八咫烏シリーズ みんなのレビュー
- 阿部智里
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紙の本追憶の烏
2024/04/25 05:26
金鳥の死
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
山内の将来の道を模索するために金鳥の命を受けて人間界に降りる事になった雪哉。人間界の様々な事に驚きながらも楽しむ姿に読んでいても微笑ましく楽しくなる。こういうところが作者の力量だと後から気付く。そんな時に突然 金鳥の惨殺が起こる。山内に呼び戻される雪哉は、犯人を見つける任務を遂行する。犯人の滝本の今までが綴られていく。久しぶりの烏シリーズ。登場人物や独特の背景の難しさから、購入を迷ったけれど、初巻から丁寧に物語の世界観を書いてくれていた作者のおかげで、読み出すとすぐに思い出して没頭してしまった。さすが阿部智里先生
紙の本望月の烏
2024/04/20 14:24
平安時代を振り返りたくなる
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投稿者:のぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『望月の烏』読了。
八咫烏シリーズ第2部も、もう満ち時。楽園で新しい扉が開かれてから、現実の世界線がちっとも進まなかったのは、作品の都合上仕方ない。『追憶~』で奈月彦の死の前後を描き、『~緑羽』で長束彦と路近の関係と二人の関係を作り上げた側近たちの姿をのぞかせた。そのたびに触れられる紫紺の髪を持った美女の存在。試験を受けて招陽宮に現れた女官がどのような魂胆で中枢に近づいたのか。雪斎公を助けとなりたい一心で、という彼女の本意は何か。彼女の存在を知り、形だけの金烏となった幼き凪彦がとる行動は。
2作目、3作目で含みを帯びていた雪斎を脅かすであろう女性。彼女視点になることはないが、明らかに彼女を取り巻いて進んでいく山内の新しい時代。桜花宮に四姫がそろい、雪斎の目論見のもとで進んでいく状況を例えての『望月』。明らかに藤原道長。舞台の参考にしたであろう平安時代の安寧をきれいに踏襲していて、期待通りの描写をしてくれたことにまず感謝。このハシゴを外さないでいてくれたのはありがたい。もし反対の描写があったとしたら、それはそれで面白いかもしれないが、史実に近しいことが小説の中で起きているからこその面白みというものがある。シリーズの度合い一部が始まった当初から期待していた流れでもあるので、振り返ってみれば長かったと思わざるを得ない。そして結びの雪斎のセリフよ!満ちているからこそ。完全に近いからこその未来への憂慮。これから先に起こることがどんなものになるか。悪いことことしか起きないに決まっているじゃない!思わず鼻で笑ってしまいそうになる展開からの、時系列開示。これでまだ『楽園~』よりも前の話なのだから頭を抱える。いったいいつになったら現実世界線に戻ってきてくれるのか。でも心のどこかで安心している私がいる。「きっと次こそ現実の先が語られる」そんな根拠のない確信があるからだ。
シリーズ刊行からすでに10年近く。第一部では1~4作目は普通に時系列通りに進み、5作目で突然過去の話が開示され、一気に現実と結び合った。そして第二部の1~4作目は前の時系列の語りが多い。第一部と対になっていると考えれば自ずと……。
次の発売はは早くて今年の秋。少しずれていることを考えると来年の冬以降だろう。私の脳内の山内が崩壊に進む前に、次の物語で山内の復興が語られるのを期待してもいいでしょうか?山内が復興するなんてことはないのかもしれないけれど。
紙の本望月の烏
2024/03/20 09:51
面白い
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
次世代の子供たちが中心に物語が回っていきます。単で登場していたあせび姫も絡んできて、続きが早く読みたいです。
紙の本烏百花 白百合の章
2023/10/21 16:11
待ってました!浮雲のお話。
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
(はるのとこやみ)
長編八咫烏シリーズの中で
何を隠そう私が一番気になっていたキャラクターは
あせび&浮雲の二人でした。
いつかその後どうなったのか書いてほしい!!と思ってたので
本当にワクワクしながら読ませてもらいました。
いい・・・思った通り、浮雲も最強サイコパス。
もっと読みたい・・・
願いが叶うなら、その後のあせびがどうしているのかも知りたい。
どうせろくなもんじゃないだろうけど、読みたい。
紙の本烏百花 白百合の章
2023/07/15 01:09
山内語り
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
八咫烏シリーズの短編集。
あとがきにもあったけれど、
懐かしい世界観の物語たち。
それぞれの短編の主人公たちも魅力的だけれど、
本編で登場した方が登場するとちゃんとテンションがちょっと上がる。
