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信念を手放した先に。
2022/04/13 00:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
金を稼ぐこと、死を受け入れること、亡き友人の本を出版すること、そして地動説を打ち砕くこと。
それぞれの信念が交錯する中で、信念を貫くことの意義が問われる。
信念を優先することが全てなのか。
信念は呪いにもなりうるのではないか。
信念を手放し、迷うことから得られるものもあるのではないか、と。
更に本作は、信念や想いというものは必ずしも死と共に消え去るものでないということを強く訴えかける。
先人たちの想いを引き継ぐ者がいる限り、その想いは無くならない。
決して途絶えることはないのだ。
今この瞬間だけに意味を見出し、過去など関係ないという生き方は、どうしたって自分の人生という尺度だけで物事を見てしまう。
つまり、自分の死が終わりを意味するのだ。
しかし先述したように、死は必ずしも終わりを意味しない。
歴史を引き継ぐ者が想いを受け取り、そしてそれをまた次の者へと渡す。
その繰り返しの中にこそ希望は宿る。
遅々としているかもしれないが、しかし確実に善き方へと私たちは進んでいる。
天動説の体現者
2023/12/23 22:40
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投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代も世代も移り変われど、立ち塞がるのはやはりノヴァクさんなんだな。
地動説サイドは物語のメインの人物が次から次へとバトンを渡し続けて動き続けているのに対して、天動説サイドではノヴァクさんが唯一人変わらずに描かれている。
このことがまさに天動説たる"地球(自分)は動かずに周りの天体が動いている"ことという事実を知った私はーーー、
物語をつなぐもの
2022/09/30 10:05
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球が動く理論をちゃんと理解できているかは自身がないですが、物事というものが人々の努力と偶然でつながって歴史をつくっていくのだということは理解できました。
7巻!
2022/06/07 00:07
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻は、やけに、人々の思想というか、哲学的なうんちくが多くて、少し理解に苦しみました。
ただ、大まかなストーリーの流れは分かりやすかったです。
ヨレンタからドゥラカへと、思いが繋がっていきますね。
今は貴方達が歴史の主人公だから
2022/04/09 14:22
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投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドゥラカを主人公に進む今のチ。
地動説に興味がないドゥラカに対し、ヨレンタが言う言葉が思いです。
そして、その周辺の人が巻き込まれる。
信念、強い思いは、周りを巻き込み、託される
その感じが良いですね
うーむ。
2022/04/08 21:05
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投稿者:たくあん - この投稿者のレビュー一覧を見る
研究者としての言葉が,決して説教くさくなることなく,しかし強調して描かれているのはいつもの通り。真理の探究という果てしなく長い旅路も,次巻で最終だというのを聞いて驚いている。果たして来る最終章は,真理に辿り着けないという絶望か,それともまたその願いを未来に託すという希望だろうか。
そろそろ終盤なのでしょうか?
2022/04/06 05:50
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投稿者:マルマル - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨレンタさんが登場してこの先どういった展開になるのかと思っていましたが、今回も驚きの連続でした。地動説の今後行方が気になります。
考えさせられる
2022/04/05 21:41
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
この当時の人々の信仰や神の存在は、現代日本の我々が信じている「基本的人権」とか「人は生まれながらにして皆 平等であり自由である」というような考えと同等以上の重要性を持っていたのだな としみじみ実感させられる作品である。
思想に命を賭けるとは
2022/04/05 01:46
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語の深味いや増す第7集。読み応えあり過ぎ。
「何故、人は記憶に拘るのか。何故、人は個別の事象を時系列で捉えるのか。何故、人は歴史を見いだすことを強制される認識の構造をしているのか。私が思うにそれは神が人に学びを与える為だ。つまり-歴史は、神の意志の下に成り立ってる。創世記50章に書いてある。神は”この世にある悪を善に変える” それが神の意志。神は人を通してこの世を変えようとしてる。長い時間をかけて少しずつ。この”今”はその大いなる流れの中にある。とどのつまり、人の生まれる意味は、その企てに、その試行錯誤に、”善”への鈍く果てしないにじり寄りに、参加することだと思う。」(第48話)
「我々の、組織理念とは何か。この世界の風通しを良くすることだ。既存秩序と対峙し、新たな地平を次世代に拡げることだ。その為に、どうするか。どんな雄弁も語りを止めれば声は消える。どんな支柱も時が経てばいつか朽ちる。皆、死ぬ。万物は流転する。だが我々は方法を知った。信念を固定化し、思想を可視化し、瞬間を永遠に移し、”今”を遠い場所へ、遥かな未来へ、または誰かの所へ、届くようにする方法を。この方法は強烈だ。既存秩序を破壊し、階級を解体する力を持つ。我々はそれを実行する。これより出版活動を開始する。」(第49話)
いよいよ、次が最終集。6月30日頃発売とのことです。
☆知識を 感動を つなぐ☆
2025/01/17 18:21
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨレンタは生き延び、異端解放戦線の組織長として闘っていた・・・
25年前に希望と絶望を味わった彼女は、出版という力を使い、自らの運命を変えるという・・・
そして、時を経て復活した「地動説」の行く末は!?
次が最終巻だと思うと、(いい意味で)あっという間だったな、と思う。
ノヴァク
2022/04/03 16:21
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
久々に再登場のノヴァク。
よく考えたら最初から事の顛末を知っているのはノヴァクだけなのか。
ヨレンタとの再会というか生きてることを知る時は来るのか。