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あきない世傳金と銀 3 奔流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 高田 郁 (著)
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、店主・4代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、17歳で寡婦となる。4代目の弟・惣次は「幸を娶ることを条件...
あきない世傳金と銀 3 奔流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
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商品説明
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、店主・4代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、17歳で寡婦となる。4代目の弟・惣次は「幸を娶ることを条件に5代目を継ぐ」と宣言し…。【「TRC MARC」の商品解説】
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ネタバレありの、幸商いの楽しみを知り始める、の巻
2024/01/12 07:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名にある「世傳」とは「代々にわたって伝えていく」という意味で、
高田郁さんの人気シリーズにぴったりの言葉ではないか。
「奔流篇」は、その『あきない世傳 金と銀』の第三巻めになります。
ネタバレもありの、
「奔流」とは「激しい流れ」をいいますが、
大坂天満の呉服商「五鈴屋」のご寮さんとなった主人公幸(さち)の日々もまた
激しい流れに晒されていくことに。
こういうシリーズものの話を書くのは難しく、二巻めの結末を書けないでいましたが、
そうなると三巻めの説明がつかなくなるので、目をつぶってネタバレします。
四代目徳兵衛の後添いになったものの、その四代目が不慮の事故で亡くなって
五代目徳兵衛をその弟の惣次が継ぐことになります。
その際の条件が幸を嫁にすること。
性格はきついものの利に聡い惣次は、幸にいずれは江戸に店を構える夢を語る男でもあり、
ようやく幸にも商いの面白さを実感できる予感がしてきます。
そんな幸の知恵を借りながら、惣次の商売は順調に進んでいきますが、
子を産むことだけが女の仕事といわんばかりに
次第のその言動が高飛車になっていくのです。
それでもそんな夫についていこうとする幸ですが、
ついに衝突してしまいます。
自分より上に立つことは許さないと怒る惣次の姿に、
自分の職場にもいるそのような男の姿と重ねる女性読者は多いはず。
そういう読者の応援があるから、幸の活躍が楽しみで、次巻に続くのです。
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幸の女主人への道
2023/12/30 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代中期、大阪の反物を商う家を舞台とした人情と商いの物語,第3編。主人公・幸は、4代目当主が不慮の事故で亡くなった後、その弟が5代目当主となるとともに、その妻となる。帰り花というらしい。商いに関する知識を蓄え、それにより知恵を絞りだし、商いへの関りが増えていく。当主による店内の改革により、店の運用は改善していく。その先に、川の奔流のように、大きな転機が起きる。彼女の人生はさらに翻弄される。生きにくい世を、図太く、生き抜いていくという決意は変わらないようだ。
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応援したくなる
2022/08/08 10:53
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投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
けなげでいっしょうけんめい生きている主人公に、なぜこんなに不幸がな出来ごとが押し寄せるのだろう。心から応援したくなります。
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何でこんなことに
2021/11/14 15:47
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
動き出した物語。いよいよ、幸が商いに関わる。漸く、安定して、新しい夫に愛されて物語が続くのかと思いきや、早くも立ち込める暗雲。上手くいっていたのに、強欲な資本主義の権化に夫が陥ってしまう。中々、上手くはいかない。
今回も、色々学ぶ。
間に入って叱責された人に、叱責した人の本意、何故そういうメッセージになったかの心情を解説してみせることで、人を繋ぐ糸口を引き出す幸。
そして、不安に悩む番頭に、客観的な状況を伝えて視野を広げること。
良い働きするなぁと。
図太く生き、笑って勝ちに行く。
そうありたいものだ。
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まるでジェットコースターのような展開
2021/08/09 03:14
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻は、いよいよ惣次とともに知恵を絞りながら、いかに店を大きくしていくかの序章のようなエピソードがたくさん出てきて、さあこれからという感じがしました。特に草子や傘のエピソードは、今の時代ていうところの広告宣伝費。いかに店の名前を知ってもらうかということの大切さとその苦労が偲ばれます。後半はいよいよ五鈴屋が大きくなりそうなエピソード。にもかかわらず、惣次に少し驕りが見える、どころか大変なことに。ますます次が楽しみ^_^
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あきない世傳金と銀 3
2019/09/03 07:29
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫が亡くなってすぐにその弟に嫁ぐという決断をした幸の心情はなかなか理解しがたく抵抗がありましたが、商いを学ぶには良い選択だったのでしょう。
