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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2002/08/01
  • 出版社: 中央公論新社
  • レーベル: 中公新書
  • サイズ:18cm/268p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-101655-6

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物語ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国 (中公新書)

著者 黒川 祐次 (著)

ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化を失わず、有為の人材を輩出し続けたウクライナ。不撓不屈のアイデンティティは、どのように育まれてきた...

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物語ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国 (中公新書)

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物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国

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ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化を失わず、有為の人材を輩出し続けたウクライナ。不撓不屈のアイデンティティは、どのように育まれてきたのか。スキタイの興亡、キエフ・ルーシ公国の隆盛、コサックの活躍から、一九九一年の新生ウクライナ誕生まで、この地をめぐる歴史を俯瞰。人口五〇〇〇万を数え、ロシアに次ぎヨーロッパ第二の広い国土を持つ、知られざる「大国」の素顔に迫る。【本の内容】

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みんなのレビュー107件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

物事を見る視点

2008/05/01 22:45

56人中、26人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の教育の最大の失敗というか欠点は、物事には何でも正解があると子供達に思い込ませてしまうこと、そして答えは必ずひとつであると刷り込んでしまうことであろう。しかし、人間の世界というものは複雑であり、答えはひとつとは限らない。その代表例が「正義」という概念であって、誰しもが同意できる「正義」などというものは実はこの世に存在しないのである。早い話、正義というものは国が違えば異なるし、人間の数だけ正義も存在するとさえ言えるのだ。日本人が大好きな「不偏不党」「公正中立」という概念も、実は大変マユツバだ。神ならぬ人間である以上、誰しもバイアスの虜であり、公正中立などありえないのだ。日本ではNHKは不偏不党ということになっているが、実は極左暴力集団のシンパが、いまだ相当数紛れ込んでいて、公正中立を装いながら安倍晋三内閣の倒閣運動を行なった職員が相当数いたことは、今や公然たる事実である。

さて、本書である。私は著者の黒川大使と面識がある。彼は優れた外交官であり、非常に該博な知識を蓄えた教養人でもあることをまず断っておく。本書に対し、あらぬ誹謗中傷を試みる浅学非才な輩がいるようなので、一言、まず断っておく。その上で、書評を書かせてもらうが、本書は日本人にかけているジグソーパズルの歴史知識のピースを補うような仕上がりとなっている。日本人の大半はそもそもウクライナに対し知識も無ければ関心も無い。「ロシアの一部分に過ぎない」などと勝手に思い込んでいる連中が大半である。このことを痛いほど知っているからこそ、大使は、あえて筆をとって本書をものしたのである。ウクライナに行けば分かるが、ウクライナには強烈な反ロシア感情が渦巻いている。このウクライナ人の感情を代表する政治家が、首相の座に返り咲いたティモシェンコ女史である。ロシア語とウクライナ語は語彙もほとんど同じである。キエフに立っている寺院だってロシアの寺院とほとんど変わらない。少なくとも我々日本人には同じに見える。しかしウクライナの人々はロシアとウクライナを同一視することW許さない。ロシアとは明白に一線を画すのであう。なぜか。それはロシアとの間で、血で血を洗うような凄惨な歴史と闘争を彼らウクライナ人は経験しているからである。もっとも卑近な例が、ロシア革命直後にウクライナを襲った大飢饉であろう。農民嫌いのスターリンはウクライナ農民を敵視し、ウクライナの農村を徹底的に破壊して「農業の集団化」を強制的に推し進めた。しかし、この農業の集団化とは、農村も農業も知らない都会のエリートが脳内で勝手に描いた妄想の類で、このスターリンの暴政の結果ウクライナの農業は崩壊し、ウクライナは農村を中心にものすごい飢饉に見舞われる。ウクライナの農村では自分が生んだ赤ん坊を鍋で煮て飢えをしのいだ母親の話さえ残っている。だから、ヒトラー率いるドイツの戦車部隊がウクライナに侵攻して来たとき、ウクライナ人たちは銃を取って戦うどころか、ヒトラーの軍隊を「解放軍」として歓迎さえしたのである。それほど彼らウクライナ人はロシアを憎みスターリンを憎んでいたのである。「文化的に類似点が多く言語的にも類似点が多い」くせに憎しみあっている民族・国家なぞいくらでもある。早い話、韓国の日本に対する態度、あるいは中国の日本に対する態度なぞ、黒川さんが紹介するウクライナのロシアに対する嫌悪感にかなり似ているのではないか。もしこれを「かなり偏った一部の分裂主義者の思想」などと片付けるのであれば、「日帝36年の支配」なぞとほざく韓国人の連中の言い分も「かなり偏った偏見に満ちた歴史観」といわねばならないし、わずか20万人しか人口のいなかった南京で「30万人が虐殺された」とほざくチャイナ人の主張も「白髪三千丈の類」と一笑に付さねば釣り合いが取れないであろう。大半の日本人が知ろうともしなかったし興味も持たないウクライナとロシアの間の複雑な関係にスポットを当てたことは大川大使の偉業と言わねばなるまい。

