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紙の本
昨日がなければ明日もない (文春文庫 杉村三郎シリーズ)
著者 宮部 みゆき (著)
若い主婦が自殺未遂をして音信不通となった。その裏で起きていた陰惨な事件とは…。「絶対零度」をはじめ、探偵vs.ちょっと困った女たちの事件を全3作収録する。シリーズ第5弾。...
昨日がなければ明日もない (文春文庫 杉村三郎シリーズ)
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商品説明
若い主婦が自殺未遂をして音信不通となった。その裏で起きていた陰惨な事件とは…。「絶対零度」をはじめ、探偵vs.ちょっと困った女たちの事件を全3作収録する。シリーズ第5弾。【「TRC MARC」の商品解説】
「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。
中篇3本からなる本書のテーマは、「杉村vs.〝ちょっと困った〟女たち」。
自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザーを相手に、杉村が奮闘します。
【 収録作品】
「絶対零度」……杉村探偵事務所の10人目の依頼人は、50代半ばの品のいいご婦人だった。一昨年結婚した27歳の娘・優美が、自殺未遂をして入院ししてしまい、1ヵ月以上も面会ができまいままで、メールも繋がらないのだという。杉村は、陰惨な事件が起きていたことを突き止めるが……。
「華燭」……杉村は近所に住む小崎さんから、姪の結婚式に出席してほしいと頼まれる。小崎さんは妹(姪の母親)と絶縁していて欠席するため、中学2年生の娘・加奈に付き添ってほしいというわけだ。会場で杉村は、思わぬ事態に遭遇する……。
「昨日がなければ明日もない」……事務所兼自宅の大家である竹中家の関係で、29歳の朽田美姫からの相談を受けることになった。「子供の命がかかっている」問題だという。美姫は16歳で最初の子(女の子)を産み、別の男性との間に6歳の男の子がいて、しかも今は、別の〝彼〟と一緒に暮らしているという奔放な女性であった……。【商品解説】
自殺未遂のあと消息を絶った主婦、訳ありの家庭の訳ありの新婦、自己中なシングルマザー。ちょっと困った女たちを相手に杉村が奮闘!【本の内容】
収録作品一覧
絶対零度 | 7−212 | |
---|---|---|
華燭 | 213−315 | |
昨日がなければ明日もない | 317−456 |
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紙の本
冷え冷えとする身勝手
2021/05/28 17:03
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「自分に利益があること」「自分が泥を被らないこと」それこそが正しい、そんな身勝手な女たち。
筥崎夫人、佐々優美、浮気相手の女、宮前母、朽田美姫と漣が物語に消えない黒々としたシミを作っているようだ。
「絶対零度」は読んでいて凍えそうなほどの悲劇。
佐々知貴の周りは自分の大切な人は巻き込まれだけ、罪はないとでもいうスタンスの女たちばかりなのは失笑するしかない。
人生も心も壊れた真の被害者の目を見て筥崎夫人は「娘は被害者」と言えるのだろうか。
本当に言いそうなのが恐ろしいが。
紙の本
杉村三郎シリーズの第5弾
2021/09/20 21:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らずろ青木 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『誰か』から続く杉村三郎シリーズの第5弾。探偵業が本格的になってきた。強引でない感じがいい。どんどんその世界に引き込まれていくストーリーはさすがだ。今巻も面白かった。
宮部みゆきの本を手に取るとよくやってしまう一気読み。
紙の本
昨日がなければ明日もない
2021/06/16 22:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
離婚してからの杉村の探偵としての推理と、人間関係を推理していく温かい作品になっていると思いました。中編な作品ですが一つ一つの作品が面白いと思いました。
紙の本
期待を裏切りません
2021/06/13 15:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こやまん - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部みゆきのシリーズです
どれもとても素晴らしいです
今回もテンポよく引き込まれて読み進めました
後味のよくない部分はありますが、完成度の高い作品だと思います
表紙の絵が好きでないのですが、、、
紙の本
本当にしんどいです
2021/05/10 00:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中短篇3本。
宮部みゆきさんのシリーズの中で杉村三郎シリーズは本当にしんどい。
巻数を重ねるごとに読むのが辛くなってきてますが
話の運びが上手いのでグイグイ引っ張られて読んでしまいます。
そして読んだ後はどんよりします。
一本目 絶対零度 初っ端から重い。
気になって読み進めるんですが読めば読むほど嫌な予感しかしない。
