- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
やってみたい!
2024/06/19 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本を読んでいて、「あの人好きそう」「あの人に読んで欲しいな」と思うことがよくある。
だから、楽しそう!と羨ましくなった。
花田さんと会って話してみたい。
私にも本を選んで欲しい。
とりあえず「この本を読んだ人にすすめたい本一覧」の作品を読んでみよう。
本を勧めるということ
2022/03/10 00:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分みたいに月単位で1万円分くらいレジに持っていく人間は、
もうとうに過ぎてしまった境地だけれど、
読む本を人に見られる、というのはやっぱり恥ずかしさを伴う。
まして、勧める、ということになると
相手の嗜好に対して自分の嗜好をすり合わせていくわけだから、
いろいろな苦難があるように思う。
それを初対面の人に繰り返していく
ある意味での蛮勇を追体験できる。
本の世界というのはある部分では完全に閉じていて、
読むコミュニティと読まないコミュニティはなかなか交わらない。
読まないコミュニティに対して本という武器で挑んでいく姿は爽快だし、
そこからつながっていく本の結末は、ちょっとイイ話。
次に読みたい本が見つかるかも
2020/09/09 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なかなかインパクトのあるタイトルですが、中身も負けていません。
私はビブリオバトルとか見たことも参加したこともないのですが(興味はとてもある)そういう視点での面白さもありつつ、
新しいことに踏み出す、新しい環境に身を置く、という主人公の挑戦や成長を見守る小説のような面白さもあります。ノンフィクションですが。
花田さんの手がける本屋さんに行ってみたい(遠方なのでなかなか厳しいですが)と思いました。きっと面白いんだろうな。
カリスマ書店員が、出会い系サイトで知り合った男性にピッタリの本を紹介することを通して発見した新たな人生を描いた自叙伝です!
2020/05/21 09:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、カリスマ的書店員として有名な著者である花田奈々子氏のよって著されたとっても面白い一冊です。著者が、仕事も結婚も上手く行かずにネカフェ難民状態にあった頃、SNSで出会った見ず知らずの他人に、その人にピッタリと思われる本を薦めるということを通じて、そこに新たな発見をして、書店員を天職として歩み出す様子を描いた自叙伝です。内容は、「プロローグ 2013年1月、どん底の夜0時」、「第1章 東京がこんなにおもしろマッドシティーだったとは」、「第2章 私を育ててくれたヴィレッジヴァンガード、その愛」、「第3章 出会い系サイトで人生が動き出す」、「第4章 ここはどこかへ行く途中の人が集まる場所」、「第5章 あなたの助言は床に落ちているホコリみたい」、「第6章 私が逆ナンを身につけるまで―そしてラスボス戦へ」、「第7章 人生初のイベントは祖父の屍を越えて」、「エピローグ 季節はめぐる、終わりと始まり」となっており、なかなか興味深い内容です!
本への愛が詰まった一冊
2022/03/07 23:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく本への情熱がすごいです。
どんなに「それ読みました」と言われても
なら、これならどうだ、こっちなら!と
出会って数時間話しただけの人に
本を紹介していく話です。
色々な本が出てきて、本好きにはたまらない一冊。
ヴィレッジヴァンガードが、今雑貨に埋もれすぎているけれど、ちゃんと本もあるんだな。とわかり、
今度行ってみようと思いました。
とにかく、コミュニケーション能力が
ぐんぐん上がっていく花田さんを見ていて、
すごい。の一言しかありません。
出会い系というタイトルだったので、
ちょっと構えていましたが、そういう目的の人は
見たらわかるよ。と教えてもらい、
ひたすらに本を紹介し続ける姿勢に
今レビューを書いている私も
これを誰かにオススメする時がくるのかな。
と思っています。
マッチングアプリが結婚目当ての昨今で
「本を紹介します!」という斬新な切り口は
読み進めていくにつれて、読者にむけても
オススメされているような、そんな一冊でした。
"すべての会で前からそこにいた人のように馴染むことなんてそもそも無理だし、つまらない場だってたくさんある、とあきらめてしまえば、ついていけないことも恐怖ではなくなっていった。無理になじもうとせず、本当に笑いたいときだけ笑おうと思っていると、いることがラクになる。そんな身の処し方も覚えていった。"
出会い系サイトで本をすすめる...って、すごいなぁ。新しすぎて面白い。
2020/04/18 14:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
出会ったのが70人に対して、本書ですすめた本は39冊なので「本をすすめまくった」ほどではないけど、出会い系サイトでヒトと会うドキュメンタリーと本のレビューを同時に楽しめるところがいい。本を誰かに勧めるには、その誰かをどれだけ知っているかが重要。まずは、初対面のその人の人となりを観察する真摯な姿勢が、そのまま著者を成長させてるようにも見えた。読んでみたい本も多数。
本の話をしたい人、集まれ!