ついでながらウクライナは、大体ドニエプル川を挟んで東側、つまりロシアに近いほうはロシアとの経済的つながりも深く「親ロシア的」だが、川の西側は非常に「反ロシア的」である。そして現在はドニエプル川の西側の方に勢いがあるのである。

本書を、ただ「偏った本」などとレッテルを貼って切り捨てようとしていては、なぜウクライナ政府が執拗にNATO入りを希望し続け、ロシア政府がこうした動きに神経を尖らせているかも理解できないであろう(別にブッシュ大統領の陰謀のせいじゃないんだよ、ウクライナのNATO加盟の動きは)。本書は、浅学非才な連中の「蒙を啓く」うえでも必読の書といえよう。物事を知るためには、まず無闇にレッテルを貼っては思考停止に陥る悪い癖から改めていく必要があることは言うまでも無いのだが。

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紙の本

かなりウクライナ被害者史観に偏っている。もう少し中立性を確保出来なかったのだろうか?

2008/04/30 16:52

31人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:温和 - この投稿者のレビュー一覧を見る

かなりウクライナ被害者史観・嫌露プロパガンダに偏り過ぎ。星1つ。こんな人物が駐ウクライナ大使だったとは、やはり我が国の外交官って駐在先に異様に偏った見解を身に着けるのがスタンダードなのだろうか?

1、ウクライナはロシアとは全く違う。
2、ウクライナはロシアから虐げられ続けてきた。
3、ウクライナはフメリニツキー以来の悲願であったロシアからの独立を、ソ連崩壊時にようやく果たした。
4、キエフ・ルーシはウクライナのものであってロシアのものではない。

通史という体裁はとっているが、これらが本書の眼目だ。確かに一面の真理は含まれているし、ウクライナのナショナリズムを全否定する気は私には無い。だがそれぞれについて突込み所が満載なのも事実だ。

━「ウクライナはロシアとは全く違う。」について━

ウクライナ語とロシア語の距離は、実は日本語の各種方言の差より小さいと言われる。それなのに「ウクライナ語はロシア語と全然違う」「ウクライナとロシアは全然違う民族だ」と謂うのは、ただ単に特定の政治的恣意に偏った認識に過ぎない。無論、全ての民族という概念が一部にそうした恣意性を盛り込むのは当然なのだが、ウクライナという概念についてのみそうした恣意性に対する疑義を一切差し挟まないのは不公平というものだろう。しかも西ウクライナとコサックを一まとめにしてウクライナ人の祖形とする根拠はどこにあるのか。この辺りはもはやウクライナの特定勢力のプロパガンダのコピーでしかない。

━「ウクライナはロシアから虐げられ続けてきた。」「ウクライナはフメリニツキー以来の悲願であったロシアからの独立を漸く果たした。」について━

ウクライナがロシアから虐げられ続けて来たとは、冗談ではない。ピョートル大帝以来のロマノフ朝で重用されていたのはウクライナ人だった。

例を挙げよう。ピョートル大帝時代は高位聖職者の過半数がウクライナ人だった(127人中70人)。宗教規定を策定したF.プロコポーヴィチもウクライナ人だった。エカテリーナ2世の時代から活躍していた作曲家ボルトニャンスキー、そして19世紀のチャイコフスキーもウクライナ人だった。軍事面ではツァーリに対してコサックが貢献した(なぜか本書ではそうした面は一切触れられていない)。

ロマノフ朝という西欧化を志向するロシア帝国において、西欧との接点にあって西欧化された素養を持つウクライナ人は非常に王朝にとって重宝する存在であり、王朝の下にあった官僚・芸術家の中にはウクライナ人が大勢居た。

つまりウクライナ人にとってロマノフ朝はありがたい揺籃(ゆりかご)であったという面もあったのだ。ちなみに同じく征服されたノヴゴロドやプスコフといった旧北方都市国家は同じような恩恵を受けてはいない。

ロシア人の中には「ロマノフ朝に取り入ったウクライナ人によってロシア正教会は西欧化され、本来の伝統を失った」と息巻く人間も居るほどなのだ。

一方、本書ではポーランドからの侵略には異様に甘いのだが、リトアニア・ポーランド王国ではウクライナ人は冷遇され、教会も東方典礼カトリック教会といった形態をとってローマカトリックに編入されていった。果たしてロマノフ・ロシアと、ヤゲヴォ・ポーランドのいずれがウクライナ人にとって文化を損なう存在だったのか?そういう視点は不思議にも一切本書には表れない。

