嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか みんなのレビュー
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紙の本
中日
2024/03/02 18:43
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうやったら勝利することが出来るのかをしっかりと考えられているので、天才なんだなというのが、よくわかりました。
電子書籍
中日
2024/01/26 16:58
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
嫌われた監督といイメージはあまりなかったんですが中日の監督としての活躍を、改めて読めて、よかったです。
紙の本
落合監督の実像に迫るノンフィクションの名作!
2023/12/06 13:32
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
現役時代から圧倒的な実績と独特のコメントで注目された落合氏。本書は落合氏がドラゴンズの監督を務めていた8年間を選手やスタッフの目を通して描くノンフィクションです。
各章が1名の人物と落合氏との関わりを深堀して、落合氏の人物像に迫ります。
2軍暮らしだった川崎憲治郎氏に開幕投手を告げた際「他の誰にも言うな」と念押ししたのは、情報漏洩させるスタッフをあぶりだす伏線だったと判明する本書第1章。
不動のレギュラー立浪和義氏の守備の衰えを、いち早く察知した落合氏がしかけたポジション争い。森野将彦氏が立浪氏へサードのポジション争いに名を上げる決断を森野氏自らが下すきっかけとなった過酷なノックのシーンが印象的な第2章。
2007年の日本シリーズで完全試合まであと1イニングだった山井氏から岩瀬氏へのピッチャー交代劇の舞台裏をブルペンにいた中継ぎ投手の視点から追う第5章
FA移籍してきた和田浩一氏が落合氏から「お前は(ポジション)競争させない」と言われた真意を汲んだ時、「楽園などではない逃げ場のない地獄」と感じたという第8章。
上記以外のどの章を取り上げても、まったく遜色のない深く取材された濃密なノンフィクションです。
監督としての実績は誰も文句がつけようがない(8年間すべてAクラス、リーグ優勝4回、日本一1回)のに、野村監督や星野監督のように人気がないのは、落合氏が”勝つこと”だけに徹して、それにプラスにならないリップサービスとか、情に訴えるような采配を全くしなかったことに起因するのでしょうが、なぜそのような行動を一貫して執り続けたのかが本書では詳しく描かれています。プロ野球球団ですから”勝つ”事が優先されるのはもちろんですし、それを公言して憚らない落合氏は行動と実績で「勝てばいいんでしょ。プロなんだから」と正論を突き付けているように感じます。「魅せるのがプロ」という考え方もあるでしょうし、「魅せて勝つのがプロ」という考え方もあるでしょう。ただ勝利をどん欲に追求する落合氏の姿勢が、あまりに正論だからこそ、支持する人が少なかったり、敵をつくってしまうのかもしれません。でもこの本を読んでみると、マスコミが”オレ流”ななどと軽く呼んでいたのとは全く異なる、恐ろしいほどの観察眼と、理詰めの行動に驚かされました。単行本で500ページに迫る大作ですが、すごく引き込まれました。
電子書籍
買ってよかった
2022/03/31 16:27
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投稿者:みの - この投稿者のレビュー一覧を見る
8年間の1年ごとにトピックとなる選手やスカウトなどドラゴンズ関係者1人に焦点を当てつつその時の落合の姿を描き出している。
副題に「落合博満は中日をどう変えたのか」とあることからも『嫌われた監督』が落合のことを指しているのははっきりとわかるが、表紙をみると黒い地に大きく「嫌われた監督」とあり、その真ん中にドラゴンズ監督当時の落合の顔写真があるのだから、落合の監督時代のドロドロとした話が書かれているのだろうと思ってしまう。
読み終えると落合のどこが嫌われたと言えるのか考えさせられてしまった。最後のあたりで曖昧な(というように読めてしまった)書き方であるが、嫌っていたのは選手でもなくファンでもなく、もっと違う関係者たちだったように思えてしまった。著者は、ドラゴンズと関係が深くはないスポーツ新聞の記者だったそうなので、そのあたりまで突っ込んで書いてもらうと「嫌われた監督」のどこが嫌われていたのかもっと良くわかったのではないかと思う。
電子書籍
落合の真実
2021/11/16 21:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
というか……落合博満という天才スラッガーが、いかにして中日ドラゴンズの監督として8年間、中日をAクラスに置き、強い球団を維持してきたか……。その裏話も満載。ただ、他球団の視点からのコメントも欲しかった
紙の本
もうたくさんの方が読んでいるようですが
2021/10/27 21:56
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に、たくさんの方々がお読みになっているようですね。
とってもうれしいです。
長くドラゴンズファンをやっていますが、
この数年のていたらくには・・・。
楽しみは、ドアラのバク転だけ・・・。
あの栄光の落合さんの時代は・・・。
嫌われていたの?
