タイパやファスト教養とサヨナラし、じっくりと考えを巡らせるための本

情報は本来自分から取りにいくものなのに、スマホなどに次々と配信される情報の渦に流されていないか、と著者は警告しています。「減らす」をキーワードに、今までの生活スタイルを無理なく変えるためのアドバイスが満載の一冊です。

短時間でさまざまな情報を頭に入れたはずなのに、いざとなると何も浮かんでこないという経験はありませんか？この本では、「ものがわかる」とはどんな状態を指すのか、どう生きればものがわかるようになるのかなどを、自身の経験を織り交ぜながら解説しています。短時間で無理やり知識や情報を詰め込むことに疲れた方にオススメの一冊です。

『すべてがFになる』などで知られる人気作家・森博嗣が、人生論やものの考え方についてオリジナリティあふれる視点で語った100の講義を収録した一冊です。刊行から少し時間が経っていますが、本物の思考は時代が変わっても変わらないものだと実感できるでしょう。この本とじっくりと向き合って、思考力を養ってみませんか？

著者は91歳の心療内科医で、心も体も楽になる治療が多くの患者を救っています。核家族化が進むなか、人生の先輩の話をじっくりと聞く機会は少なくなりました。豊富な経験をもとにした滋味あふれる言葉の数々は、毎日忙しく過ごす若い世代には気づけないものばかりなはずです。

相手を傷つけることなく、心地よい人間関係の結ぶ方法のヒントを、実例を交えて教えてくれる一冊です。著者のアドバイスからはどれも疲れた人の心を癒やす温かさを感じ、近づきすぎないことはやさしさの現れだとわかります。SNS上のトラブルも、これを読んだら一歩引いてつき合えそうです。