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紙の本
みかづき (集英社文庫)
著者 森絵都 (著)
【中央公論文芸賞(第12回)】昭和36年。小学校用務員の吾郎は、勉強を教えていた児童の母親・千明に誘われ、学習塾を立ち上げる。千明と結婚し、家族になった吾郎。塾も順調に成...
みかづき (集英社文庫)
みかづき
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商品説明
【中央公論文芸賞(第12回)】昭和36年。小学校用務員の吾郎は、勉強を教えていた児童の母親・千明に誘われ、学習塾を立ち上げる。千明と結婚し、家族になった吾郎。塾も順調に成長するが、予期せぬ波瀾が2人を襲い…。NHKドラマの原作。【「TRC MARC」の商品解説】
昭和36年。放課後の用務員室で子供たちに勉強を教えていた大島吾郎は、ある少女の母・千明に見込まれ、学習塾を開くことに。この決断が、何代にもわたる大島家の波瀾万丈の人生の幕開けとなる。二人は結婚し、娘も誕生。戦後のベビーブームや高度経済成長の時流に乗り、急速に塾は成長していくが……。本屋大賞で2位となり、中央公論文芸賞を受賞した心揺さぶる大河小説、ついに文庫化。【本の内容】
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電子書籍
三代に渡る尊い苦悩と聖業の美しくて激しい物語。
2023/05/04 09:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
親子三代、塾という舞台で教育に人生を捧げた一族の壮絶な物語。
「一滴一滴血をたらしつづけ、その血を他人に飲ませて、そのため自分が痩せ衰えるのを知りつつなおかつ愉快であった」ーー魯迅は、教育の本質について語った。
見た目が美しい三日月。だが、太陽でなく月であること。
満月でなく、欠けた月であること。その自覚こそ、人が研鑽を積み続ける原動力と。
教えるという行為の中に潜む、魔性のようなものとの戦いをくぐり抜ける中に、本物の人間教育があるのだろうか。
三代に渡る尊い苦悩と聖業の美しくて激しい物語。
紙の本
三代に渡る尊い苦悩と聖業の美しくて激しい物語。
2023/04/23 13:41
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
親子三代、塾という舞台で教育に人生を捧げた一族の壮絶な物語。
「一滴一滴血をたらしつづけ、その血を他人に飲ませて、そのため自分が痩せ衰えるのを知りつつなおかつ愉快であった」ーー魯迅は、教育の本質について語った。
見た目が美しい三日月。だが、太陽でなく月であること。
満月でなく、欠けた月であること。その自覚こそ、人が研鑽を積み続ける原動力と。
教えるという行為の中に潜む、魔性のようなものとの戦いをくぐり抜ける中に、本物の人間教育があるのだろうか。
三代に渡る尊い苦悩と聖業の美しくて激しい物語。
紙の本
塾を経営する困難な時代を表現しています
2022/05/29 07:40
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
気の強い女、気の弱い男、という登場人物が多く占めています。文部省に敵対心を持ちすぎて、イヤな気持ちになりました。
最初は、戦後の大変な時期に塾を経営する敏腕女性の話が面白く、引き込まれましたが、あまりに時代設定が長く、主人公もコロコロ変わるので、徐々に飽きてきました。みんな我が強く個性的過ぎて、ちょっとゲンナリ。家族がわだかまりをなくして再集合した辺りで締めくくったら良かったと思います。
電子書籍
名作です。
2022/03/17 11:43
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和から平成まで、塾を経営する三世代の物語。社会の移り変わりと塾の経営方針の変遷、教育感の変化、とにかくスピード感があっておもしろかったです。
紙の本
朝ドラ感
2021/10/22 11:23
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投稿者:夏のメロン色 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏の文庫キャンペーン時に、なんとなく購入した本で、ぱっと読んで手放してもいいかなと思っていたのだが、じっくり読んで、手元に置いておきたくなった本。
塾経営という視点が新しい。脈々と続くストーリーに、朝のドラマのような印象を持った。
電子書籍
教育者としても妻としても
2021/09/29 14:57
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自らの教育理念を信じて、時代の荒波に立ち向かっていく千明が勇ましいです。夫・五郎とのつかず離れずの距離感も絶妙でした。
紙の本
ドラマのキャストを決める人って、眼力あると思う
2021/08/13 23:07