大好きです。
紙の本
不思議な人の魅力
2023/02/26 16:20
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投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毀誉褒貶の激しい、、、、というイメージの落合氏に迫る本。
なかなか本人が語らないので、真意に迫るには難しいと思うが、それでもかなり納得できる内容。
チームのためではない、自分のために野球をする、そんな「組織に背を向ける」やり方で日本一を勝ち取るのはなぜなのか。
組織と個のせめぎあいはどこにでもある。
だからこそ、野球を知らなくても魅力的に映るのかもしれない。
紙の本
山井は続投すべきだった
2022/03/02 13:39
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱり日本シリーズでの完全試合を目前にした山井の降板は今でもひっかかる。何が山井が監督やコーチに忖度して自ら降板を申し出たとしか思えない。私は正直言って、落合さんが嫌いだ
紙の本
面白い、一気読み
2021/10/06 19:41
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合監督の考え方に納得。中日ファンとして落合監督時代の出来事やトピックスを思い起こしながら読んでいると、その時々のどこが思い起こされ懐かしく、その時は分からなかった舞台裏や考え方が明快に書かれていて、ウンウンと一気読みでした。筆者の鈴木さんの文章もテンポよく読み易く、分厚い本でしたが、ボリュームを気にせず楽しく、感度しながら読めました!
紙の本
落合博満監督に対して何かしらの思いがある人には是非読んでほしい
2021/09/25 10:28
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:碧 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2003年の秋に落合博満氏が中日ドラゴンズの監督に就任され、それからの8年間を書かれた本です。
各章ごとに視点がかわり、いろいろな角度から見た落合博満が語られています。
当時の中日ドラゴンズが好きで、著者である鈴木忠平さんの文章が好きなので予約して購入しました。
タイトル含め、素晴らしい一冊でした。
このレビュータイトルに書いた通り、落合監督を知っている人には是非読んでもらいたいと思います。
結果を残して尚、内外から批判を浴びることの多かった落合監督。「勝つことがファンサービス」「負けたら意味がない」と、勝つことにただならぬ執念を見せ、実際勝ってみせた落合野球がいまだに賛否両論あるのは、プロフェッショナルとそうでない人たちの埋まらない溝かもしれないなぁと思いました。
買ってよかったです。
紙の本
本当は嫌われていない
2021/09/28 14:32
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きもっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合氏を知る野球関係者、特に落合監督時代の選手は、落合氏を
嫌ってはいないと思います。
他球団の選手にオールスターの後の球場の風呂場でバッティングを教え
た人ですし、審判の体調不良を気遣い、交代するよう勧めた人でもあ
ります。
紙の本
プロとは何か。 勝つために、勝ち続けるために、何をするのか、しないのか。 ヒリヒリするような勝負の現場の空気が、心の奥底まで響いてくる渾身のノンフィクション。
2022/01/22 07:35
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
輝かしい現役時代の栄光と実績を引っ提げて、2004年シーズンから2011年まで8年間、中日ドラゴンズ監督を務めた落合博満。
日本一1回。
リーグ優勝4回。
8シーズンすべてで3位以上のAクラス入り。
圧倒的な実績を残しながら、2011年シーズン途中に契約解除が発表された。
筆者は日刊スポーツの記者として、自信の持てなかった駆け出しの頃から、その8年間に密着していった。
なぜ、フリーエージェントで移籍後、怪我のため3年間登板できなかった川崎憲次郎を開幕投手に抜擢したのか。
そして、それを試合直前まで川崎本人以外に誰も伝えなかったのか。
実績のなかった森野将彦に、ぶっ倒れるまでノックを続けたのか。
そして、あえてチームの看板選手である立浪和義と競わせたのか。
「チームのことなんて考えなくてもいい。自分の成績だけを上げることだけを考えろ」
なぜ、和田一浩はこの言葉に心の底から納得することができたのか。
