グラスホッパー
著者 伊坂幸太郎
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。...
グラスホッパー
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商品説明
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの天才「蝉」も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに──。「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!
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押し屋に集結する男性たち
2024/11/02 22:28
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投稿者:なこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性3人が、それぞれの事情でだんだんと「押し屋」に集結していきます。前半はスピード感がなく少しつまらなく感じますが、後半は一気に読めます。
殺し屋ばかりの世界に、ただ1人普通の人である「鈴木」がいることで、読み手に現実感を与えてくれます。
最後には鈴木と押し屋のみが残り、なんだかホッとしました。
個人的には、劇団に所属する2人の兄弟の未来が心配です。自分が男の子2人の親なので、自分の子供と重ねてしまいます。
ごめんなさい
2024/05/22 21:40
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投稿者:nao - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章は良く言えば平易、悪く言えば深みがなく薄っぺら。
読んでいて退屈。
説明に説得力がない。
村上春樹廉価版。
人気シリーズ
2024/02/29 19:11
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある意味キャラクター小説的な所もあるので、合わない人には合わないかもしれない。楽しく読めた人は、素晴らしいエンタメ小説である続編『マリアビートル』へどうぞ。
殺し屋たちの暗闘
2024/01/08 14:59
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投稿者:DB - この投稿者のレビュー一覧を見る
初の伊坂幸太郎作品です。
有名なのに今まで読んだことがないのはハードボイルド系サスペンスというジャンルをあまり読まないからだろう。
殺し屋三部作の第一作目ということで、まずはあらすじを見てみたが様々な殺し屋が登場して仕事をしたりお互いに殺し合ったりという小説らしい。
入り組んでてよくわからないなと思いつつ本編を読んでみたら、あらすじ通りの展開だけど場面が映像のように入ってきてわかりにくさはまったくなかった。
これがストーリーテラーのうまさってやつなんだろうか。
元教師の「鈴木」は「フロイライン」というダークな会社でキャッチの仕事をするようになって一カ月そこそこだ。
その会社の社長の長男が鈴木の妻を轢き殺したことで復讐の機会を狙うのだがなかなかチャンスは巡ってこない。
会社への忠誠を示せと通りすがりの若いカップルを殺すように命じられた鈴木だが、逡巡している間に目の前で復讐の相手だった長男が道路に飛び出して轢き殺される。
その現場から遠ざかっていく男が殺し屋ではないかと追いかける鈴木は、「槿」という字を書いて「あさがお」と読むという男の家へたどり着いた。
この妻と二人の息子が家にいる男が「押し屋」と呼ばれる殺し屋なのか、正体を探るために家庭教師の勧誘を装って近づいていく。
この事故を近くのホテルの窓から目撃していたのが「鯨」という殺し屋だ。
依頼を受けたらターゲットを自殺に追い込む専門家という鯨は、この日ちょうどスキャンダルが明るみになった国会議員の秘書を自殺させるためにその場所にいたのだった。
ナイフが凶器の若い殺し屋「蝉」や、毒を使うという「スズメバチ」も登場して仕事を果たしていく。
仕事の内容そのものよりも、どういった姿勢で仕事に臨んでいるかが印象に残ります。
「蝉」は他の殺し屋が嫌がるような女子供を含めて一家皆殺しという仕事も平気で受ける。
罪悪感はないのかと問われて、信号で引っかかって交差点の真ん中で止まる羽目になった程度には気まずいとの答えに「仕事向き」とレッテルを貼られるのだが、見事なサイコパスだと思う。
これとは反対に「鯨」の方は今まで自殺に追い込んだ犠牲者たちの亡霊の幻覚に悩まされていた。
亡霊を消すために「押し屋」を狙う思考回路はわからないが、その目を見ると死にたくなるという瞳に何が映っているのかは気になる。
「グラスホッパー」というタイトルはバッタが群れてくると群生相に変化して色が変わり羽が伸びるという話を人間に当てはめているところからとられていた。
トノサマバッタじゃなくてサバクトビバッタなんだけどと心の中で突っ込んだが、それ以外は縁のない世界の話を楽しみました。
伏線がいっぱい
2024/01/07 22:56
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投稿者:恵恵恵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