2020/02/24 05:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「出会い系サイトで本をおすすめする」とは一体どういうことなのか。
それが知りたくて読み始めるが、いきなり語り手は結婚生活をもう続けられないと家を飛び出し、ファミレスやスーパー銭湯を渡り歩く“宿なし”として登場し、まず人生に迷っていることにどよめく。
これは、「本をすすめる」ことが描かれているだけでなく、「他人に本をすすめることでいつしか自分が救われる」というある種の王道ものでもあり。
宿なし生活に「なんでこんなことに」と呆然とする筆者は書店員。しかし仕事も以前に比べるとうまくいってはおらず、日々疲労がたまる。そんなときに「知らない人と30分だけ会って、話してみる」というWEBサービスXを知り、一念発起、「1万冊を超える膨大な記憶データの中から、今のあなたにぴったりな本を1冊選んでおすすめさせていただきます」ととプロフィール欄に書き込む。
X(仮名)というサービスは出会い系とはいえ異性の恋愛関係だけに限っていないようなので・・・いろんな人がいるが、勿論ヤバい人もいる。読んでた最初はXがSHOWROOM的なものかと思って、「あぁ、動画配信というか、スカイプ的なもので会って話すのかな、それならありかも」と解釈したが・・・タイトルは「実際に会って」。しかも読み進んでいったら実際に会っているし!
出会い系で知り合った人と初めて会うなんてヤバい、とは思わない。そんな遅くない時間で、不特定多数の人がそこそこいる場所ならばそう危険とかではないだろうし。ただ知らない相手と「本をすすめる」まで会話をするってのがハードル高い! 話が通じる人ばかりではないし。でもそこがこの本の読みどころでもあるわけで。
ただし、本のセレクトは「いかにも書店員」って感じの直球が多い感じ。王道、ベストセラー、話題になった本を中心に、サブカル系に自分の好みを入れ込んでくるところとかまさにあたしのイメージする書店員そのものです(その割にご本人は自分をいわゆるカリスマ書店員みたいな存在とは縁遠いと思っている)。
こういう方にはありがちだが、「そこそこ読んでます」という人にはおすすめ本が出てこないという・・・。あまり普段読まない、何を読んだかよくわからないという相手には有効なんだな、と。私もですが、ジャンル小説を主に読んでいる場合は「それ知ってます」になっちゃう(だからマニア寄りはマニア寄り同士で会話したくなるのかも)。
でも、「本の話ができるのは楽しい」っていうのは確かだ。
善く生きる書店員
2020/02/17 23:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店員の経験を活かした修行として始めた活動を通して、人生を見つめ直す過程に引き込まれる。どの出会いにも学びがあって、それに気付ける筆者のマインドと筆力があって、一気に読まされた。
やりたいこと、それでお金を稼ぐこと、その価値観についてきてくれる人がいること。それぞれ完全に叶うことは滅多にないけど、それを追及する姿に惹かれる。あと単純に好きなものを語る文章として面白い。
ブックコンシェルジュ
2020/07/22 07:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
旦那と別居し、ネカフェ難民状態だった筆者が、これではいけないと一念発起し、出会い系サイト(一応真面目系の)で出会った人たちに、おすすめの本を紹介していくというドキュメンタリー。
※筆者はビレッジバンガードの店長で、脳内に1万冊の本のデータベースを有している。
本好きの私としては(と言っても、この本の筆者のような強者ではないが)、なかなか興味のあるお話。
「知らない人に合う」というのは、私からは想像もできない苦行だが、その難行にあえて臨んだ筆者はすごい。
自分の知らない本を見つけることができるかな、と思って買った本だったが、どちらかと言えば、筆者の人生模索的な内容。
それはそれで面白かったが、欲を言えば、もっと掘り下げて本を紹介して欲しかったかな。
次々と色んな人に会っていくので、ひとりひとり(そして紹介する本の一冊一冊)が、希釈されてしまった感が否めない。
だが、筆者の行動力には素直に脱帽する。