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紙の本
山下和美の新たなる代表作!
2016/10/18 19:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにしろ分厚いということもあるが、内容が内容だけに台詞ひとつ読み飛ばせないという緊張感で一気読みができず、一回休憩をはさんでしまいました。
“しきたり”のもとで暮らす村の人々。 獣の頭をかぶった神官や役人たち。 四方を巨大な神の像に見守られながら暮らす村人たちにとって、自分たちがいるのは「この世」。
山の向こうは決して行ってはいけない「あの世」。
村の平和のためには、不具の子や凶相と判断された子供はひそかに山に捨てられなければならず、太占の結果次第では犠牲を捧げなければならない。 そして村ではどんなに元気に見えても、50歳を迎える日には誰もが確実に死ぬ。
そんな村の中で結構な真実を知っていそうな捨吉の娘・8歳の杏が主人公。 見るもの知るものすべてが謎に満ちているように感じられ、それが何故なのか、山の向こうには何があるのか、じたばたするヒロインと一緒に、私もまたじたばたする。
江戸時代っぽいが・・・パラレル展開もありうる。 公開当時物議をかもした某映画のこともなんだか思い出されるが、そんなオチで終わるはずがない。
この物語の世界観を理解するには、これくらいの分量は必要。 だからこその分厚さ(362ページ)なのだろうけれど、2巻が出るのはいつなんだろ・・・と思うとそれもつらい。
萩尾望都の『バルバラ異界』のような、手塚治虫の『火の鳥』の一編のような、そのレベルの名作になる気配大!(2015年5月読了)
紙の本
Let's bigin
2021/09/21 19:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うーよー - この投稿者のレビュー一覧を見る
全巻買いそろえることが出来たので読書開始です。四ツ神様は最初心証風景かと思った。この文明の程度で、あんな巨像は作れないと思ったから。しかし、物理的に存在していたし、それどころか光るし、どういう世界なんだと混乱していたら、最後に高層ビル群が見えて、とどめを刺された。何これ、どうなるの?と、いう以前に、何これどういう世界なの??
電子書籍
続きが気になる
2022/02/27 11:17
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
双子の姉が生贄にされたり、50歳になると死んでしまう村。
「あの世」とは何なのか?また杏がこれからどうなっていくのか続きが気になるストーリーです。
電子書籍
難しいが引き込まれる
2020/10/12 17:47
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投稿者:スニン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだか薄暗い雰囲気。面白いし意味深なストーリー運び。
山下さんの不思議な少年は最後よくわからなかったので最後まで読者置いてけぼりにならないことを願います
電子書籍
象徴的寓話
2020/10/03 10:17
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
一見 おとぎ話風の導入部分であるが読み進めるにつれて図分深い哲学的ともいえる課題を示唆している作品だとわかる。相当に深い内容なので丁寧に読んでいかなければいけいないのが欠点といえば欠点。
絵柄もきれいでしっかりと描かれている。
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哲学的
2018/07/04 16:21
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投稿者:ssk - この投稿者のレビュー一覧を見る
既刊は一通り読んでます。
とても深い内容を扱っていると思います。
いろいろ考えさせられます。
最初はSFやホラーかと考えながら読んでいましたが、
もっとずっと重いものでした。
読んで損はないです。おすすめ。
電子書籍
不思議な引力
2021/05/04 16:25
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
のある作品。でも、山下さんの作品はどれも序盤で挫折しているので、これがどうなるか。結構、、、いえ、かなり重めなので。
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不思議な話
2021/01/16 16:40
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつの時代のどこの里の話なのか。そこには神がいて人々をいつも見張っている。不思議な能力を持つ者が神との仲立ちをしているのか。わたしも杏と同じくこの世界の理が知りたいと思った。
えっ、どういう事!? もう一度初めから読み返した…
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壮大なストーリー
2017/09/19 20:44
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
壮大なストーリーの序章。
ちょんまげは結ってないので明治維新より後の時代。
古い因習に縛られた村で生まれた双子は、因習により一人は山に捨てられる。
残された一人杏はすくすくと育つが・・・
電子書籍
これからに期待
2015/09/30 13:19
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投稿者:mahiru - この投稿者のレビュー一覧を見る
山下和美さんは「天才柳沢教授の生活」が大好きで、
エッセイ漫画「数奇です!」も読みました。
お話はまだまだこれから、、という感じで展開が気になります。
もののけ姫?と思わせるシーンがいくつかありましたが、それは
一瞬のことで、次々起こる出来事にハラハラさせられて、
登場人物も個性があり魅力的に思えました。
紙の本
妖しい異世界への扉
2015/09/13 09:44
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投稿者:まもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり期待して期待して読んでしまったようで、ちょっとあれ?と思ってしまった感は否めないですが
まだ一巻なので物語は始まったばかり。
評価は今後の展開によってというところでしょうか。
イメージ的に五十嵐大介氏の「そらトびタマシイ」を想像していたのですが
あそこまで鳥肌の立つものは感じられませんでした。
電子書籍
ランド
2017/09/24 09:36
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何回読んでも、意味が…訳が分からないこのストーリーマンガ。
いい意味での、謎めいたマンガですね。
念願の(?)山の向こうを見た主人公。
ここから本番スタートって感じですね。
電子書籍
因習と謎だらけ
2017/09/24 02:17
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者さんのは初めて読みましたが、日本の古い神々・各地の習わしが混ぜてある不思議な世界観です。
双子のアンと杏。
二人が別々の道を歩まされたのもまた日本の伝承に基づいていますね。
昔の日本では双子は1つの魂が半々になったものと捉えられる風習があり、
ある地域では不吉とされていたと言います。
片方を神様に返すという意味の生贄があったというのもこの作品と共通するところです。
そんな、と思う人もいるかもしれません。ですが、日本は双子が生まれる確率が
他国に比べて低いのが現状です。
つまり、作為的に双子になりやすい遺伝子を何らかの方法をもってして削除した結果、ということ。
今となっては統計・データ的なことですが、物語より怖いかもしれませんね。
紙の本
あの世
2019/07/23 02:00
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あの世」と「この世」の話なので、ホラーなの? とドキドキしながら手に取りましたが……そう来るか、というどんでん返しが。