自由研究には向かない殺人 みんなのレビュー
- ホリー・ジャクソン(著), 服部京子(訳)
- 税込価格:1,500円(13pt)
- 出版社:東京創元社
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魅力溢れる主人公
2022/02/14 20:23
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度もハラハラさせられたけど、公平な目で真実を見極めようとするピップの明るくまっすぐな姿がとても眩しかった。苦くて爽やかな読後感。続編も楽しみです!
公平な視点を社会に求める
2021/12/23 06:00
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
5年前の女子高生殺人事件と被疑者自殺の事件を、高校の自由研究の対象にするという設定から面白く、小さなコミュニティでの妖しい挙動ばかりの友人知人に囲まれて、主人公はとても苦労する。イギリスという国特有の慣習社会とはいえ、公平な視点で物事を、過去の事件を探るという考え方に深く共鳴する。そしてSNSなどが当たり前となっているこの世界に、情報がオープンでフラットにいきわたる社会があることを再認識すべきだと思う。続編があるらしいので、それも楽しみだ。
意志の強い
2024/06/30 16:03
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
意思と正義感の強いピッパが自由研究のテーマに選んだのは「殺人事件」!?
今どきの検索ツールを利用した捜査方法でそこまでできるの?とは、私が遅れているのでしょうね。
A Good Girl's Guide to Murder
2023/08/29 20:26
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投稿者:じゃび - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校生の女の子が自由研究を口実に、地元の未解決事件の真相に迫る。創元推理の文庫=大人向けのミステリだと思い込んで読み始めたため、内容的にはヤングアダルトに分類される感じだったことにちょっと面食らったものの、とても面白かった。主人公をはじめキャラクターも皆よかったから、続編も期待。
爽やかさとほろ苦さ
2023/07/30 10:12
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投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
聡明な主人公ピップを応援せずにはいられない。事件の真相は手放しに喜べるものではないハードさだが、ピップたちのフェアネスの勝利という爽やかさも感じさせ稀有な読了感が得られる。ミステリーとしても手堅い面白さ。
たしかに
2023/06/23 18:58
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投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代は特別なつてが無くても、昔の事件の情報を集めることはできるのでしょうが、それにしてもこの主人公はすごい。
人種の問題や、ティーンエイジャーの事情など、いろいろあるけど、主人公がまっすぐですごくさわやか。
今後が楽しみ
2022/07/12 01:19
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投稿者:はも - この投稿者のレビュー一覧を見る
本国イギリスではヤングアダルトに分類されるようですが、大人が読んでも十二分に楽しめます。
後半は手に汗握る展開の連続で、ハラハラドキドキしながら一気読みしてしまいました。
いかにも現代の若者らしく、調査にSNSやインターネットを駆使するところなどは、古めかしい推理小説を多く読んできた身にはとても新鮮でした。
原作は第3部まで出版済みとのこと、先を読むのが楽しみです。
主人公の人柄にも好感がもてる
2022/05/11 00:33
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投稿者:H&M - この投稿者のレビュー一覧を見る
事件については概ね私の推理通りではありましたが、そこからの、主人公の決断や配慮や思いによって、予想外の展開になっていくあたりが、面白かった。
その優しさや配慮などは、高校生らしさがあり、主人公がより生きた存在になっていた。
とても面白かったが、卑猥なジョークや、ドラッグの表現などがあり、まだ小学生の息子が読みたがっていたが、まだ早いと言っておいた。今どきの子は、中学~高校生なら普通に読めちゃうのかな。
ハラハラしました!
2022/03/16 09:10
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ最近読んだミステリー小説の中でもトップ級にハラハラしました…!
ピップとラヴィの掛け合いや、家族とのやりとりは楽しいものばかりで、思わず笑顔になります。
続編があるとのこと、是非読みたいです!