途中でおおよその見当がつくんですがその通りすぎて辛い。
憤りの持って行き場がない話でした。
二本目の華燭 結婚式に纏わる事件。
杉村三郎シリーズ一作目、「誰か」の結末というか、その数年後を読んでいるような気持ちになる話でした。
三本目の表題も「砂男」的なやり切れなさ、
話の通じない人間に関わってしまった理不尽さに気が重くなる話でした。
このシリーズもう読むの辞めようかなと思いながら毎回読んでます。
紙の本
やりきれない思い
2021/07/21 22:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
絶対零度は、とにかく救いのない物語だった。その次の華燭は、ドタバタ喜劇のような雰囲気で中和されるが、最後の昨日がなければ明日はないは、再び重苦しい結末を迎える。
1話、3話の主役とも言える女性たちは、身勝手、自己中などで言い表すことができる。一方で、特に3話目の女性については、どこかで誰かが手を差し伸べられていたら…という読み方もでき、やりきれない思いを抱えてしまった。
それでもグイグイ引き込み読ませるところは、さすが宮部みゆきである。
紙の本
悪い部分を書くからいいところが生きる
2023/11/15 04:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり宮部さんの作品が好きっ!と思わせられました。『絶対零度』は、気の毒な話でしたが、ここに登場する笠井いずみさんがサバサバとしていてカッコいいし、また終わりのほうの展開も温かくて好きです。標題作も何だかやりきれない話。全体を通して、やはりこのシリーズは、人の悪い面を際立たせて書くことでいい面を見せるというような感じがして、人間的な話が多くて、好きなシリーズで、今回もまさにそうでした。
紙の本
間借り名探偵
2022/10/02 00:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビッグ・マムのもとで細々と事件を解決する、杉村三郎のキャラクターに親しみがもてます。不完全な女性たちの駆け込み寺になっているのも、彼の人柄なのでしょう。
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彼我の差
2021/08/03 13:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉村三郎シリーズも本作品で5作目になります。
3本の中篇で構成されておりどれも甲乙つけ難い良作揃いでした。
このシリーズの主人公は個人で探偵事務所を営んでいるのですが、
日本の探偵もの小説の中でも最も現実にいそうなキャラクターだと思います。
今回の3篇でも事件を起こす人間と私たちとの人としての差のようなものは
ほとんど有って無いようなものであり、
私自身いつ加害者側になってもおかしくないのではと冷りとした怖さを感じました。
このシリーズで描かれる犯罪は誰でもが持っているであろう些細な悪意が
何かをきっかけに雪だるま的に増大し恐ろしい結果を招くさまが印象的です。
紙の本
杉村三郎シリーズの第五弾
2021/08/01 18:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mamo - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の長編。
いつもの事ながら、事件は解決するんだけど、
決してハッピーエンドではない後味の悪さが・・・
でも新刊が出れば買ってしまうのは何故だろうか?
紙の本
昨日がなければ明日もない
2023/06/29 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人で探偵事務所を開業した杉村三郎に女性絡みの依頼が3件あった。その3件とも杉村が想像した以上に難解な依頼であった。
絶対零度・・・入院した女性に家族が連絡が取れない、何故?
華燭・・・同じ日、同じ場所での結婚式が2組中止になった、何故?
昨日がなければ明日もない・・・離婚して手放した息子が交通事故に遭う。男にだらしない奔放な母は運転手を訴えず、息子を育てる元主人の母を訴えたいという、何故?
男性から見たら悍ましい女性達ですね。ちょっと困った女性どころの問題ではないですね。ホラーっぽい感じがしてしまいました。こういう女性も知らないだけでいっぱいいるのでしょうね。
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後味が、悪ッ
2022/04/08 05:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に読んで嫌な後味の残る作品ばかり……でした。出てくる女性が、だれも好感度ゼロ。自分のことばかり考えている人間ばかりでした。
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全体的にもう一つでした
2021/07/01 21:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉村三郎シリーズの最新刊です。中編が三作品収録されている。「絶対零度」には救いがない。本当にキツい話だ。宮部みゆきらしくないと思う。「華燭」は、まぁよく出来た話だ。ちょっと状況に無理があると思うところもあったが。表題作は、途中で希望のある終わり方を期待したのだが。全体的にもうひとつでした。