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  • 発行年月:2003.5
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/312p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-10-112315-2

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みんなのレビュー832件

みんなの評価4.3

評価内訳

紙の本

何ゆえ遠藤はこの小説を書いたか

2023/04/28 21:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公が日本人にぶつけられる言葉は読者の疑問とも重なる。キリスト教を信じる作者にぶつけられる疑問とも思える。その布教活動は押し付けではないのか。土地の風俗、宗教を見下し唯一神を押し付ける迷惑者ではないのか。教科書で眺めるだけの立場では、その布教活動が普遍的正義とは思えない。むしろ驕りや狭量な行為が思い浮かぶ。何ゆえ遠藤はこの小説を書いたか。それは最も信仰が窮地に立った時だから。最も主を疑い、主に焦がれ、その沈黙に胸塞がれる時だから。遠藤自身が辿り、乗り越え、到達した思いを現すのに最もふさわしい状況ゆえに。

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紙の本

キリスト教っていうと

2006/03/27 19:38

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 キリスト教っていうとこの本を思い浮かべるなぁ。完全に物語に入っている前書きから書簡で始まる流れは、違和感なく引きこまれていくし、主題・題名ともにシンプルでいいと思う。でも疑問は、なぜ神が「沈黙」しているか? というところにあって、神が存在するか? というところにはないわけね。まあそれが宗教っていえば宗教ってものだけど。

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電子書籍

神の存在とは

2019/12/06 09:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は宗教、信仰について明るくありません。
キリスト教、仏教、イスラム教は軽く学びましたが、正直、手応えというか、自分のスタンスというものは得られていません。
400年近く前にこの日本で、宣教師、信徒の迫害があったのは、もちろん知識としてはあります。
主人公である宣教師のロドリゴが苦境に落ち入る度に、
『神は沈黙している』というフレーズが入ります。
踏み絵を踏まず、穴に入れられて、殉教する信徒が描かれていますが、踏めば良いじゃない、信仰って心の問題でしょ?命あっての信仰じゃないの?と不信心な私は思ってしまいます。
物語の最後まで『神は沈黙』を通しました。
それは当然だと思います。
私は『語る神』を見たこともなければ聴いたこともありません。これだけテクノロジーが発展した現代においても非科学的な信仰が廃る気配がないのは不思議でもあり、必然でもあるのかなと思います。
人間以外の動物には信仰は存在しないように見えます。
動物と人間の確かな違いは、そこだけかもしれません。
もちろん私と同じように不信心な方もいるでしょう。
それでも初詣に行けば、なんとなく手を合わせることくらいはするでしょう。
人間は、何故生まれてきたのか?何故死ぬのか?死んだらどうなるのか?そういうことを考える余裕(知恵)があります。動物に、そんな余裕はありません。
また、科学が未発達だった時代には、困難あるいは幸福がある度に『神の判断』で済ませるしかなかったのでしょう。
さらに宗教と政治は切っても切り離せません。
それは民主主義や共産主義、資本主義そのものが宗教的であるからです。盲信して良い政治など存在しません。
太古から支配者あるいは支配欲求の強い者は、自分に都合の良い論理を採用し、不都合になれば切り捨ててきたのです。
400年前の迫害も同じです。
切っても切り離せない政治と宗教ですが、多くの献身的な信者は、政治より宗教を信じるでしょう。
しかし、今のところ世界を動かしているのは政治でありテクノロジーです。信仰心はあくまで『個人的』であるように見えます。中東やアフリカでは宗教や利権絡みの戦争が続いていますが、信仰心の厚い人が殺人をしているのです。人間は追い込まれれば、ずれるはずのない信仰も自分に都合良く解釈します。私は現代日本という安全地帯から、このレビューを書いています。何も言う立場にないのかもしれません。そんなことまで、この作品「沈黙」は、考えさせられましたが、私自身は一歩も前に進むこともなく、後退することもありませんでした。もちろん答えは与えてくれません。かなり多くの読者に受け入れられていますが、私の想像力がワサワサさせられることはありませんでした。

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紙の本

人は聖人ではない

2017/09/17 14:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オラフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ここで登場する聖職者は、聖なるこころよりは激しい野心を持ち、やけに人間臭い。私は以前聖職者と関わったことがあったが、地に足がついておらず現実感に欠けているもの、人生に挫折したもの、真剣に神の御言葉に添うべく情熱的なものなど、本人達はあまり話したがらなかったがどことなく人間臭さを感じた。聖職者の独りよがり、陶酔心はぞっとするぐらい繊細に描かれている。
聖職者に同行した日本人たちは、彼らの信仰しているキリスト教を理解していなくとも、人間臭さと聖なるものの矛盾を肌で感じたにちがいない。

