若手の刑事を厳しく指導し一人前に育てあげる。刑事指導官たる所以だが「この犯人を落とせないなら警察学校からやり直せ」が口癖。本作は風間を中心に若手刑事が絡む形の6作。連作短編といっていい構成だが、少々、出来不出来がある。作品によっては先が読めてしまうのだ。人気シリーズだが、その分、過去に比べマイナス面も大きい。刑事指導官という風変わりなシチュエイションは買うのだが……。
電子書籍教場 お試し特別版
2021/02/11 19:11
警察学校
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当にこんな感じなんでしょうか……。なんか……閉塞的だし、保守的だし……。私的には、後のお話は、納得行くのですが、始めのお話は……。まぁこれは、読み手によりけりでしょうけど……。
紙の本教場 1
2018/08/14 17:40
よく出来た小説だけど、なんか嫌だった
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
6話からなる連作短編集。
よく出来ていると思いました。
フィクションと当然分かってはいますが、
こんな教えを受けた人間が警察官として権力を振るうのを犯罪者だけに限定してくれれば良いけれど、
一般市民にも往々にして振るうような気がしてしかたなかったです。
軍隊式というか運動部的というか、
単純にパワハラや暴力でしかないものを厳しい過酷な訓練のうちであり、
それを通して人が成長して行くみたいに
肯定的に描いているのが気持ち悪かったなぁ。
小説としてよく出来ているけれども
私の中の本能的な部分で嫌悪感を催すものがありました。
紙の本教場 1
2016/09/13 07:30
警察官になるとは
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投稿者:nazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察小説は少し苦手意識があったのですが、この作品はかなり話題になっていたので読んでみましたが、すんなり読めました。とにかく風間教官がすごい。
紙の本教場 1
2016/06/19 18:00
ある意味、モダンホラーでもある
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察学校が舞台の作品ということで、何年か前に放送していた佐藤浩市主演の連続ドラマのことを思い出したのですが、かなり似て非なる内容でした。
実際には警察学校は取材拒否が原則だそうなので、あくまで“警察学校”という舞台を借りただけで、「閉鎖空間に閉じ込められ、理不尽と感じる規則に縛りつけられていると感じている人間は、歪みを持つ者はどんどんひどくなり、それでもあえて乗り越えられる者もいる」というシミュレーション成長小説のように感じてしまいました。
だから生徒たち(立場は巡査だけど)の素質を見抜き、暖かくも厳しい指導をする謎の教官・風間以外の教官たちは類型的(というか没個性的というか)にしか描かれず、風間の奇妙な指導についてこられた者たちだけが成長していく(それ以外は自分の弱さからくるノイローゼになり、学校を去っていく)。
だから前半は大変後味が悪く、後半になるにつれて内容がちょっとずつ明るくなっていくのをアンバランスととらえるか、ミステリというより成長物語ととらえるかによって読む人の印象や評価はガラッと変わってしまうかもしれません。 連作なれど短編独特の切れ味があり、私は結構面白く読めました。 会社の行き帰りの電車で数日しかかからなかったし。
このような構図は多分、ここで描かれた警察学校だけではなく、規則の厳しい全寮制の学校とか、いわゆるブラック企業的職場とか、自分の思考までも閉ざされる“閉鎖空間”ならばどこでも起きることでは、と思わされる。 私は競争とかとにかく好きじゃないので、とりあえず関わりたくありません。
でもその昔、刑事ドラマに憧れて「刑事か鑑識になりた~い」と思っていた時期もあったんですよね・・・(その頃は捜査一課と二課の違いもわかってなかったです)。 のちに、たとえキャリアで合格しても警察学校には行かなければならない(柔道やらをマスターしなければならない)と聞いてあっさり断念しました。 その選択は間違ってなかったです。
電子書籍教場
2016/01/18 07:30
教場レビュー
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:OpaQ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人一人の訓練生が、日々葛藤して自分の本心や行為を隠しても、最後は教官に指摘され救われていく姿を目の当たりにして、気持ちを込める大事を教わった気がします。
電子書籍教場0 刑事指導官・風間公親
2020/03/01 08:50
現場の風間教官
