和菓子のアン みんなのレビュー
- 坂木 司(著)
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高い評価の役に立ったレビュー
移りゆく時
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンちゃんのお兄さんの職場女性に共感を覚えつつのスタート。
うん、特に建築業界の男尊女卑は一般企業以上だと思う(体験比)。
受付に出ると下に見られ、役付きの名刺を渡すと少し対応が変わる。
時には自社社員さえ高圧的に捌く日々。
舐められたら終わりだもんね。
おっと、桜井さんみたいになってしまった。
和菓子のアンシリーズ四巻、物語が進むに連れ登場人物の環境や立場も移りゆきます。
このままの『みつ屋』でいて欲しいけれど、確実に時は流れている。
大きな変化の巻です。
低い評価の役に立ったレビュー
洋菓子食べたい
投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパ地下の和菓子店でバイトとして働いているあだ名:アンが主人公の話。
他人と比べ過ぎて落ち込む、女子らしくないなどの自意識過剰が鼻につき、
読んでいてイライラした。
和菓子の話なのに、和菓子よりも新店舗の洋菓子の方が美味しそうで、残念。
和菓子のアン
2012/12/17 04:34
和菓子の奥深さを巡るミステリー!
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Labyrinth8 - この投稿者のレビュー一覧を見る
坂木司さんの著書は初めて読ませて頂きました。
主人公のアンちゃんにすっかりなりきって、この小説の主な舞台であるデパ地下の表と裏をまるごと体験したかのようです。
和菓子には言葉遊びや季節感、まつわる物語などなど、洋菓子とはまた違った奥深さがある事が沢山書かれています。
この小説はそんな和菓子にまつわる言葉遊びや物語などを絡めながら、様々な謎を紐解いていくミステリー小説です。
謎と言ってもSFミステリーものと比べそこまでシリアスなものではありませんが、主人公のアンちゃんや椿店長、立花さんと一緒になって謎を解いていく楽しさはどこかほっこりしていて暖かいです。
本の帯に「心に残る小説」とありましたが、読後感はとても心がほっこりしてすっきりと良い気持ちになれました。
みつ屋のようなお店が日本のデパ地下のどこかにあるのかも…なんて考えてしまいます。
そして何より和菓子が食べたくて食べたくて仕方なくなります!
作中に出てくる和菓子の描写が細かく(味や食感、見た目など)どれもが美味しそうでたまりませんでした。
長くなってしまいましたが、ほっこりしたい時、ちょっと甘いものが欲しい時にはオススメの1冊です。
ずっと手元に置いて何度も読みたい大切な1冊になりました。
和菓子のアン
2012/11/17 09:27
読後は和菓子を食べたくなる
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こぶたとともに - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパ地下の和菓子屋「みつ屋」で繰り広げられる出来事を、主人公アンちゃんの視点で描く、ほのぼの物語。
「みつ屋」を訪れる顧客にまつわる謎を解きながら、毎月の上生菓子を通じた季節感・和菓子に込められた意味・接客のエッセンス・デパ地下の熱気が小気味良く展開される。
自然と和菓子の知識を学べる工夫がなされた文体も面白い。
愛嬌たっぷりのアンちゃんや消費者心理を的確に分析する椿店長に接客されれば、お店のリピーターになること間違いなし。
続編&シリーズ化を期待してます!