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紙の本

キリスト教っていうと

2000/10/21 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:katokt - この投稿者のレビュー一覧を見る

 キリスト教っていうとこの本を思い浮かべるなぁ。完全に物語に入っている前書きから書簡で始まる流れは、違和感なく引きこまれていくし、主題・題名ともにシンプルでいいと思う。でも疑問は、なぜ神が「沈黙」しているか? というところにあって、神が存在するか? というところにはないわけね。まあそれが宗教っていえば宗教ってものだけど。詳しくは

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紙の本

問わずにはいられない

2006/03/27 19:42

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 神は存在するのかしないのか その答えは誰も知らない。もしいるのなら聞いてみたいことがたくさんあるが、1番知りたいのは あなたが沈黙を守るその理由。戦争・内戦・混乱が絶えないこの地球をなぜ人間に任せておくのですか? それとも それこそが 神がいない証拠なのだろうか?

 話の舞台は島原の乱が鎮圧されて間もない日本 隠れキリシタン達を描く。
神の存在を問うこと自体 背教を意味する。だけど問わずにはいられない 神よ あなたはどこにいるのですか? 神とは一体なんなのか?

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紙の本

沈黙を選んだ司祭もいれば、沈黙を捨てた漁師もいた

2012/02/08 12:07

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:相羽 悠 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 遠藤周作『沈黙』(一九六六)はさまざまな沈黙が交錯する小説だ。

 小説の舞台は十七世紀。ローマ教会にある報告が届く。キリシタンへの弾圧が厳しい日本で、布教の柱、司祭フェレイラが信仰を捨てたというのだ。殉教ならともかく、今までも迫害に耐えてきたフェレイラの身に何が起きたのか。若き司祭ロドリゴは恩師フェレイラの変心が信じられず真相を探るため日本へ向かう。かつては信者だった、若い漁師キチジローの手引きで日本に潜入。信者にかくまわれ布教をはじめたが、穏やかな日々はつづかない。追手の手をのがれるべく逃走するなか、ロドリゴの頭の中では同じ問いが繰り返されていた。信者の苦難を見ながら、なぜ神は彼らを救おうとせず沈黙しているのか。その答の手がかりは、意外な場所で再会したフェレイラによってもたらされる。

 悩める若き司祭のそばに卑俗な漁師という配置がいい。偶然の出会いが結びつけたふたりは対照的。ほかの司祭が信仰を捨てたり殉教する状況下で、日本に残された最後の司祭ロドリゴは信者の尊敬を一身に集め、三度まで信仰を捨てて転んだキチジローはだれからも蔑まれる。そして自らの信仰を守るため、片や沈黙を選び、片や声高に主張する道を選んだ。

 恩師の消息を知ることもさりながら、信仰の火を消さないためにも日本に潜入したロドリゴは語学の達人で、コミュニケーション能力も高いようだ。外国人である日本人信者との意思疎通に困っている様子はない。さらに元来、寂しがり屋で、人が好きなのだろう。逃走中、たった一日、人と話せなかっただけで愚痴をもらす。取調べ役人のやさしい言葉に、すぐさま緊張がゆるむ。さぞや布教のため雄弁をふるいたかっただろうが満足に信者とも接触できず、沈黙を強いられる。苦悶する信者の姿を見ながら祈ることしかできない。信者を救うため日本に来たのに、司祭である自分がいることで迫害が強化され信者がより苦しむことになる。よるべないロドリゴはキリストの姿を思い浮かべ、黙想を深めていく。

 苦悩をかかえたロドリゴの沈黙は穏やかさとはほど遠い。なぜあなたは信者を救わないのか。ロドリゴは激しく神に問いかける。キリストの生涯を思い、黙考を重ねる。皮肉なことに、内にこもるロドリゴの悩みを解いたのは、外から聞こえてきたある音だった。黙想の邪魔となる音に彼は苛立つが、その正体をフェレイラに教えられたとき、司祭として、キリスト教徒として、この地で誠実であるため何をすべきか悟る。そのあとは一切の釈明をせずに沈黙を守った。