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投稿者:よっし~。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの嫌み?炸裂の現場の風間公親。それぞれの章で、それぞれの刑事3~4か月の新米に頭を使わせる技が凄い。必ず伏線を残したり、疑問となる謎の言葉でヒントを匂わせる、それが相変わらず利にかなっている。
でも、とうとうあの事件が、その時の指導刑事が・・・。ようやくつながって納得するやら、悔しいやら。とにかく、発行順読むべし。風間刑事は、やっぱりキムタク。
紙の本教場 2
2020/02/13 23:44
次の巻の文庫化待ち
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待を裏切らない面白さ。警察小説で人に勧めるとしたら断トツで教場。ドラマは見ていないが、教場→教場0→教場2の順で読み進めてきた。次は風間教場だが、まだ文庫は出ていないらしい。「敬慕」が特に好き。316ページのようにふっと優しいセリフをこぼしてくる風間教官に女子学生たちは惚れないのだろうかと疑問だったが、今回で疑問解消。研ぎ澄まされた刃を想像させる風間教官だが、その実誰よりも雛鳥の巣立ちを祈っている。それが節々に見えて、風間教官の人柄に惹かれてしまう。余談だが、ディスペンパックの名前は初めて知った。
紙の本教場 1
2020/02/01 19:00
ドキュメントとしての小説
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投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長岡弘樹の描く教室ドラマである。教室と言っても少年少女ではなく、職業訓練学校ともいえる警察学校での話である。大昔、大学で履修した教育工学という分野で、教授が盛んに企業における人材教育を強調していたのを思い出した。これは現在でも同じはずである。
主人公は警察学校の教官である風間である。その風間を中心として、いくつかの章に分かれている。対象となる研修生はその都度異なるが、後の章で再登場することもある。本書を読むと警察学校で半年や1年の長い期間にどのような内容を学ぶのかがよく理解できる。また、術科と呼ばれる実技として何を習得させるかが分かるのである。
もう一つはこの警察学校が一種の篩としての役割を担っていることが分かる。この学校を無事に修了すると、研修生たちは直ちに現場に配属される。現場は交番が多い。交番は警察の最前線で、何か事件でも起きれば直ちに現場の確認に出動しなければならない。その際、相手が武器を持っていればそれに立ち向かわなければならないわけである。
したがって、何が起きても現実に立ち向かう気概と実力が必要とされる。銃器の取り扱いもその中に含まれている。というわけで本書には私には初めて知ることが結構多かった。読書という趣味からいうと、しかしながら、小説と言うよりはドキュメントを見ているような気がする。たしかに、スタイルは小説風であるが、レポートに近いものがある。
したがって、小説のストーリーが面白いというよりは現実の姿を描いているということで、警察官の育成方法の一部を知ることができたということである。本書は現在、本屋に行けば平場に山積みにされている。ドラマ化のせいかもしれない。さらに、続編が2冊も発刊されている。話題性は十分にあるのだが、それほど引き付けるものはないのがエンターテイメント小説としての評価ではないか。
2019/11/26 18:09
ゼロの頃のが優しい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:そらみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
教官になる前の話。この頃のがまだ優しい。厳しいけれど、ヒントを沢山与えてくれる。学校だけれど、背筋がヒヤッとする程の怖さはなかった。短編でこれだけ面白いのは本当に魅力的。
紙の本風間教場
2023/04/23 17:24
脱落者を生まない
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察学校の教官として活躍は、警察活動とは別の意味での、厳しさを持っている。警察学校でふるい落とすことは容易であるが、生徒の個々の特性を早く、他とは異なる才能を評価して、脱落者を出さないという姿は、人を育てる現場では参考になる。
紙の本教場 1
2023/04/18 17:03
「教場」シリーズを読み始める
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
司法警察として、まず不要な人材、不適格な人材をはじき出すための篩である警察学校を、風間公親という特異な教官を、流れの本流に持ってきた物語。巡査としての公務員・社会人の立場、学校で教えられる学生としての立場が、じわじわと彼らを締め上げながら、警察組織のあり方を叩き込まれていく。映像もいいが、物語で読むのも、よい。