交錯してた
でも見失わなかった
蝉が一番好きだった
かなしみでてないとことかの感じが好きだった
地獄で永遠にやりあってほしい
兜かっこいい
殺し屋シリーズ
2023/03/31 11:53
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャック・クリスピンの名言が、話を回していきます。鯨、蝉、令嬢の女、の登場人物が良いですね。なかでも、蝉が好きで、友達に持ちたい一人です。
殺し屋多すぎ
2022/11/22 16:17
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろんな殺し屋が次から次へと登場してきます。それぞれに自分なりの流儀や信念があり、笑えるような笑えないような不思議な気持ちになりながら読みました。
三人の殺し屋
2022/09/25 14:24
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画『ブレット・トレイン』が思いのほか面白く、原作小説の『マリアビートル』を読み返し、勢いのままこちらの殺し屋シリーズも再読。伊坂幸太郎らしいユーモアはあるけれど、後の『AX』と比べても『グラスホッパー』がシリーズで一番ダークでドライ。ヒリヒリするような緊張感とラストへの収束感が最高。
そっかそっかー。こんなかんじかー。
2022/09/22 17:11
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
死神の精度で感動してから他の作品もちょいちょい読んでますが、私には合わない作家さんなのかな。と思ってます。
この作品に関して言えば、ミステリーとしてちゃんと展開はしてるのに、登場人物の性格ゆえか、淡々としている。ものすごく淡々としている。
敵を目の前にして、うぉりゃー!って感じではなく、淡々としているので、ちょっと怖さを覚えます。淡々としている事が怖さの原因なのか、現実問題こんなことがあっても自分だけは大丈夫。という人間特有の考え方が全面に出ているゆえ、そこに恐怖をおぼえるのか。
登場人物の主軸はおそらく鈴木さん。だとは思いますが、鈴木さんはまだいい。鯨さんがちょっとよくわからない。死に方もヨクワカラナイ。えっ?死んじゃったの???って感じです。
ラストの鈴木さんも、えっ?ここで終わり???がすごい。
他の殺し屋シリーズもこんな感じかなー。
映画化もしたし、ちょっと気にはなってるので本屋さんでパラパラめくって考えます。
殺し屋シリーズの原点ということで!
2021/11/15 20:40
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでみました。
「AX」を読み終わっているのですが、また全然違った雰囲気ですね。
グッとハードボイルドな感じ。
やはり、登場する殺し屋たちが皆ユニークで、「殺し屋」という恐ろしい存在の彼らに、どうしようもなく愛着が湧くのだから、やはり伊坂さんは凄いなと思います。
設定がすごい
2021/11/11 21:34
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまなタイプの殺し屋が出てきます。その中でも異質なのは妻を殺害された元教師の鈴木。身元を偽ってその世界に入り込み復讐を試みます。そんなに簡単に潜入出来るのかと思っていたら...。最後まで面白く読みました。
三つ巴のバトル
2021/07/04 09:36
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
名前も職業も平凡な鈴木が、愛する人を失い復讐にとり憑かれていく様は鬼気迫ります。一匹狼の殺し屋から犯罪組織までが入り乱れる、終盤戦も圧巻です。
絡み合う展開がすごい!
2021/07/02 05:18
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
「鈴木」「鯨」「蝉」の三人の視点で物語が展開される一人称複数視点の小説です。殺し屋の話なので、簡単に人が死んだりしますが、話自体はコミカルな部分もあり、スピーディーで面白いです。一つの事件を巡って、三人は違う形で巻き込まれるのですが、それがどのように絡んでくるかがこの小説の見どころです。それぞれ自分の思想をしっかり持っていますが、悩み苦しむ場面もあり、それが互いにどのように影響してくるか、予想はできませんでした。また最後にはとてもスカッとする展開があり、驚くとともに読後感がよくなりました。伊坂さんらしいストーリーだと思います。
殺し屋の小説
2020/11/30 23:22
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投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺し屋の小説なんて初めて読みました。とても不思議で、ちょっと難しくて、でもすごく面白かった。次は、続編となるマリアビートルを読んでみようと思う。
殺し屋小説第一段
2020/07/22 20:11
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫本「AX」を読んでから古本屋へと走りました。現実離れしつつも人間の本質を見抜いてますよね。最後はとんでもなく人が死ぬんだけど、それほど深刻にはならず、この標題にもある通り人って昆虫…それ以下になることもあるような。