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面白い
2024/09/13 22:42
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投稿者:忍者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで読み通して、先生はこれをやりたかったんだな、ということがわかりました。面白かったです。最初二人の語り手がいることに戸惑いを覚えていたのですが、最終的には納得できました。
良い本です
2024/08/30 16:36
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
小鳩くんの恋愛事情もだんだんと暗雲が垂れ込めてきて、小佐内さんはもしやと怪しまれる存在になっていきます。これからすごいです。
再会
2020/11/24 15:58
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投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏季限定で別れた小鳩君と小山内さんでしたが、最終的に再会することになります。再開した時の会話も2人らしくて面白かったです。この続きが既に出版されていたということで、早速読もうと思っています。是非2人にくっついて欲しい、でもこのままの関係でもいい気もする…。
しかし、瓜野君は救われないなぁ…小山内さん恐るべし!
小佐内ゆき、おそるべし
2018/05/21 23:01
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』は、小市民シリーズの3作目。
上下2冊の長篇。
前作もそうだったけど、小佐内ゆき、おそるべし。
その性格も、甘い物をたいらげる食欲も。
それにしても、このシリーズ、これで終わっちゃうのかなあ。
遠回りして気付いたこと
2015/09/30 14:05
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
新聞部の新部長となった瓜野高彦は、新部員を組織化し、放火犯を捕まえるための張り込みを開始する。しかし残念ながら、放火犯を捕まえることはできない。そんな彼に対し、小佐内ゆきはもうおいたはよしなさい、とアドバイスする。だが当然、瓜野は意地でも犯人を捕まえようとエスカレートしていく。
一方、仲丸十希子には別に本命がいて、しかも二股をかけられているという事実を知った小鳩常悟朗だが、特に何もしなかった。これまで通りの付き合いを続け、会うたびに仲丸の表情は暗くなっていく。
そんな小鳩は、受験勉強に没頭しようとしつつも、新聞部に介入しているという小佐内の動きが気になって仕方がなかった。受験勉強に専念するためという理由をつけ、堂島健吾の協力を得て、事態の鎮静化に動き始める。
最後の最後に明かされる小佐内の犯行動機が何ともいえない。やっぱり彼女も女の子な部分はあるんだな、と。
小佐内さん、あんたって娘は・・・
2014/06/25 09:25
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後に「ああ、小佐内さん、あんたって娘は・・・!」と叫ばずにはいられない。何ともカワイイ、オオカミ娘。今回は題名がとても深い意味をもってます。小市民の2人が幸せになれますように・・・。
続・ぼや騒ぎ
2025/03/31 22:26
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投稿者:みっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼや騒ぎがどうなったかが描かれる、下巻。犯人はコイツかなと思ったらやっぱりコイツだった。でもそんなことは些細なこと。空気感が好き。
さすが!
2020/11/25 11:17
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小鳩君冴えてますね!
小佐内さんも変わってません!その伏線は上巻にあり!
そしてマロングラッセに込めた思いがなんとも言えない余韻です。
大人気小市民シリーズ
2020/04/17 08:09
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
連続放火事件後編。1年近く離れ離れになっておいて、結局お互い同じ結論を持ち帰ってくる。やっぱりこの2人がコンビでないと。瓜野くんは小佐内さんに完全に弄ばれていることに、仲丸さんは小鳩君が会話の裏でどれだけ頭を使っているかに、気づいていない。(3股かけておきながら、相手を人でなし呼ばわりして振る仲丸さん、ちょっとすごい人だなあと思う)小鳩くんも小佐内さんも、2人とも相手に物足りなさを感じて別れた相手の影を自然と求めてしまうのがなんだか愛らしい。満を持して巴里マカロンに向かう。
おもしろかった!