アンと青春
2019/06/18 21:03
食を愛し、食を楽しみ、食を大切にする
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパ地下に出店している和菓子屋でバイトしている梅本杏子(きょうこ)が主人公の『和菓子のアン』の続篇が『アンと青春』。
作者は坂木司。
ウィキペディアのこの人の紹介に「お仕事系日常の謎小説」とあるのは、言い得て妙。
自分に自信が持てないアン(杏子の「杏」の読み方を変えると「あん」)が、人にいろいろたずねて、悩みながらも、和菓子に絡む謎を解いていく話です。
アンのいいところはいろいろあるけど、いちばんは、食を愛し、食を楽しみ、食を大切にするところだと思います。
アンと愛情
2021/11/28 16:45
旬は一度とは限らない
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほっこりするお話。和菓子を巡る日常の謎にあたる、ミステリーを通して、人との関係、自然と美、仕事、恋愛、学ぶことについて主人公が気づきを得ていく。まるで悟りのような、禅のようなところも感じる。
正しい形は、一つではないということ。
そして、旬は一度だけではなく、部位によって変わるということ。
自分の弱みは強みにもなること。
和菓子が自然、季節をモチーフにしていて、言葉や行事を含めた文化を味わえるものであること。
少しずつ、主人公が逞しくなっていくのが、微笑ましく、温かい気持ちになる。
自分に引き換えても、何かと正解を一つ限定して、自分はダメだと思ったり、価値判断が固まりがち。柔軟に、視点を変えて、状況を見ていけたらと思う。そして、そんな、柔軟性の中で、自分の持ち味を発揮していけたらと思う。歳をとっていく中で、今まで強みと思っていたこととは、また違う自分の持ち味が旬を迎えることもあるかも知れない。そう、旬は一度とは限らないのだから。
そして、自然と密接に繋がる和菓子の側面が語られた『こころのゆくえ』。自然との共存を具現化して、風景と共に味わうことができたら、どれだけの幸せを感じられるだろうか。見て楽し、味わって楽し、そしてその来歴の風景、自然の恵みを感じ、物語を楽しみ、自分に取り込むということ。マインドフルネス的な味わい方を提供できれば、素晴らしい経験として売り出せるのではないだろうか。そうやって、料理を和菓子を味わい尽くす様な、里山生活を、いつかどこかで実現したいと思う。
読んだら和菓子が食べたくなること、間違いなし!
にしても、直球の告白を受けた主人公。その反応は、チト酷な気がするよ。
アンと青春
2016/05/21 14:16
四季と自然を愛する和の心
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「青空の卵」以来のファンであり、北村薫とはまた異なる“日常の謎”が魅力の坂木司であるが、アンの前作では面白い分野に目を付けたもの、と楽しませてもらった。今作では“謎”部分は薄らいでいるものの、その分、日本人の四季と自然に寄せる思いを、和菓子の世界を通じてより顕著に著しているところが興味深い。
アンの葛藤や成長も気がかりながら、今後、和の心をどう表現していくかに、より期待してしまう作品でもある。
和菓子のアン
2015/02/20 16:30
癒し系ミステリー
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あるばとろす - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公はデパートの中にある和菓子屋さんでアルバイトをする梅本杏子という18歳の控えめな可愛い女の子です。
その和菓子屋さんに来店されるお客様から持ち込まれる謎が、季節ごとの和菓子を織り込みながら解かれていきます。和菓子の呼び方や由来などが単なる説明としてではなく、物語の素材として記されており、知識も得られました。癒し系ミステリーとでも申しましょうか。ミステリーものの幅の広さを実感しました。
何日かかけて読み終えたのですが、毎回本を手に取りページを開くのが楽しみで、楽しみで。お気に入りのドラマの次回の放送を楽しみにしているような感覚でした。
和菓子のアン
2012/12/28 12:36
おおきな事件が起きず、ほのぼの
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひとみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お店の顔ぶれがすべてキャラ立ちしているので、これからも続編があると期待しています。
ホントに和菓子を食べたくなる〜!
和菓子のアン
2020/08/28 12:08
とっても癒される
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
和菓子でも洋菓子でも甘い物が好きな人にとっては、とてもお腹が空く物語です。(笑)著者の作品はどれもほのぼのとしてて大好きです。その中でも、人として好きだな~と思えるのがこちらの主人公。その辺にいそうな普通の女の子なんですけど…。登場人物全員がいい人で好感を持てるので、読んでいて面白くないわけがない!普段嫌な事が多い人もほっこりできる内容なので、和菓子に興味のない人にもお勧めの1冊です
アンと青春
2020/08/19 17:41
アンちゃんの成長を見守ってます!