王道な秀作
2024/02/15 15:52
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投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNSの要素を取り入れているなど新しい部分もあるが、全体として王道でまっすぐなミステリ小説。多くの人にお勧めできる作品。ただし、2、3作目は好き嫌いが分かれるものになっている点は注意。
証拠
2023/10/03 10:48
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投稿者:恵恵恵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスにはこういうイメージなかった。
れいぷ ドラッグ パーティーとか。あと差別。
日本とは違う
そんな治安なのにスペアキー外に置いとくの??って感じ。
快活な主人公に救われる
2023/03/28 07:08
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投稿者:藍花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ピップは自由研究で5年前の女子高生失踪事件を調査している。リトル・キルトンでは、誰もがサル・シンを犯人と信じている。
サルの弟ラヴィの協力を得、関係者の聴取やSNSを駆使し、時には危険を犯して調査を続けると、身近な人々が容疑者と浮上してくる。
2021年の話題をさらった海外ミステリー。
高校生が誰でもアクセスできる情報(と言えないものもあり!)を元に事実と推理を積み重ねて、真相にたどり着きます。
行動力が時には行き過ぎることもありますが、ピップの偏見のない考え方と清々しい性格が最後まで物語をつむぎます。
本作で描かれながらも、解明されなかった部分もあります。リトル・キルトンにはまだ謎がありそうです。
本作は三部作の1作目とのことで、これからも楽しみです。
恩人の為に突撃取材する女子高生
2022/08/23 12:17
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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
英ミステリ。
長い黒髪に緑の瞳の白人で、黒人の義父と異父弟とも仲が良く、パーティにいつも着ているオーバーオールで行こうとし、自由研究では殺人事件の遺族に直接取材しないように教師から釘を刺される。そんな女子高生ピップ。
恩人サルの汚名をそそぐ為、嘘をついたり不法侵入する事も辞さず、徹底的に関係者のゴシップを洗い出す。
殺人者の弟と言われ続けたラヴィも優しさを失わずピップの助けになってくれる。
ゴシップだらけだが、信頼できる魅力的な人物も沢山出てくるので彼らの為ならピップの無茶も仕方ないか。
面白くて一気読みした。
ピップの大ファンになった一冊
2022/04/10 11:25
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハイスクールに通うピップという女子高生が主人公。ピップ頑張れっ!て、思わず応援したくなる本でした。とあるサイトを見てめちゃくちゃ面白そうな感想(こんな感想が書きたいっ!)だったので、これは読まなきゃということで購入。軽快な文章で読みやすく、グイグイと物語に入っていけます。学校の自由研究の題材に、街で発生した未解決の事件を調べることにしたピップ。。高校生のくせに、これが地味にすっごく優秀な捜査をするのです。うまく友達をたらし込んでハッキングをしたり。そしてピップの自由研究のレポートが合間あいまに入り、これが事件の整理として分かりやすくていいアクセントになっていてすごく良かった。このミステリーで、ピップの大ファンになってしまいました。
スモールコミュニティを描いたミステリーの新境地。
2021/11/26 20:23
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投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
捜査が進むにつれ、スモールコミュニティの抱える闇が浮き彫りになっていくミステリーは目新しくはない。
本作もその類のミステリーなのだが、従来のスモールコミュニティを描いたミステリーとは一線を画す。
というのも、偏見や噂に惑わされることなく真実を追求する揺るぎない正義感を持った主人公・ピップのキャラクターが、スモールコミュニティを描くミステリーにありがちな陰鬱さを吹き飛ばしてくれるため、扱っているテーマとは裏腹に読後感はどこか爽快感すら感じることができるのだ。
また、ピップが調査で手に入れた証拠を文字だけではなく地図やイラストなどを用いている点も魅力の一つ。
SNSのトーク画面や手書きメモなどをそのまま画像として載せることにより、臨場感はもちろんのこと、ピップと同じ目線に立って事件を追うことができる。
それらのマルチメディアに隠された真相に気付くことで、ピップの追体験ができるようになっているのだ。
それらの他にも、容疑者同士の知られざる関係性やピップが大切に思っている人々の知られざる一面などが明らかになる展開により、読者は物語がどこに終着するのか予想できない。
個人的には余りにも容疑者を増やしてしまったが故に、誰もかれもが怪しく見えすぎて真犯人が明らかになった際の驚きが薄れてしまったのが少し残念だった。
しかしそれでも本作のリーダビリティと魅力的なキャラクターは一読の価値有りと言える。
暗澹たるミステリーではなく、読後感に心地良さを求めたい方には是非ともオススメ。