ウクライナ人がどのようなナショナリズムを持とうと構わない。しかしながら日本人がそれに合わせて視点まで一面的にする必要は無い。被害者史観を喧伝して正義の立場を獲得しようとする姿勢にはどの国のものであろうと好感の対象とはならないし、日本人、しかも元外交官がその代弁をただ垂れ流しているとすれば、尚更疑問の対象となる。

━「キエフ・ルーシはウクライナのものであってロシアのものではない。」について━

キエフ・ルーシは北東ルーシ(現在のロシア西部)まで支配権を及ぼしていた。もしキエフ・ルーシの後継者たる地位がウクライナのみに受け継がれていると主張するならば、ウクライナはロシアに対する領土的野心も丸出しにしているとも受け取られかねないのだが、そう解釈されても良いのだろうか。

━外交官としての著者の姿勢に対する疑義━
著者である黒川祐次は元駐ウクライナ大使であり、平成16年のウクライナ大統領選挙における決選投票のやり直しにおいては日本政府から選挙監視団の一人として派遣された人物だが、こうしたウクライナにおける反ロシア・嫌露的・親欧的なプロパガンダを鵜呑みにした人物が、我が国の対ウクライナ外交を担っていたのだと思うと、疑問を感じざるを得ない。

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紙の本

歴史は繰り返された

2022/03/12 15:27

14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウクライナのイメージは、東欧旧ソ連邦の国、小麦産地の農業国と思う日本人が多いのではなかろうか。その歴史は地政学的には西欧とロシア・アジアを結ぶ通路にあり、東西のパワーバランスの重要な国。歴史を知りたくて本を探していたが意外と歴史を詳しくまとめた本は見つからなかった。本書も在庫切れ状態だったが2022年3月8日に8版が出版され入手できるようになった。独立まで350年かかった国。何度も周辺のロシア・ドイツオーストリア帝国、ポーランド王国等に分割占有された国。いままさにロシアによって侵略が行われている。徹底抗戦を叫ぶウクライナ国民。その根底に流れている民族の意識を知り歴史を知るためには良書と思われる。

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電子書籍

大国に翻弄されるも民族の誇りを守ってきた歴史

2022/03/10 21:48

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る

キエフ・ルーシがモンゴルにより滅亡した後にポーランド、オーストリア、ロシアと周辺の大国に支配され独立を宣言しても潰されてきた歴史がわかる。しかし何度独立が潰されても復活してソ連解体後についに独立を果たした歴史に感慨を覚えた。しかし現在(2022年)ロシアの侵略により再び危機を迎えているがプーチンの言うウクライナはロシアの一部で存在しないというプロパガンダが大嘘であることが本書を読むとわかる。

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紙の本

ロシアのウクライナへの侵攻という時期

2022/03/05 15:47

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロシアのウクライナへの侵攻という時期に、本書を読むことが出来た。ウクライナの歴史を知り、その地政学的な意義を理解することは、この時代の動きにより正しく対応するために重要だと思う。ウクライナは面積、人口においてヨーロッパ第二の大国であり、大穀倉地帯を有する点でも、重要な地域となっている。1654年ウクライナ・フメリニッキーがモスクワ公国と締結したペレヤスラフ協定を、ロシヤがウクライナに介入する根拠の一つにとらえているようだが、原本は紛失し、怪しい複写しか残っていない事実が、ロシアのうさん臭さを示している。

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紙の本

タイムリーな時勢のネタとして。

2022/05/28 19:59

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

連日ニュースを賑わせているウクライナ。そもそも恥ずかし乍らウクライナのウも知らない事に危機感を感じて掻き込む様に購入しました。ウクライナはどこにあり、どの様な文化を持ち、辿ってきた歴史はどの様なものか、国自体の大きさ・人種・言語は・・など、兎に角地盤を築きたかったです。本書はそれらを網羅してありました。従って、内容は良かったです。勉強になりました。
 ウクライナは独立を果たしていますが、過去には何度も独立を経験しており、一方で侵略を受けたりと、波瀾万丈な国歴を経てきています。メディアで報じられている内容ではわからない、或いは見えていない背景を学ぶ事が出来て、有意義でした。

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紙の本

歴史を学び、反戦の声を指示したい。

2022/03/02 22:20

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

2022年の北京五輪が閉会して間もなく、ロシアがウクライナに侵攻したことを受け、ウクライナの歴史を知るために本書を手に取りました。初版は2002年に出版されているようですが、ウクライナ史に疎い私にとっては大いに学ぶことがありました。

ロシアによる2014年のクリミア併合は知っていますが、それ以前にも歴史上においてウクライナが様々な国から侵攻されていたことを本書で初めて知りました。その反面、何度も独立するために戦ってきたということでもあります。ちなみに、今からおよそ100年前の1918年には、ボリシェビキがキエフに進軍しています。

