サラバ! みんなのレビュー
- 西加奈子
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サラバ! 上
2017/11/16 18:47
歩君はとってもいい子
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公歩は圷家の中で、唯一バランス感覚を持った常識人。母はミーイズム、父は寡黙なアスリートで、姉はエキセントリックなトラブルメーカー。こんな家族の中にいたら、空気を読んで目立たぬようによい子を演じるキャラになっていくのだろう。
しかし、上巻後半に登場した親友ヤコブとの交友から何やら、そんな読み方は表面をなぞっているだけの気配が。
とりあえず上巻だけ購入したのですが、続きが気になり下巻まで購入して一気読みしてしまいました。最後まで読んでみて、「そういうことだったんだね」
サラバ! 上
2020/05/22 14:30
元気が出る
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
西加奈子さんの文章の力強さ逞しさが存分に表れている。結構分厚い本かなと思っていたけれど、どんどん読めてしまう。続きもすぐ読みたくなること間違いなし。
サラバ! 上
2019/05/28 14:15
直木賞、本屋大賞を受賞した西加奈子氏の傑作です!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、直木賞と本屋大賞を受賞した西加奈子氏の傑作です。同書は文庫版では、上中下の三冊に分かれています。上巻では、父親の赴任先で先であるイランで生まれた歩と姉が、イラン革命で帰国を余儀なくされ、その後しばらく大阪で暮らしますが、姉はなかなか日本に溶け込めません。そんな折、父親の次なる赴任先としてエジプトに行くことになります。彼らはそこで、どんな生活を送ることになるのでしょうか。
サラバ! 下
2017/11/16 18:38
これが結末だったのか
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投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻でできた、主人公歩と姉貴子のイメージがここまで逆転下というのは大きな驚き。そのベースとなるのはこの言葉
あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない
『サラバ!』ってこんな話だったのか。
改めて上巻を読み直してみると、下巻でいきなり方向転換したわけではなかったことに気づかされました諦観とか諦念とか、そういうことだったんだね(ちょっとだけネタバレかも・・・)。話の流れが気になって下巻まで一気に読んでしまったのですが、もう一度のんびり読み返してみようと思いました。
サラバ! 下
2021/08/31 23:53
奥深い小説
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投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても奥深い小説でした。最初は、ちょっと難しかったですが、読み進めるうちにどんどん面白くなっていき、止まらなくなりました。
サラバ! 下
2019/05/28 14:25
歩と姉には、一体何が起こったのか?
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、西加奈子氏の傑作で直木賞と本屋大賞を受賞した作品です。文庫版は上中下3巻から構成されており、同巻はその最終巻です。これまで日本の学校に馴染めなかったり、新興宗教に惚れ込んだりしていた姉は、ある日、世界の放浪の旅に出ます。他方、弟の歩は30になった頃から、何事もうまくいかなくなってきていました。そんなある日、一通の手紙が届き、それは放浪中の姉からのものでした。文面には突然、帰国することが書かれ、みんなを驚かせます。果たして、帰国した姉と弟はどのように出会うのでしょうか!
サラバ! 中
2019/05/28 14:19
歩の家族はどうなっていくのか?直木賞・本屋大賞をとった文庫版2巻目です!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、文庫版の第2巻目です。両親の離婚によって家族がばらばらになってしまい、歩と姉は父親と離れ、帰国して母親の実家に暮らします。そこで、母親は頻繁に恋人をつくり、歩はサッカー部に打ち込み、姉は新興宗教団体にのめり込んでいきます。一体、この家族はどのようになっていくのでしょうか。読者ははらはらどきどきのストリーに目が離せません。
サラバ! 上
2019/01/17 22:56
西加奈子にはずれなし
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、もてていた主人公は30歳代に突入して仕事が激減したうえに剥げだした。かつて付き合っていた女性からは数段落ちる女を彼女にしていたがその女にも裏切られてしまう。まるっきり冴えない男が主人公だ。いつも男は「今の自分がぱっとしないのは周りの人間のせいなのだ」と母や姉を恨んでいる。とくに姉はかつてなるほど世間的に姉であることを公言することが恥ずかしい存在であったことは確かかもしれないが。紆余曲折をへて主人公は小説化をめざすことになるのだが、なんとか成功してほしい。30歳代後半にさしかかった彼を精一杯応援している結局何になりたかったのかわからずに50歳代後半を迎えようとしている私がいる
サラバ! 下
2017/12/16 22:42
生きているってサラバなこと!
