ブックキュレーターhonto編集員
がんばらなくても生きられる?気ままに世間から逃避するための実用書
多様なライフスタイルが認められるようになった今、がんばらない暮らしも多様になりました。世間にどうやって合わせるかを考えるより、ほどほど逃避するためのコツを頭に入れておけば心は軽く気楽になります。著者の環境や条件を参考にしつつこれらの本を読み終えたときには、あなたなりの清貧の思想や逃避の方法を見つけられるでしょう。
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『ひきこもりカレンダー』の著者が自身の体験をもとに、ひきこもりについてユーモアたっぷりに暴露&考察した本です。『働かないなんて恥ずかしい、みっともない、と絶えず騒いでいるのは世界に二人だけ、親だけなのです』など、ひきこもり実践者ならではの含蓄あふれる名言も頻出。ひきこもり擁護派、必読の書です。
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日本一有名なニートであるpha(ファ)氏は『ニートの歩き方』の著者としても知られています。大変な面倒くさがりでありながら、シェアハウス運営など、好きなことは貪欲に実践し、『普通とされている生き方がすごく高いところに設定されて』いるとして、仕事、家族、お金に縛られない生き方を提案しています。新しい幸福、ここにあり。
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20代で隠居 週休5日の快適生活
大原 扁理(著)
隠居は老人の専売特許ではなく、誰もが選べる生き方と考えれば楽になります。3年間のひきこもり生活→目的なく上京→隠居ライフに至る過程は、多かれ少なかれ誰にとっても共感できるところがありそうです。本当に必要なものだけ選び、避けたいものから距離を取る著者の生き方を指針とする人は、今後ますます増えるかもしれません。
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「貰う」「共有する」「拾う」「稼ぐ」「助け合う」などの方法で、経済に依存しすぎない暮らしが提案されています。無料の生活をしているうちにできてくるのは押しつけられたタイトな人間関係でなく、つき合いの頻度や距離感まで自分で決められるゆるい関係。自分にしっくりくる「ほどほど」を実践するのに役立つ一冊です。
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ミニマリスト・佐々木典士の提唱するモノのない生き方は、もはや憧れのライフスタイル像となっています。断捨離の流れを汲み、時間の使い方や人間関係など、モノに終わらぬ理想の追求。言い訳だらけのネガティブ編集者だった著者の行きついた先がこの清く美しいシンプルライフ、というところに説得力を感じます。
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