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紙の本
私には重い言葉だった
2023/04/03 14:47
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「私」は別れた妻のことを考えている、社会契約上も、また人と人との関係においても、何の意味を持たないよその人間になってしまったと、この文は私にはとても重く感じられた、そして何十年も前のあの人のことを思い出していた
紙の本
摩訶不思議な展開に、抗うどころか心地よく魅せらせていく。
2023/01/17 10:30
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
母親を早くに亡くした中学生まりえ。
まりえの父親である可能性がある免色。
そして、妹を少年時代に亡くした画家の主人公。
雨田具彦邸の屋根裏部屋で見つかった絵画「騎士団長殺し」を軸に、奇想天外な物語が静かに進んでいく。
小田原の静かなはずの邸宅のそばで見つかった「穴」。
摩訶不思議な展開に、抗うどころか心地よく魅せらせていく。
紙の本
物語がゆるやかに流れ始める
2019/12/24 12:08
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋川のふたりの女性が登場することで、物語がゆるやかに流れ始める。
免色の挙動に変化がきざし、関係を絶っていたユズの動向も垣間見える。
老画家の過去についても、南京事件など旧日本軍との関わりも示唆される。
村上さんは、一貫して日中戦争には関心を払い続けているので、
別に不思議ではない。
そして、まりえが姿を消す。
ここまで村上春樹の長篇にしては、淡々と来た感じだが、
さて、ここからどう流れていくか。
紙の本
まりえ
2019/05/31 11:37
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうにも不思議な感覚の持ち主のようです。子供のようで、子供ではないって感じ?
免色さん以上に興味深いです。
イデアである「騎士団長」は謎かけのようなことを言うし、ゆずの秘密も明らかにされるし、盛りだくさん。
後一冊で落ち着くのかな。
紙の本
メタファー編
2019/05/16 20:50
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋川まりえちゃんがいなくなり緊迫したところで3巻はおわってしまいましたが、騎士団長や面色さんなど秘密を抱えたキャラが性格を表しながら精神構造を文章にしたようで最終章が楽しみです。
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村上春樹氏の独特の世界が幕開き、読者をその世界にどんどんと引きずり込んでいきます!
2019/04/22 08:50
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、独特の世界観で読者を魅了してきた村上春樹氏の『騎士団長殺し』文庫版の第3巻です。同巻では、森の奥にひっそりと佇む山荘に飾られた4枚の絵を眺めていた絵画教室の少女とその叔母の前で、その絵が一つの大きな物語を浮かび上がらせます。その物語の中には、奇妙な話し方で主人公の「私」に謎かけをする騎士団長もいます。そして、次第に山荘の持ち主である老画家の歴史が明らかになってきます。一体、その歴史とはどんなものなのでしょうか?読者はいてもたってもいられない感情にさいなまれます。