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の作品を読んだのは、小学生から高校生までの瑞々しくてしょっぱい女の子を描いた「永遠の出口」、直木賞受賞作の「風に舞いあがるビニールシート」に続いて3作品目、この作品は永作博美、高橋一生共演のNHKドラマを見ていたのでストーリーは知っていた。この主人公って、どんな顔をしているのだろうと想像するのも本を読むときの楽しみの一つなのだが、今回は当然ながら千明が永作さんで、五郎が高橋さんにしか思えなかった、キャストを選ぶ人の眼力に敬服。タイトルの「みかづき」は主人公の千明が「常に何かが欠けている三日月。(中略)欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない」と語ったことからつけられている、いい言葉だ、私のような堕落した人間には縁遠いことばだけど
紙の本
みかづき
2021/04/29 20:08
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾、教育といった世界にあまり興味がなかったのですが、読んでみたら流石森絵都さんということで面白かったです。三世代に渡る話なので長さも読み応えもあり、強烈なキャラに辟易しつつも楽しめました。
紙の本
みかづきの意味
2021/03/22 12:57
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
よりよい教育を追い求める人々の波瀾万丈の物語。
理想に向かって暴走する千明の生き方はどこか悲しく見える。
一族、彼らに関わった人々の願いが一郎の選択に結実したようで嬉しい。
パーティーでタイトルの意味がわかったときに胸が熱くなった。
良作。
紙の本
学校側ではない教育について
2020/08/31 16:55
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投稿者:くつした - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレがあります
主人公の吾郎より諸事情により文部省が大嫌いな妻、千明の存在感が大きい小説でした。
「教育は、子どもをコントロールするためにあるんじゃない。不条理に抗う力、たやすくコントロールされないための力を授けるためにあるんだ。」という文章が印象的でした。
紙の本
教育一族
2019/12/31 13:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾(あるいはより広く学校外の教育)に携わり続けた一族の物語。塾という視点から、学校教育や格差、家庭外教育の限界といった問題にまで視野が及んでおり、興味深く読むことができた。他方で個々の人物の感情の動きや関係性といった点はつかみきれなかった印象
紙の本
公教育ではなく、塾を舞台にしたところが興味深い
2019/11/20 23:21
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に見て面白かったTVドラマの原作のつもりで読み始めたら、印象が違って、それもまた面白く得した気分で読了。
昭和から平成までの変遷する教育シーンを公教育ではなく、私塾とそこに関わる三世代の家族を舞台に描き切ったところが、興味深い。作風は、ドラマと違って、静謐で落ち着いたイメージで、個人的にはこちらのほうが好み。
そして、三世代目の孫世代が始めた私塾の在り方をきちんと描いているのは、本のほうだけ。ドラマを見て面白いと思った方には、原作も、ぜひ読んでほしいなと思った。
紙の本
昔と今の教育 そして家族の関係
2019/09/22 10:22
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投稿者:Mollie - この投稿者のレビュー一覧を見る
みかづきというタイトルと、あらすじが書かれた帯の文章と、はじめ結びつきませんでした。月のイメージって、満月から削れていって、新月になって真っ暗に。そしてまた、細い光から再び満月へと。昔は、教育を大切にしてた。大切にしたくてもできなかった。でも、本当にゆとり教育をやって、どうなったんでしょうか。教育の差が、さらなる差を生み出しているのかな。
主人公たちのもつ志に、涙が出ます。
紙の本
教育とは
2019/09/08 16:19
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾が登場した時代から、詰め込み教育と言われた時代、ゆとり教育時代などを経て現在へ。
公教育との確執、文科省の失策や迷走、塾同士の生徒獲得戦争など、目まぐるしい展開で息もつかせなかった。
その中で生きてる登場人物も魅力的。
赤坂家の女たちに罠に嵌められるように塾長にされた吾郎。ちょっとお人よしで気の毒になる時もある。
理想の教育を求めて闘い続ける千晶にはブレない女の強さに身震いします。
大まかに三部に分かれてる気がします。
最初は塾の創成期。これは吾郎の語りで進められます。
次は塾の発展・淘汰期。これは千晶目線。
最後は一郎目線。ゆとりを経て教育格差が問題視されてる現代に立ち向かう若者達の姿があります。
何が正しい教育なのか、とても難しい問題ですが、大人はみんな子供たちの将来に希望を持たせてあげたいと思ってる事を実感できる物語でした。
電子書籍
勉強したくなった
2019/08/31 23:52
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマを見てから小説を読んだ。とても面白かった。自分ももう一度子供の頃に戻って、また一から勉強したくなった。