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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/06/28
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/685p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-136941-9
文庫

紙の本

荒神 (新潮文庫)

著者 宮部みゆき (著)

時は元禄、東北の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態となった。隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…。交錯する北の人々は、それぞれの力を結集し、“災い”に立ち向かう。【...

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荒神 (新潮文庫)

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商品説明

時は元禄、東北の山間の仁谷村が一夜にして壊滅状態となった。隣り合う二藩の因縁、奇異な風土病を巡る騒動…。交錯する北の人々は、それぞれの力を結集し、“災い”に立ち向かう。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー119件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

時代小説という枠を借りたファンタジー

2020/05/25 23:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物が入り組んで、一気に集中して読まないと途中でわからなくなる気がする。その意味で、初出は新聞で連載ってことに驚く。
物語は、東北の小さな村が、ある日壊滅してしまうほどの異変が勃発という、スタートダッシュを切って始まり、いきなり読者を集中させる魅力満載。その意味でも、まとまってから読まないとイラついただろうなぁ...と。登場人物をメモしながらと、時間がまとまって使える時の読書におススメ。

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紙の本

怪獣の話ではありません。

2019/03/26 14:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHKのドラマでは怪獣をどうやって撮影したかの苦労話が出てきていたが、怪獣にまつわるお話だけではありません。複雑な歴史と人物関係が絡みあって織りなす、江戸時代の東北の小藩の物語です。
 主人公の兄妹が辿った不可思議な人生を、体験してください。

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紙の本

さすが宮部みゆきというしかない

2018/05/20 09:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮部みゆき『荒神』を読みました。
不気味な“山の神”。
それは強烈な破壊力と凶暴な殺傷力とを持つ、恐ろしい存在で、自然の脅威にも喩えられるし、兵器にも喩えられそうです。
「よかれと思い、より良き明日を望んで日々を生きる我々が、その望み故に二度と同じ間違いをせぬように、心弱い私こそが、しっかりと覚えておかねばならない」
という登場人物の言葉には、平和教育に通じるものがあると思いました。
それにしても、最初から最後まで緊迫感が緩むことはないし、登場人物は魅力的だし、いい意味の裏切りがいっぱいあるし、700ページ近い長さを感じさせない力作です。
さすが宮部みゆきというしかない。

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紙の本

わくわくする

2017/07/25 08:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:HIRO - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮部さんの本はいつもわくわくドキドキする。
主人公のラストが切ない。

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紙の本

クライマックス

2017/07/17 21:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:フーフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

朱音様が、獣に呑み込まれ変身することは想像していましたが其の光景が頭の中であまりにも美しく、清らかに浮かび上がり心に響き思わず胸が張り裂けそうになり泣けてしまいました、又曽谷弾正を朱音様が呑み込み宗栄様たちに討ち取られる。哀しき運命、人は何かを為すために生まれて来るのでは無いか?と想わずには要られない作品でした。

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紙の本

宮部みゆき風怪獣小説

2017/09/17 09:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「シンゴジラ」の元ネタとか言われていたので文庫化にあわせて久しぶりに宮部みゆき作品を読んでみる。あいかわらずリーダビリティは高い。ただ新聞小説だったせいもあるのか、ぜい肉的な、必要なのか微妙な登場人物や設定が未消化だったような気がするのがやや残念。そもそもの怪獣もこんなにでかくする意味が作品内にないと思う。映像化をある程度考えながら執筆していたんだろうなと考えると腑に落ちる点が多い。

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紙の本

災禍

2023/01/30 20:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある東北の小さな藩を襲う恐怖。
圧倒的な力を持つ災いに人間は勝てるのか。

怪物の脅威が迫っているのに余計なことをして事態を悪化させる人が煩わしかった。
そして怪物も元々は…

人間がつまらない我欲からボーダーラインを越えてしまえば滅びの道しかないのかもしれない。 
パニック小説として良く出来ていた。
でもやるせない作品だった。

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紙の本

すごいなあ

2023/01/05 11:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る

時代小説なのに怪物を自然と登場させる。
しかも、怪物がメインではない。
最後の謎解きが意外で、結構びっくりした。
その部分、必要だった?と思いながら読んでたから、余計びっくり。

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紙の本

破壊と浄化

2021/08/26 19:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る

おそろしいものや恵みはこういうふうに生まれるのかもしれない、という物語でした。すさまじい力と静かな美しさ。スケールの大きい話と、ひとりひとりの心のこと。人の立場や争いや、思い、それぞれの恩や恨みや戦い。魅力的な人物たち。映像化したくなるけどすごく難しそうな話。世界観はもののけ姫やナウシカのようなイメージでしょうか。

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紙の本

時代物+SF?で面白い

2018/05/13 10:38

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投稿者:ずんのすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

宮部みゆきさんの時代物小説。時代物といっても人情ものではなく、ミステリー要素満載のSFチックな作品。文量も多く、読み応え抜群。といって冗長なわけではなく、宮部さんらしい軽快に、また人物が描けている作品で面白いです。

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紙の本

久々に一気読み

2017/12/03 09:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toshi - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近は宮部みゆきさんの本を読んでいませんでしたが、荒神の評価が高かったため、久しぶりに購入しました。
読んでみると一気読みになりました。
ぜひ、おすすめな本です。

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紙の本

怪獣の系譜

2017/11/02 21:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

日本の怪獣は昔から
時世に合わせた人間の業を背負って生まれてくる。

その系譜に照らしていうならば、
この「荒神」は資本主義経済の業、といったところか。

地球の資源は有限なのに、
そこに金銭という概念を持ち込むと、
欲しいものを欲しいだけ手元に置くことができる。

皆が欲に従僕となり下がって、
己の利益だけを求めることになれば、
あとには不幸しか残らない、という話。

小説としては、
宮部さんはあいかわらず人使いが荒いな、と。

登場人物たちに何重にも役割を割り振って、
物語の進行方向を何度も変えてくる。

見る角度によって、
人というのはこうもいろいろな姿を見せる。
まさに荒神は人間の有り様そのものを表している。

やじと達之助の関係は、
きっとそっと胸にしまっておく類の物だろう。

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紙の本

ドラマ化に期待

2017/09/13 00:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RASCAL - この投稿者のレビュー一覧を見る

大昔に見た大映の怪獣映画「大魔神」とか、ジブリの「もののけ姫」とか、そういう感じの時代ファンタジー・エンタメ小説。NHKでスペシャルドラマ化されるみたいですね。ストーリーはシンプルなので、映像化されるときっと面白いと思います。

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紙の本

荒神

2023/11/27 10:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る

東北の山間部の村が一夜にして壊滅した。報告を受け村の状態を調べに来た役人は現状を見て言葉を失う。隣村の仕業かとも思われたが、それにしては不可能なことが多々あった。犯人は誰なのか、そして何故残虐な仕打ちがその村に起こったのか?

普通の小説と思い読んでいましたが違いましたね。呪詛が生み出した怪物が登場するとは・・・。この世の春や三島屋変調シリーズのような作品を想像していました。

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紙の本

大作ではありますが …

2020/01/24 15:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

裏表紙や帯には"宮部みゆき時代小説の到達点"とあるが疑問が残る。構想は大きくしっかりしているが、ホラー的で多少ドタバタ-煩雑な印象を受ける。人生や人情の機微を江戸時代に織り込んでゆく従来の宮部作品とは異なり、読み終えてもすっきりした気分にはなれない。

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