次々に斬新なアイデアを考えつき商売に生かしていく姿は読んでいてそう快感がありました。
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ついに…
2019/05/24 18:14
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後、衝撃的な終わり方でしたが、ついに、幸もそこまできたかという感じでした。知恵も情もある、そんな店主であれば、五鈴屋も発展していくでしょう。続きが楽しみです。
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花登筺のドラマを思い出す
2018/05/20 08:47
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
宝塚出身の高田郁の『あきない世傳 金と銀』奔流篇を読みました。
シリーズ3作目です。
いまの阪神間の武庫郡津門村から大阪に奉公に出て、紆余曲折の末、商家のご寮さん(おかみ)になった女の子、幸の話です。
とはいえ、前途多難。
「みをつくし料理帖」シリーズにしても、高田郁の話は、なんとなく、花登 筺(はなと こばこ)のドラマを連想します。私と同年代の人はきっと、親が見る花登 筺ドラマを見たことがあると思いますね。(「細うで繁盛記」とか)しかし、「はなとこばこ」とネット検索するとちゃんと出てくるのだけど、うちのATOKでは花登 筺とは変換しないんだよねえ。
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情を感じない
2018/03/19 09:24
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
紆余曲折の末に急死した夫の弟・惣次の妻になった幸だけど、どうも夫に対して冷めてません?
形ばかりの夫婦だった前夫の事ならわかるけど、そこがどうも納得出来ないなあ。
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やっと著者の本領発揮です。幸が生き生きと活躍しだすと読者の私も嬉しくなる。
2017/09/25 08:15
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと著者の本領発揮です。幸が生き生きと活躍しだすと読者の私も嬉しくなる。大阪の呉服商・五鈴屋で現実の商売に下働きから関わり、「商い」とは何かを追求していく展開のなかに様々な人間模様が感動的に投射される。利益追求型の非情な五代目・徳兵衛(惣次)と幸との対比で、五鈴屋の二代目・徳兵衛の信条であった「買うての幸い、売っての幸せ」や、「三方よし」(近江商人が信条とする「売り手よし、買い手よし、世間よし」)といった言葉が実に生きて来てますね。
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まさに「商い」の物語
2017/06/17 22:51
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投稿者:平成の読書人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本シリーズの第3弾。主人公の幸が「商い戦国時代」の戦国武将になっていく姿が見えるようで見えないと思っていたら、最後にどんでん返し。「血の通わぬ金銀に命を吹き込むのが、ほんまもんの大阪商人だすのや」ということをこれから幸がどのように実現していくのか、益々、この後の展開が楽しみになる。
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あきない世傳金と銀
2017/06/15 13:02
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投稿者:アース - この投稿者のレビュー一覧を見る
たいへんなところで終わりました。
次どうなるのでしょう
上手い具合に、きり抜けられらいいのですが、続きが気になるところです。
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早く続きを読みたい!
2017/06/01 05:05
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投稿者:カメちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あきない世傳金と銀、源流編から早瀬編・奔流編三冊一気読みしましたよ~…みおつくし料理帖何度も読み返して、孫にしたいような可愛いい澪に何度も涙、涙、涙。そして今度は幸さんに興味深々!高田郁先生早く続きを読ませて下さい。
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やっぱり、そうくるのね・・・
2017/05/22 21:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
不幸な女主人公シリーズ(?)とは思えないような幸せいっぱいな展開だったのに・・・
やっぱりきたか!!と思ってしまった私はひねくれもの^^;
続きが気になって仕方ない。。
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次巻が待ち遠しい!
2017/05/11 20:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほわちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎回「え?そんなところで...」というところの終わり方。それ故、次巻の展開が早く知りたくなる。今回は主人公の幸が本格的に商いに踏み出して行く貴重なお話となる。その中で、各章のエピソードごとに幸が商いの知恵を自ら引き出し、五十鈴屋にまつわる皆から商いの伝統や仕組みを教わり、全てをプラスに替えて成長していく姿を見せてくれる。決して取りこぼしのない貪欲な幸の商いに対する姿勢には「あっぱれ」と言いたい。特に終盤に五十鈴屋における幸の立ち位置がわかる場面では大変感動した。(涙が...)また次巻が待たれる内容である。