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tansoku - この投稿者のレビュー一覧を見る
デパ地下のみつ屋で働くアンちゃんが働くことを通して和菓子の知識を学んでお客さんや謎に出会って成長していきます。
初々しかったアンちゃんがしっかり働く姿を応援したくなります。
アンと青春
2018/11/24 10:38
おもしろい
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆり - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くて一気に読んでしまった!
和菓子が食べたくなる
立花さんとの関係も気になるし、続編が早く読みたい!
アンと青春
2018/11/22 00:10
やっぱり読んだ後穏やかになれる本。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:優乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2冊目、期待を裏切らない内容で満足です。
まだ続きがありそうな終わり方なので楽しみ!
あんと立花さんの行方が気になるところ。
頭を使いたくない時、優しい気持ちになりたい時、
サクサクと読める文体なのでお勧めです!
アンと幸福
2024/02/01 07:52
しあわせ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すぬ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
たくさんのお菓子が盛り込まれて、読み進めていくうちに
自分で色々と想像して、楽しくウキウキします
四季折々の言葉も散りばめられていて、日本語や日本文化の大切さを感じます
アンと愛情
2022/07/29 22:11
シリーズ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫苑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ通して本当に面白い。
それぞれのキャラクターの個性を大事にしつつも、みんなそれぞれ成長している。
立花くんが可愛くて好きです。
和菓子のアン
2019/12/18 14:34
和菓子
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
和菓子が美味しそう、季節感が感じられて為にもなる、アンちゃんが可愛い、と読めば楽しい気分になれる1冊です。
アンと青春
2017/05/13 00:15
いつも迷ってばかりで。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
和菓子のアンの続編です。
積読していたら、予約本だったこちらが回ってきて先に読むことに
なりました。逆順となりましたが、この書評を書きつつも、
続けて第一作を読む予定です。
梅本杏子(きょうこ)、呼び名はアン。甘いものが大好きで、
デパートの和菓子屋のみつ屋でバイトをしている
ぽっちゃりさんです。
軽やかな調子で「~だってば!!」なんて脳内思考を
書いちゃうあたり、ラノベ世代を意識しているのかなと思います。
かなり読みやすいので、中学生でも充分楽しめます。
でも坂木司さんらしさはしっかり入っているのですね。
軽いだけの描き飛ばしとは明らかに違います。
あとがきに感謝の辞があります。
今回は和菓子をいろいろ教えてくれた人、書店員、装丁者、
編集者、営業さん。家族、友人、読者。
そして物語の原動力となっているKさん。
デビュー作の「青空の卵」から一貫して出てくる Kさんが
いるからこそ、坂木作品には一本芯が通っているのですね。
こころの強さ弱さ、他人との折り合いのつけ方、自分の守り方。
この人の作品を読んでいるといつもその事に気付かされます。
みつ屋は、店長の椿さんと立花さんの社員二名と、桜井さんと
アンちゃんのバイト二名体制です。立花さんは和菓子職人
経験者の男性ですが、こころは乙女なので実質女性だけの
店舗です。
アンちゃんがイケメンに気後れするからこうなったのですが。
アンちゃんはお洒落な街が苦手で、東京にいながら六本木・
丸の内・青山とかは用がない限り近づきません。
いたたまれなくなるからです。
自意識過剰なんだよなとつぶやく姿に、こころ惹かれるのです。
椿店長は謎解き役で、立花さんが和菓子の知識の補強役、
桜井さんが景気づけ役です。日常の謎に含める人もいると
思いますが、謎が解けたことよりも、いきさつや次に引き起こされる
結果に重点が置かれています。
だからわたしは、謎をきっかけにした一般小説と思っています。
ねりきり、お雛さま、七夕。
和菓子は季節感を大事にするので、この物語に上品さを
もたらしています。
素敵ですよ。