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魔性の子 (新潮文庫 十二国記)
著者 小野 不由美 (著)
【吉川英治文庫賞(第5回)】教育実習で母校に戻った広瀬は、周囲に馴染まぬ生徒・高里が気に掛かる。彼を虐めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟る」と恐れられていた。広瀬が...
魔性の子 (新潮文庫 十二国記)
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- 税込価格:8,206円(74pt)
- 発送可能日:1~3日
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商品説明
【吉川英治文庫賞(第5回)】教育実習で母校に戻った広瀬は、周囲に馴染まぬ生徒・高里が気に掛かる。彼を虐めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟る」と恐れられていた。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が…。十二国記シリーズ、戦慄の序章。【「TRC MARC」の商品解説】
どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。【商品解説】
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良質なホラーミステリー小説
2019/10/29 09:33
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
1989年に新潮文庫ファンタジーノベルシリーズが創刊され、当時中学生だった私は夢中になってこの文庫シリーズを読んだ。
この作品だけはホラー要素がとても強く印象に残っている。
当時の私には故国喪失の感情は理解し難く、広瀬にはあまり感情移入できなかった。
それでも、ホラーミステリー小説としてゾクゾクした。
もしも十二国記シリーズ初心者の方が読むならば、
新潮文庫版十二国記シリーズ(2019年現在刊行中)では「0巻」という位置づけだが、他の方もレビューされているように、
本編の長編をある程度先に読み進めて(少なくとも『風の海迷宮の岸』の後に)読んだ方が良いかもしれない。
十二国記の世界観の予備知識と共に読むと、ホラー要素はすっかり薄まってしまうので邪道な読み方だけれど、
「あのキャラがこんな形で登場を・・・」と裏話的に楽しめると思う。
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おもしろい
2012/09/19 18:16
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hsd - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなか先が読めず、面白く読めました。
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30年以上経っても今なおファンを増やし続けている怪作
2023/04/12 17:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年以上経っても今なおファンを増やし続けている怪作、長編ファンタジー小説の"0巻”です。
この『魔性の子』をどの時点で読み始めるかを、これから読むという人に勧めるには頭を悩ませる方が多いのがまた面白い点だと思います。
十二国記の読む順番は人それぞれのおすすめがあるので、それらを見たり聞いたりするのもまた楽しみの一つだと思います。
因みに私はアニメ版を先に見てから今作0巻を読む順番だったので、登場人物の不可解なセリフなどを世界観がわかっているためストレスなく読み進められました。
でも、失われた時間の間に一体何が起こったんだろう?
この作品中の時間軸の間の本編上のあれやそれやは一体どうなっているのだろう、
これから一体どうなってしまうんだろうか・・・
などなど、頭の中で情報を整理しつつ物語を楽しめましたのでどんな順番で読んでも面白いことに変わりはないのだと思います。
皆さん口を揃えておっしゃるのは、この0巻だけはホラー要素が多いので、ホラー要素をまず楽しみたいぞという方は、刊行順であるこちらの『魔性の子』からが良いのかもしれませんね。
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やっと全巻読破
2023/02/05 02:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
全巻読み終わっての感想はおっっもしろかった!!!!これは読んでないと人生の損!!!
とは思いましたが、最初はびっくりした。0巻つまんない………。わけがわからないし、話はまっったく進まないし、やっと進んだか!?と、思えばまさかの0巻終了。え………これは………意味不明に終わって何がなんだかさっぱりだったのですが???1巻に不安しか残りませんでしたが???