 他方、拷問が怖くて転んだキチジローは卑小なお調子者として描かれている。はじめは信者であることを拒否していたのに、ロドリゴとの出会いから彼は変わっていく。信者であることをロドリゴのいる牢屋でも口にするし、隠そうとしなくなった。暴力が怖くて役人に脅かされればすぐに踏絵を踏むけれど、信者でいようともがきつづける。何度転んでも、周囲の信者から冷たい視線を向けられようと、ロドリゴに煙たがられてもキリスト教との縁を切ろうとしない。赦しをもとめロドリゴを追いかけまわす。「パードレ、聞いてつかわさい。告悔と思うてな、聞いてつかわさい」キチジローを軽蔑していたロドリゴも、そのしつこさに音を上げて、罪を赦す告悔の祈りを唱えてやる。そして転びつづけたキチジローは生き残った。彼の生き方を卑劣だと非難することは簡単だ。だが、自分の弱さを全面的に認めて、大切なものにしがみつづけたキチジローは心強き者なのではないか。作者が彼に注ぐ目は優しく、キチジローが踏絵について吐き捨てるように言った言葉こそ、本書のテーマに直結することが最後まで読めばわかる仕組みになっている。

 凄惨な拷問がおこなわれるなか、自らの信仰をまもるため人々が沈黙していた時代。息をひそめ子孫に信仰を伝えていった隠れキリシタンもいれば、信仰に忠実でいるため沈黙を選んだ司祭もいれば、沈黙を捨てた漁師もいた。

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紙の本

今こそ読みたい

2023/09/25 22:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

スコセッシによる映画化で再び脚光があたった形になったが、近年の日本社会について考えるうえでも重要な作品であろう。ある意味では絶望的な気分にさせられるのであるが、そこを見据えねば真の意味で日本社会と対峙することはできないのである。

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電子書籍

神なき世界を描く

2020/04/26 19:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

極限状況下に置かれた、信徒たちの苦悩が壮絶です。最後まで救いの主が現れることのない、リアリズムに徹した作品でした。

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紙の本

島国

2019/05/29 10:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

今の時代街中特に東京の銀座渋谷など繁華街の外国人の多さ。。。観光客だけではなく労働力としても欠かせない外国人だが昔の日本に訪れた外国人は生活習慣、宗教いろいろ受け入れられていないことだらけだったのだからこの本を読んで考える機会が得られた気がする。

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紙の本

信仰を守ること

2018/05/15 23:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る

キリシタン弾圧が過熱する日本。その中で高名な宣教師が弾圧に屈して棄教したという噂が流れ、信仰を守る異郷の信者たちを救うために新たに2人の宣教師が日本にやってくる。宣教師の見た日本人は貧しく、弾圧を受けながらも細々と信仰を守っていた。彼らを襲う数々の試練には目を覆いたくなる。そして主人公である宣教師にも「選択」の時がやってくる。既に棄教していたかつての師から日本になぜキリスト教が根付かないかを聞かされる場面はこの小説の白眉と言える。結局は「転ぶ」主人公。重いテーマである。

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紙の本

わかりやすくわかりにくい

2017/04/22 23:39

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投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

思いのほか面白くすいすいと読み進められ、でもすっきりとは理解しきれず・・・
難しいです。
背教の司祭、彼はその後どうなったのでしょう。資料の形で最後に描かれていますが、その文章が読みにくい。当時の資料として描かれているので仕方ないのかもしれませんが・・私には意味が十分把握しにくくつらかったです。

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紙の本

漆黒の闇

2017/02/20 08:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

司祭ロドリゴの苦悩する場面はまさに息つく暇なく読み進められる。それにしても日本人はひどいやり方でキリシタンを迫害したのだと感じた。

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紙の本

再び感動

2017/02/09 13:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シューミー - この投稿者のレビュー一覧を見る

大分以前に篠田監督の映画を見て感動したが、今般、スコセッシ監督の映画を見て、原作を読みたくなり購入した。信ずることの偉大さ、難しさを実感しつつ読んでいる。良書。

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紙の本

遠藤文学の原点

2016/05/22 16:51

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投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

『海と毒薬』『悲しみの歌』の主人公、勝呂医師にとっての原風景といえる黒い海、そして太鼓のような海鳴りが、この小説にも出てくる。勝呂医師がなぜ黒い海を繰り返し想起したのか、そして何を想ったのか。『沈黙』を読むことで、少し理解が深まった気がする。タイトルの沈黙とは、神の沈黙のことだ。主人公は布教のためポルトガルから海を渡って長崎に来た司祭。歴史上有名な「踏み絵」を材に取り、どんなに苦しく、耐え難いことが起こっても、押し黙ったまま、手を差し伸べない神に疑念を持ち、信仰が揺らぐ瞬間を描いている。「転び」「背教」の汚名を着せられる司祭。だが、その彼こそが神の声に最も近づくさまは劇的である。遠藤文学の原点だと感じた。

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