2017/03/09 07:06
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投稿者:すず - この投稿者のレビュー一覧を見る
安定した面白さなのですが、ヒロインと主人公の絡みがあまりなかったのが少し残念でした。このシリーズはほとんど短編集なのですが、今回は違い長編で、やはり米澤穂信さんは長編の方が面白いなと思いました。
小市民コンビの再会――炎の前で――
2010/03/26 11:25
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投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
去年(高2)の夏に起こった『夏期限定トロピカルパフェ事件』で、互恵関係を解消した小佐内さんと小鳩くん。それぞれに彼氏彼女を持ち、小市民的生活を維持すべく孤軍奮闘していたが、高3の秋、二人が通う高校周辺で起こる連続放火事件を介してついに二人の日常が交錯する。放火事件に小佐内さんの影がちらつくからだ。
「小佐内さんが火をつけてまわってる可能性があるのに、じっとはしてられない」と立ち上がった小鳩くんは「ぼくが思うに、これは情報操作で片がつく」と声高らかに宣言する―――というのが上巻までのおはなし。
この下巻では小鳩くんお得意の推理が披露され、連続放火犯は捕まる…のだけれど、このミステリ部分はそれほど重要じゃない。ついでをいうと犯人も「やっぱり」という人物だ。
本シリーズの見所はなんといっても「小市民」という善良な皮を被ろうと必死になりながらもことごとく失敗してしまう小佐内さんと小鳩くんの本性――狐と狼――との葛藤だ。
復讐の楽しさを忘れられない小佐内さん。推理を展開することを止められない小鳩くん。ふたりはその性癖から過去に苦い経験をし、以来、その誘惑を断ち切ろうと努力している…はずなのだが、まぁ、これがことごとく失敗中。ま、失敗するところがまた「小市民」的ともいえるのだけれど。
本書でも小佐内さんは放火事件に乗じてある復讐を決行し、小鳩くんは推理を披露する。そしてその非小市民的活動を通じで再会するわけだけれど、その再会場所がまたまた非小市民的。なんとめらめら燃える火の前(爆裂音つき)で向かいあうのだ。しかしすぐに小鳩くんは一時退場し、ちょっとオソロシイ小佐内劇場が開幕するのだけれど…それは本書の一番といってもいいくらいの見所なので割愛する。とにかく小佐内さんがオソロシくってキュートなことだけは言っておく。
ちょっとオソロシイ小佐内劇場が閉幕した後、狼(小山内さん)と狐(小鳩くん)は再び向かい合い、去年の夏にお別れしてからの一年を、淡々と振り返る。
小山内さんは言う―――
「本当なの。告白されて嬉しかった。瓜野くんって、ほら、結構恰好いい方で自信家だし。すぐにおつきあいすることに決めた。わたし、知りたかったの。恋とはどんなものかしらって」
それに対する小鳩くんの突っ込みは―――
フィガロ?
笑ってしまった。的を射ているような、的外れのような、「小鳩君らしい」なぁ…と。
小佐内さんは彼氏である瓜野くんのために尽そうとしたのだけれど―――小鳩くんも言っているのだけれど―――その尽し方がもういかにも「小山内さん」らしくって(小市民とは程遠い内容なので)、笑ってしまう。こういう不完全さがまた可愛いんだなぁ。
でもそんな二人も高校3年間のほとんどを費やして自分たちが目標としてきた「小市民」の正体に気付く―――
必要なのは「小市民」の気ぐるみじゃない。
たったひとり、わかってくれるひとがそばにいれば充分なのだ、と。
そして小鳩くん小佐内さんに伝える―――
「ぼくにとって小佐内さんは、必要だと思う」
小佐内さんも小鳩くんに伝える―――
「うん。小鳩くん。また一緒にいようね。たぶん、もう短い間だと思うけど」
これは告白?と思いたくもなるけれど、恋愛関係に発展するにはまだ時間がかかりそう(高校生活も残すところ僅かなんだけど)。ただ、小鳩くんには心境の変化を感じられるのでまだ期待は捨てずにいたい。
さて後日談。
和風喫茶に繰り出した小佐内さんと小鳩くんは栗きんとんを前に、栗きんとんとマロングラッセの作り方の話をしている。
えぐい栗に何層もの砂糖をまとわせて栗自体まで甘くするマロングラッセ。煮た栗を裏ごしして砂糖と合わせて茶きん絞りにする栗きんとん。小山内さんは和洋の栗のデザートに何かを例えている。もちろん小鳩くんには小佐内さんが何を言わんとしているか分かっている―――
そのままではえぐい栗を、誰もが愛するお菓子にするための方法論。
煮て潰して裏ごしして、それから砂糖と一緒に火にかけるのが栗きんとん。
漬けこむシロップを少しずつ濃くしていって、いつも間にか芯まで甘くしてしまうのがマロングラッセ。
わかった。
小佐内さんは小鳩くんに訊ねる―――
「小鳩くんはどっちが好き?」
この質問に対する小鳩くんの答えがまたまた可愛いのだけれど、それは読んだ人だけのお楽しみ。
そうそう、小佐内さんが放火事件に乗じて復讐劇を決行した理由が最後の最後に明かされるのだけれど、それもまた可愛らしい答えで(ここでいう「可愛らしい」は時に「恐ろしい」と同義語です)、最後の最後にまたしびれてしまった。
次は『冬期限定○○事件』だなぁ。○○の中には何が入るのだろう。ぜんざい? バレンタインチョコ? クリスマスケーキ? あぁ、早く読みたい。
☆秋期限定栗きんとん事件☆
2024/05/03 17:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。
----------------------------------------------
あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を2人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣・・・ 僕に小さな誤解でやきもち焼いて口げんかみたいな日が来るとは、まるで思っていなかったのだ・・・ それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい・・・
僕は思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。僕と小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど・・・ ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。
☆秋期限定栗きんとん事件☆
2024/05/03 17:52
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米澤穂信氏の推理小説で、《小市民シリーズ》と呼ばれるもの
小鳩常悟朗君と小佐内ゆきさんを中心に事件が動くのだが、この2人、小市民を気取りながら、結構首を突っ込むほうである。
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あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を2人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣・・・ 僕に小さな誤解でやきもち焼いて口げんかみたいな日が来るとは、まるで思っていなかったのだ・・・ それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい・・・
僕は思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。僕と小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど・・・ ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。