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黒後家蜘蛛の会 新版 1 みんなのレビュー
- アイザック・アシモフ (著), 池央耿 (訳)
- 税込価格:968円(8pt)
- 出版社:東京創元社
- 発売日:2018/04/12
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文庫
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紙の本
新カバー、活字が大きくなって読みやすく
2018/05/30 06:04
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
多分いちばんはじめのヴァージョンを、中学生のときに古本屋さんで買ったのがはじめ(5巻はリアルタイムで本屋さんで買った記憶が)。それ以来、何度読んだかわからないこのシリーズ。ボロボロになったし、引っ越して今手元にないし、新版発売を機に再購入。
アシモフの似顔絵が表紙のヴァージョンもあったんですね、知らなかった。
今回、新版であって新訳ではないのは、もうこの訳が時代を超えているというか、合間に顔を出すアシモフの自作解説(時に言い訳)含めて「ある時代」を切り取りつつも、同時に普遍的な何かになってしまっているからではないかと思う。
『真実の10メートル手前』の作者あとがきでも言及されているように、登場人物がそれぞれの役割を担う存在として描かれつつも記号化されないギリギリのラインで「偉大なるマンネリ」を繰り広げている。
だから何度も読んでいるのにまた読んでしまうのは、彼らの会話が聞きたいからだ。
安楽椅子探偵もののひとつの完成形ではあるけれど、出たがりのアシモフもあわせてひとつのエンターテイメントになっているすごさ。
でも、いいレストランでの会食なのに、料理描写が乏しいのはアシモフ自身があまり食に興味がない人だからだったんだろうな、とわかるのも興味深い。なので料理については自分で想像します!
紙の本
文句なしに面白い
2019/10/02 00:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:beni - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版で全巻読んだ本。
SF作家と思っていたアイザック・アシモフのミステリーというのが意外で
何気なく手に取って、たちまちハマってしまった。
文句なしに面白い。
素朴な疑問、何故この会の名称が
「黒後家蜘蛛の会(ブラック・ウィドワーズ)」なのか?
その理由が小説内にあったかどうか忘れた。
それを確かめるためにも、もう一度読んでみたい。
新版のマグリット的な表紙の絵は、小説の雰囲気によく合っていると思う。
余談だが、かつてこの小説の何篇かがNHKFMでラジオドラマ化されたことがある。
ヘンリー役が久米明氏で、ピッタシだった。
あれももう一度聴いてみたいが、無理だろうなあ。
紙の本
この
2021/11/20 19:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このユーモアの感じとても好きです。
原文で読めたらもっと味わいがあるんだろうなぁと思う部分もありましたが、十分楽しめました。
紙の本
もっと早く出会いたかった
2018/11/02 00:29
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
存在は知っていたものの、なんとなく読まず嫌いをしていた本作でしたが、新版が出たとのことで、手に取りました。
もっと早く読んでおけばよかったと、今になって思います!
まず、短編集なので、とてもとっつきやすいです。また、理解できないほど古い時代の話でもないので、そこも読みやすさの要因の一つかと思います。
意外だったのは、この会は、「探偵クラブ」的な集まりではなかったということですね。この本を読む前は、アガサ・クリスティーの「火曜クラブ」的な推理サークルを想像していたのですが、むしろ、「推理したくて集まっているわけではないのに、何でこんなことに。。。」みたいになっている登場人物がいることが微笑ましかったです。
安楽椅子探偵モノだと、「いやー、そういう解釈もできるけど、本当に100%そうとは限らないんじゃ?」と思ってしまう結末も多いですが、この本でも、そう思ってしまうこともあります。そういう意味でも、私は”会心の笑い”が一番好きでした。まあ、それでも、全話とても面白かったですが!
あと、作者の題名についての小話が、いちいち面白かったです(笑)
紙の本
安楽椅子探偵もの
2023/10/28 18:57
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投稿者:今井 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵面はイマイチだが、会員同士の掛け合いがとにかく面白い。仲悪そうに見えて実は仲良し、みたいな。おじさん達のほのぼのとしたミステリ談義に癒される。
紙の本
雰囲気を味わう
2022/11/01 12:44
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投稿者:TORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性観など現代にそぐわない点も多々ある前時代的な題材ですが、だからこそ味わえる近現代の謎解きと雰囲気があります。その中で「会心の笑い」はいつの時代、どこで読んでも通じる名作だと思います。
紙の本
少々私には高尚過ぎる作品群でした。
2019/02/26 09:32
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少々私には高尚過ぎる作品群でした。リメリック(滑稽五行詩、五行戯詩)、韻を踏むとか、古典文学の引用や聖書の話とか、私不得意の文学的話がどうにも退屈でした。やはり納得できる絡繰りや結末のある話の方が良いです。なお、各短編末に「あとがき」があり、初出雑誌名と掲載号が明記されているが、それによると本巻収録作品は1972年1月号から1973年12月号までに発表されたものである。作品が書かれた時代背景も念頭に入れて読むと興味深い。
紙の本
知的な会話と謎解き
2019/02/19 04:29
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1作はシリーズ化を考えずに書かれたものなので、異色ですが非常に印象深い秀逸な短編です。
その後の作品群はミステリーとしてはちょっと物足りない気がするものもありますが、謎解きに入る前のよもやま話や謎が提示されてからみんなであーでもないこーでもないとそれぞれの知識が披露され、ときにけなし合いになったり、知的な対話それ自体が楽しいです。ヘンリーの謎解きで毎度話が終了しますが、毎回秀逸というわけではないです。