度々侵攻される理由として、大国に挟まれていることや、穀倉地帯としての土地の豊かさ、黒海に面した貿易面での利点などが指摘されており、地政学の面でも勉強になりました。

どうすればいいのかという不安な声を私の周囲でも聞きます。まずはウクライナを知ることで、反戦運動を支持する声を上げたり、周りの人と意見を出し合うことが大事なのではないかと思います。

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紙の本

*****

2022/05/30 09:49

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は2002年に出版されている。ソ連から独立してからおよそ10年後である。そして20年後の現在、何度目かのロシアによる侵略が行われ、戦禍に見舞われている。
 失礼ながら自分自身も含めて日本人の多くはウクライナ侵攻がなければウクライナのことを知ることもなかったのだろう。本書はウクライナの歴史、特にロシアとの関係について紐解いて解説してくれる。当時、多くの日本人はウクライナに関心がほとんどないという問題意識からウクライナ大使を経験した著者がとりまとめたそうだ。
 ウクライナ情勢が日々更新されてくる。幸いにしてロシアの思惑通りに進んでいないようだし、欧米などの強い支援で押し返しているようだ。
 何故ロシアがウクライナに固執するのかは本書から理解できる。ロシアによるウクライナ支配の歴史が物語っている。スターリン政権下では惨憺たる生活を強いられ、大飢饉や粛清により多くのウクライナ人の命が失われた。今はプーチンによって同様の行為が行われている。
 最近読んだジョージ・オーウエルの評論集から引用すると、
 政治的言語は、虚偽を真実と思わせるように
殺害をまともに思わせるように    
風に過ぎないものに堅固らしい外観を与えるように
 と企まれている。
 ウクライナもある程度はそうかも知れないが、ロシアのプロパガンダはあきらかにこのとおりだ。

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紙の本

ウクライナの精神

2022/04/30 07:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Maki - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウクライナと聞き思い浮かぶのは、肥沃な穀倉地帯であり、ソ連時代の負の遺産とも言えるチェルノブイリ原発がある事。ガリツィア地方の一部であり、ウクライナ飢饉で多くの命が奪われた事。 
 今まさにこのウクライナの地を、多くの犠牲の上に、プーチンが侵攻し我が手にしようとしているのか、肥沃な大地欲しさだけでは無い、ウクライナの心、精神さえも粉砕しようとしているとさえ思える言動の一因を本書を読み推察する事が出来た。 
 1日も早く、ウクライナの大地に、ウクライナの人々に、平穏な日々が戻る事を願わずにはいられない。

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紙の本

東欧史

2022/04/16 05:29

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本人にとってあまりなじみがなかったウクライナ。皮肉なことに2022年2月24日にロシアが侵攻したことで俄かにその国が知られることに。その基礎知識がいっぱい詰まった本。周辺国を含めた詳しい歴史や文化を知る事が出来る。

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電子書籍

歴史に疎いと思っている人にこそすすめたい

2022/05/01 18:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:このたびは - この投稿者のレビュー一覧を見る

途中なので読書感を。予想外に入り込める、まずその事に尽きる。歴史に疎いと思っている人にこそ手にとってほしい。自分も久々に中公新書の歴史関係を読んだが、恥ずかしいことに他国の歴史はなかなか頭に入らなかった手合いだった。近い、関係が深い、好き嫌いといった自分なりの立ち位置がないと、身が入らないことも多い。それでも、今こそウクライナという国を知りたいという気持ちを、本書が丁寧に導いてくれる。筆者も言うように、ある国を知る知見の基礎は歴史にある。ウクライナを知らない、歴史はちょっと苦手、でも知りたいという気持ちに少しでも駆られているのなら、本書を勧めたい。

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電子書籍

知らない歴史を知れた。

2022/04/29 14:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:いけたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ヨーロッパとアジアつなぐ地域、ヨーロッパでも有数の肥沃な国土地帯であることが、今に続くヨーロッパとロシアの争点になっているということが理解できた。
一日も早く早い平和の訪れとこの国の潜在力が世界に貢献することを望まずにはいられない。

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紙の本

ポーランドから離れてロシアについたのが運の尽き

2022/03/08 03:41

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る

建国からソ連崩壊に至る迄の、
ウクライナの歴史を概説している本です。

記述はウクライナに肩入れしたところも
見られますが、まあ、入門書としては
こんなものかと。

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電子書籍

知らなかったことばかり

2022/09/25 07:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sadagoro - この投稿者のレビュー一覧を見る

知らなかったウクライナの歴史的背景が詳細日本書かれてあり、勉強というか学習になりました。

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紙の本

興味深い

2022/05/10 10:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ウクライナの歴史が、分かりやすく解説されていてよかったです。ヨーロッパ最後の大国として、文化面でも素晴らしかったです。

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