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前作はプロローグに過ぎなかった。
2020/08/12 16:04
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作の圧倒的スケールでさえもプロローグに過ぎなかった。
本作では、「智子(ソフォン)」というスーパー粒子によって三体人に情報が筒抜けの状況下で、どの様に三体人に対抗するかが舞台となっている。
そこで登場するのが「面壁計画(ウォールフェイサープロジェクト)」。
「智子」から唯一秘匿にできるのが人間の脳なのである。
「面壁者(ウォールフェイサー)」に選ばれた人間は自らの真の計画をだれにも明かさずに推進する必要がある。
この設定が非常に素晴らしい。
「面壁者」の真の意図が何なのか読者にも明かされず、その「面壁者」の計画を暴こうとする「破壁者」との頭脳戦が第二部である本作の見所の一つだ。
またそれら以外にも、三体人が侵攻してくるにあたって世界情勢の変化や逃亡主義等の思想の問題などの描写も圧巻である。
先進諸国に対して技術公開を求める技術公有化運動や、危機に陥ろうとも自国の安全を第一優先する国家の描写にとてもリアリティがあった。
「面壁者」達の本当の計画とは。
本作の主人公であるルオ・ジーは何故三体人に恐れられているのか。
そしてルオ・ジーの計画の真意とは。
様々な謎を残したまま物語は下巻へと続く。
早く謎の答えを知りたい一方で、まだ読み終わりたくないという思いも強くなる。
現代小説の最高峰である本作。
まだ読んでいない方は是非手に取ってみてほしい。
時間と空間を無限大に使った舞台のなかで、人間の本質に迫る大作。
2022/09/22 10:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球文明の存在を知った三体人は、自らの存亡をかけ地球を滅ぼすべく艦隊を派遣。
国連惑星防衛理事会が面壁計画(ウォールフェイサープロジェクト)を決断するところから物語は再開。
「嘘がつけない」「相手のことを慮ることができない」三体人に対して、地球の運命を託された4人の「面壁者」(ウオールフェイサー)。
物語の主人公はそのひとりの羅輯(ルオ・ジー)。
「宇宙社会学者」だ。
人間は究極の状況に追い込まれた時、自分の境涯を超える使命を託されてた時、どのように振る舞うのだろうか。
時間と空間を無限大に使った舞台のなかで、人間の本質に迫る大作。
宇宙社会学 (上下巻通じて)
2022/01/21 09:53
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書上下巻の最初の部分で、「宇宙社会学」という言葉が出てくる。
また、本文のなかで、アイザックアシモフのファウンデーションシリーズについて触れらられる部分がある。ファウンデーションシリーズの中では、「社会心理学」という分野が、大事な役割を持っていた(と、記憶している)。
著者は、きっと、ファウンデーションシリーズも読み、それが好きで、その魅力的な部分を、この作品の中での展開に合わせた形で、「宇宙社会学」というかたちで作り出したのかな、と感じた。
地球上の、人間・社会の中の関係性、それを宇宙の多様な文明間の中での関係性といったところに応用してみること、そんな楽しみもありました。
時間と空間を無限大に使った舞台のなかで、人間の本質に迫る大作。
2021/08/10 07:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球文明の存在を知った三体人は、自らの存亡をかけ地球を滅ぼすべく艦隊を派遣。
国連惑星防衛理事会が面壁計画(ウォールフェイサープロジェクト)を決断するところから物語は再開。
「嘘がつけない」「相手のことを慮ることができない」三体人に対して、地球の運命を託された4人の「面壁者」(ウオールフェイサー)。
物語の主人公はそのひとりの羅輯(ルオ・ジー)。
「宇宙社会学者」だ。
人間は究極の状況に追い込まれた時、自分の境涯を超える使命を託されてた時、どのように振る舞うのだろうか。
時間と空間を無限大に使った舞台のなかで、人間の本質に迫る大作。
第二部
2020/11/30 22:02
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきなり主人公が新キャラに変わったのでちょっと面食らったものの、ストーリーは相変わらず面白い。史強が出て来た時の安心感も変わらず。もう全然勝ち目なんかないんじゃないかと思われた三体人にも意外な弱点がある、とわかってからの面壁計画。のめり込んで読んでしまった。
遣唐使以来の衝撃かも知れない
2020/06/28 00:25