って感じでしたね。
全巻読み終わって、0巻の読み直しをしましたが、全てを把握した上での0巻。かなりおもしろいです。読む順番は0巻からではなく、1巻上下巻を読んでから0巻でもいい気がします。3巻より前であれば読む順番は前後しても構わないのでは???という印象です。
0巻から読み始めるのであれば、ネズミが出てくるまで耐えろ。そこを越えればオモシロいでしかない!!!という感想です。
0巻から読む方がんばれ!そして全巻読んで、0巻に戻ってこよう!って感じです。
人生に1度は読んでおきたい作品。
ぜひ。
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『十二国記』は始まっている
2023/01/01 16:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「十二国記」以前の出版だったけど、もう始まっている。
ファンタジーだけどただのファンタジーではない、ホラー要素あり、登場人物が抱える闇が深い。
この本をどのタイミングで読むか、勧めるのに悩むところです。
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全ての出発点
2021/12/29 22:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:へもへものへじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを書いていた時から、あの壮大な十二国記の構想があったのでしょう。
本編とは少し雰囲気が異なりホラーテイストですが、本編と重要なつながりが有るので、未読の方はぜひお読みください。
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確かに戦慄
2021/08/22 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
十二国のことを知らないとただのホラーだから黄昏の岸~のエピソード8まで読んでから、というオススメをみたのでその通りにしました。ホラーは読みたくなかったので。
私は蓬莱の人間なので十二国を知っていても理不尽に人が死にすぎて何度も冗談でしょと思ってしまいました。もし一番最初にこれを読んでいたら、黄昏の~を読んだ後に読み返したと思います。
裏を知ってるだけにレンリンがほほえましくかわいかった
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『黄昏の岸 暁の天』と対になる物語
2021/05/31 11:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレしています。
『風の宮 迷宮の岸』で登場した泰麒が登場します。ある理由から、再び蓬莱(日本)へと戻った泰麒のお話。
なぜ蓬莱に戻ることになったかは『黄昏の岸 暁の天』で明かされています。
自身が麒麟であることを忘れた泰麒。
彼がどう過ごしていたかを本作で知ることとなります。
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神隠しと異世界
2021/04/11 21:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
教育実習生の広瀬は受け持つクラスで高里に出会う。幼い頃神隠しに合った高里は「まさしく異質」であり、彼を巡って次々と事件が起こる。
広瀬は過去の臨死体験から高里にある種の共感をもっており、彼を助け匿う。家族からもクラスメイトからも疎まれいつも独りだった高里にやっと理解者が現れ、信頼し心を開いていく。しかし、事態はもう戻れないところまで進んでしまっていた。高里の失われた記憶が戻るほど悲劇的な結末へと加速していく。
高里が思い出す単語は意味のないものだったが、次第にその意味がわかってくると今まで起こった事件の答えが出てくる。ホラー小説として読めば怪奇現象だが、十二国記のシリーズとして読めば麒麟を守る者達が起こした悲しい事件である。穢れてしまった泰麒(高里)を守りきった悲しい女怪と使令の…
この作品は『十二国記』の序章扱いされているが、これから読んでしまうと独特の世界観の上に成り立った細かな伏線の全てを理解することが出来ない。是非とも戴国の物語、泰麒の話を先に読んで欲しい。そうすることで現代日本を舞台としたこの物語の中で高里(泰麒)が感じている喪失感や疎外感、行動の意味が理解できるだろう。
そしてまた戴の物語が読みたくなってしまった。
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十二国記の原点
2020/09/08 09:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んだ時の感じとしては、この「魔性の子」の方がスピンオフみたいだが――。
先に出たのはこちらの方だということを、「十二国記」から読み出すとつい忘れてしまう。つまり、母屋より離れ屋の方が大きくなったということなのだが……、母屋はずっと新潮社に有ったのだ。
その壮大な離れが、母屋の方に移築された。
さて、「十二国記」は今回新潮社から出ているが、以前は講談社のホワイトハートで出ていたのでご存知の方も多いはず。個人的には、この「魔性の子」は十二国記をある程度読んでから読むのをお勧めしたいと思う。そのほうが、読んでいく中でなるほどと納得できるのではないか。
それと、関連本として、中国の古典で「山海経」(せんがいきょう)も是非お勧めしたい。日本では馴染みが薄いが、小野先生も他書のあとがきで触れられているので、一読されてみては?
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最高
2020/08/01 11:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かたまろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハッピーエンドとはいかない、なんとも言えない終わり方にグッときた
異世界ものだったので、キラキラした物語かと思えば、人間の欲や物の見方など改めて考えさせられる作品だった
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まだ途中ですが・・・
2020/06/18 00:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人から十二国記シリーズをおすすめされ購入!
ファンタジー要素が少なく読む順番的に最初じゃない方が良いと聞きましたが、とり合えず読み始めてしまったので、今後の展開を楽しみに読み進めていきたいと思います!
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戦慄の序章
2020/02/13 22:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
『月の影 影の海』同様夢中で読み耽ってしまった。あなたは人なのだから、という終盤の高里の台詞に全てが込められている。最後、”生徒思い”の広瀬先生は存在せず、あるのはただ剥き出しになった人間のエゴだけだ。その不浄さゆえに、広瀬は泰麒たり得ない。『月の影 影の海』で人を信じるとは何か、に焦点が当てられていたが、『魔性の子』では終盤に近づくにつれて人間の醜さが露になっていく。面白かった。
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止まらない!!
2019/11/07 14:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
16年ぶりの再読。
止まらない。やっぱり凄いです「十二国記」
私もサン子が欲しい!!
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十二国記が好きなので
2016/05/20 23:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーは苦手なのだけど、十二国記が好きなのでこちらも購入しました。
高里(泰麒)のお話。普通(?)に学生やってた時代。
おもしろかったです。