「落合に任せておけば、大丈夫です」
球団の取締役編成担当である井出峻(いでたかし)は、定例役員でこう言い続けることができたのか。
プロとは何か。
勝つために、勝ち続けるために、何をするのか、しないのか。
ヒリヒリするような勝負の現場の空気が、心の奥底まで響いてくる渾身のノンフィクション。
紙の本
凡人は天才の心がわからない
2021/11/25 10:23
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合の野球に対する姿勢と勝負の厳しさをとっくりと見れた作品だった。指導者は孤独だとよく言われるがまさしく彼はそうだった。
しかし、彼の姿と指導はプロであるが故に同じプロの中日の選手には時間はかかったが、理解はされたことがよく分かった。選手に対する監督退任挨拶のところは感動的だった。
そして落合をこれだけよく捉えた著者にも敬意を表したい。
電子書籍
いろいろな意味でとっても面白い落合監督時代の中日ドラゴンズの話
2022/03/27 18:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロ野球チーム・中日ドラゴンズの監督を2004年から2011年までの約8年間務めた落合博満とその当時のドラゴンズの選手らの姿を追ったノンフィクション。8年間の1年ごとにトピックとなる選手やスカウトなどドラゴンズ関係者1人に焦点を当てつつ、その時の落合の姿を描き出している。そこから、落合ドラゴンズがどのようなチームだったのか、落合の監督としての有り様ひいては野球人としての有り様が浮かび上がってきて、プロの野球選手とはどうあるべきか、プロ野球とは何を目指しているのか、といったことまで考えさせられたように思う。
それにしても、なかなかインパクトのあるタイトルであり、表紙装丁だ。
副題に「落合博満は中日をどう変えたのか」とあることからも『嫌われた監督』が落合のことを指しているのははっきりとわかるが、表紙をみると黒い地に大きく「嫌われた監督」とあり、その真ん中にドラゴンズ監督当時の落合の顔写真があるのだから、落合の監督時代のドロドロとした話が書かれているのだろうと思ってしまう。私は電子書籍で購入したので表紙のインパクトだけを感じたが、紙の本でリアル書店にこれが平積みになっていたり、表紙を立てて棚に何冊も並んでいたらとてもインパクトがあるだろう。
だが、外見のインパクトに比べると内容は比較的淡々と進んでいくように思えた。過剰に熱くもなく、過剰に冷めた感じもなく、落合ドラゴンズの1年1年が語られてゆき、その時々のある種象徴的な選手たちの言動や落合自身の言動が並べられていく中で、プロフェッショナルな野球選手とはどんな者なのかというのが浮かび上がってくるように思えた。
なので、読み終えると落合のどこが嫌われたと言えるのか考えさせられてしまった。最後のあたりで曖昧な(というように読めてしまった)書き方であるが、嫌っていたのは選手でもなくファンでもなく、もっと違う関係者たちだったように思えてしまった。著者は、ドラゴンズと関係が深くはないスポーツ新聞の記者だったそうなので、そのあたりまで突っ込んで書いてもらうと「嫌われた監督」のどこが嫌われていたのかもっと良くわかったのではないかと思う。
個人的には中日ドラゴンズの地元に住んでいるがとても熱心なドラゴンズ・ファンとは言いにくいのだが、落合が監督をしていた頃はとても面白く試合を見ていた。地元球団だからというのはもちろんあるけれど、やっぱり試合に勝つ強いドラゴンズを見たかったのだ。子どもの頃のドラゴンズは日本一はおろかリーグ優勝からも遠ざかっていたのが何年も続いていたし、星野仙一が監督していた頃に少し強いドラゴンズも見せてもらったけれど、何と言っても落合が監督していた時は強かったし、その後はまた低迷しているように見えるのだから、落合ドラゴンズはやはり頭抜けていたと思う。
なんてことをあれこれ思いながら、ついつい入り込んで読んでしまった1冊だった。
紙の本
プロだけど嫌われるな
2022/09/10 11:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
選手やスカウトなどいろんな視点から見た落合像。帯の通り、なぜ嫌われたのか、なぜ俯いて歩くのか、もう夢中!私は阪神ファンですが、落合のバッティングとなによりもあの相手が嫌がる采配、そして時に人を突き放したような言動は、決して嫌いではなく、その言葉一つひとつに思いやりを感じるというイメージでした。読んで思ったのは、とにかく説明をしない。プロなんだから自分で考えろということ。そして全ては契約。優勝することが契約内容なら、今使える選手を取る。これぞプロと思える人物像でした。でも、まあこんな人はやっぱり嫌われるな。