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投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
東の空が紅くなり太陽が昇った。中国にあ毛澤東が出た。我が国ニッポンでついに出版されたる三体第二部黒暗森林。発売日に届いた本の表紙を見てまず感じたのは「黒暗森林」の違和感。アンコクではなくヘイアンだって?!これぢゃあ中国語まんまでもはや翻訳ではないではないか。これまで中国現代小説のいくつかを翻訳や原文で読んできて、旧ソ連の装甲車なみの重量感に都度参ってきたが、ここに至りいよいよ中国小説という外来種が日本の読書会に殴り込みをかけてきた感がある。この小説は遣唐使以来の衝撃かも知れない。ところで三体第一部はお読みなっただろうか?テクニカルとヒストリーの圧倒的にハードな内容、込み入ったプロットの反面、武侠映画さながらの壮大なバカバカしさが同居する作品でもあり、特にそのバカバカしさに面喰って了った読者諸賢も少なくなかったと察するところではあるが、この第二部では、第一部で仕込まれたあのバカバカしい設定が水素爆弾のように炸裂してまさに百花斉放となっている。上巻半ばまで読んだところで、いま、わが国でこの小説を読む価値には、額面以上のものがあるかも知れないとの予感がして居る。第一部で三体まるでムリだったわぁと思われた方も騙されたと思って第二部を手にとって欲しいと思ひます。問題提起としては「智子」はコロナそのものであり、「面壁者」は天皇陛下そのひとなのだから。
いきなり時代が
2021/12/30 21:57
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
変わっていて驚きました。なれるまでに少し時間がかかりましたが、わかってくるとおもしろくて、どんどん読めてしまいます。下も楽しみ。
まさかの
2021/06/02 12:26
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公交代?前作は本当に単なるプロローグだったのか。
文潔はもう故人。なんとも無責任。
病気の史強はじめ、敵との戦いのために冬眠して未来に向かう人々。
とんでもない人間まで未来にいくけど大丈夫か?
あのヤン・ウェンリーの言葉が引用されるとは意外!
壮大な物語
2020/09/27 00:47
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国発SF大作三体の第二弾の上です。前作では内容のほとんどが壮大なネタフリで、いまいち全容が分かりませんでしたが、今作からいよいよ本編に入った感じがします。数世紀後に地球に到達する三体人たちに対抗すべく、あらゆる角度から対策が練られてゆきます。また、いろいろな人物も登場し、中にはマトリックスのネオのごとく救世主となりそうな人物もいます。今後彼らがストーリーにどのように絡んでくるのか楽しみです。
スケール大きい
2023/09/14 21:02
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
スケールが大きくて、ドラマが壮大で、SFとしても、大河ドラマみたいな感じです。絶対もすごいし。人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届きます。
雰囲気が変わり
2023/05/30 15:29
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投稿者:R - この投稿者のレビュー一覧を見る
間隔の短い場面転換がテンポの良さを感じさせる。
地球側の情報は三体人にだだ漏れ。下巻に向けて知恵比べがたのしみ。
次第に明らかになる異質な文明とのコミュニケーションの違い
2023/05/21 19:57
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投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る
将来、地球文明を凌駕した存在が地球を征服にやってくる。そんな状況が人類に与える影響を描くことはまるで終末SFのようだ。隕石の衝突を待っているかのように。核戦争による放射能汚染でジワジワと死に絶えていくかのように。そこで起こる社会不安。不安の中続く日常。戦時下における個人個人の反応。魅力的な要素を盛り込んでいる。第一巻では、バーチャルなゲームの世界と、そこに繰り広げられる文明の進歩発展の様子に驚いたが、次第に明らかになる異質な文明とのコミュニケーションの違いと、それによって引き起こる思考の相違も面白い。