紙の本黄金の烏
2023/07/01 19:39
山内を襲う厄災
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
<山内>に迫る厄災に立ち向かう若宮と雪也。
とざされた世界かと思ったら外部には別の世界があることが分かってきます。
紙の本烏百花 白百合の章
2023/06/22 18:35
登場人物を深堀
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編の間間のたエピソードがなかなか絶妙なチョイスで描かれています。
主要キャラたちの人物像を深堀出来るような感じ。
その中でも陛下と内親王のエピはこの後を知ると胸を締め付けられますね。
紙の本楽園の烏
2023/02/22 01:37
八咫烏の国
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投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
八咫烏の国の山内という世界を描いてきた前作品達は、山内の八咫烏達の政治や人や戦いが綴られてきた。今回は、山内を外の世界の人間から見ている 別世界の人間と山内の八咫烏達が、関わり始めた。失踪した父から山を相続する安原はじめという堕落した生活を続けてきた男性が、突然 山を売って欲しがる人達に連れさらわれる事から本作品はスタートする 山には八咫烏達の住む世界があり、安原はじめの父は山内の八咫烏の王・朔王だった。今後の展開が楽しみです
紙の本烏の緑羽
2022/12/12 19:56
名鏡院の主従たち
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
名鏡院長束と護衛たちのエピソード。
護衛路近の、優秀ではあるが受け入れがたい性格に悩む長束が他へ相談することから始まります。
路近、翠寛、清賢らの勁草院前後のことが中心。
忠誠とはなにか、殺意と殺害実行の間にあるものはなにか、とか、ちょっと禅問答っぽくてイラっとするけど(笑)
やがて、奈月彦暗殺直後の混乱の場へとつながります。
メインストーリー的には一ミリも進んでいません。が、何やら新たな展開へとつながる予感と期待に満ち次巻が楽しみに。
紙の本烏の緑羽
2022/11/28 20:13
苦難の旅立ち
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
山内の危機、奈月彦の死、政変、紫苑の宮母娘の逃亡、雪哉による歪んだ支配…
それらの物語の始まりと裏側。
南橘家三男の生い立ち…あのバカはその後どうなったやら。
路近のサイコパスぶりに絶句。その上規格外に腕が立つんだから反則。
その路近が望んでいたこと。
あの男は色々な予兆を感じていながら黙っていたのだろうか。
長束が同意したらどんな惨事になったか。
帰って来た姫君
ここから苦難が始まるのだろう。
もしも失ったものを取り戻したとしても山内の危機そのものは変わらないのだ。
彼らの出す答えを見届けたい。
紙の本烏に単は似合わない
2022/10/10 20:18
表紙が変わりました
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
新装版の表紙です。
私は前作の表紙が好きだったのですが…漫画のイメージが強い表紙絵です。
桜の描写がきれい。
あせびの君の視点で語られる本作は、最後にド肝をぬかれるミステリー小説です。
紙の本黄金の烏
2022/10/10 18:57
続きが気になる
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み口が若い作家さんなので、本を読む習慣がない人でもスイスイ読めると思います。
むしろ続きが気になって、一気に読んでしまうかも。
紙の本楽園の烏
2022/10/08 14:17
待望の文庫新刊
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二部がついに文庫化されました。
本屋さんで目をひく表紙で、思わず手に取ってしまいます。
最後の最後でどんでん返しが起こりますので、乞うご期待♪
紙の本烏の緑羽
2022/10/08 14:14
路近の内部にいたるまでの物語
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ、路近が長束の配下となったのか。
彼はどのような人物なのか。
朝からサイン本探して回った買いがありました!
登場してくる「師」の発言は、上手くできないと生きづらさを感じる人にもぜひ読んでいただきたい。
電子書籍烏の緑羽
2022/10/07 03:57
おっっもしろかった!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:b - この投稿者のレビュー一覧を見る
「空棺の烏」が好きだった方には特にオススメです。
あの方が大活躍します。
長束・路近主従の謎を知りたい方にも。