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投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく生きているだけではもったいない。本当に強く感じました。私は自分で決めた、信じること、ってあるかなあ。そう考えると上巻では苦手と思った貴子ねえさんもすごく思える。しかし、サラバって便利な言葉ですね。今ならマジ卍が該当?明日から信じて生きよう。自信を持って生きよう。仕事で疲れていたので、パワー貰いました。ありがとう、サラバ!
サラバ! 下
2021/10/15 12:59
僕が歩き出す物語
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投稿者:くらひと - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕が生まれてから、イラン、大阪、エジプト、東京と過ごす人生と、個性的な家族との関わりをえがく。
幼稚園時代など、この描写いる?というくらい詳細に書いているところが多々あるが、最後まで読むと、僕の人生の物語として必要だったのだと思い直すことができた。
30歳以降の展開は中々読むのが辛かった。須玖や鴻上との再会や澄江の存在など、前を向けるポイントはいくつもあったけど、その瞬間には気づけずどんどん落ちていく。
復活のきっかけになるのはこれまで振り回されていた姉というのがよかった。姉を含め家族の不安定さが、それぞれまとまっていくラストが爽快だった。
矢田のおばちゃんが教祖のようになっていく様子は淡々としていて、リアルに感じて面白かった。
サラバ! 上
2020/03/20 18:02
はじめは
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投稿者:Hm - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みはじめは、少しわざとらしいなぁという印象でした。背景描写も長い。でも、読み進めるにつれて寝る時間も惜しんで読み耽っておりました。
良い意味でこのような内容の本は初めてでした。おすすめです。
サラバ! 上
2019/08/31 17:34
歩の人生
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歩の人生。思うこと、感じること、やること…全てに、作者の心が反映され、きちんと文章で綴ってある感じがしました。いい本に出会った気がしました。
サラバ! 下
2018/01/24 08:17
芥川賞的な読後感
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
30を過ぎた歩に襲いかかる突然の異変。
男なら誰しも身につまされる思いがするだろう。
そして、旧友・須玖やヤコブとの再開、姉との和解などを経て、徐々に立ち直っていく。
「時の流れ」という大きな怪物に「サラバ」と名付け、自分の足で歩み始めた歩にエールを送りたくなる最終巻だった。
直木賞受賞作だが、ある種、芥川賞的な読後感を味わった。
サラバ! 上
2018/01/01 16:03
左足からこの世に登場の歩
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
圷歩は、姉と両親の4人家族。父の赴任先イランで誕生。ほぼ直感のみで生きている母と、痩せている父と、「自分を見て!」の姉の貴子、この家族の中で、歩はだんだん周りの顔色を窺い目立たずに生きるすべを身に着けるようになる。美人の母と背が高く骨ばった切れ長の目の父。姉の貴子は、きれいなお母さんに似ず父に似た。「ご神木」というあだ名をつけられる。歩は背も高くハンサムに成長する。かわいくさせたい母に反発し続ける姉と、母の間でオロオロする父。対立する母と姉を静観する歩。そんな一家でも、平穏に穏やかな生活の時間があった。やがて、日本に戻り歩は幼稚園で、クレヨンの交換ごっこにはまる。姉は小学校に入学し、問題児となる。その後エジプトに転勤となり、一家はザマクレに移る。そこで歩はヤコブと出会う。そして日本に帰国が決まる。
この先の一家がどのようになるのか続きを急ぐ。ヤコブが肝か。
サラバ! 下
2021/03/15 09:07
長い旅の果てに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:替え玉無料 - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼は自分の信じるものを見つけることが出来るのか。どのようにして家族と、自分と向き合っていくのか。
胸が熱くなる展開に、あなたはページをめくる手を止めることはできないだろう。