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かがみの孤城 上
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こ...
かがみの孤城 上
商品説明
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。 受賞歴:2017年啓文堂書店文芸書大賞・大賞、『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE TEAR特集 小説ランキング部門・1位、『王様のブラインチ』ブランチBOOK大賞2017・大賞、第11回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)・大賞、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017・1位、熊本県学校図書館大賞2017・大賞、第15回本屋大賞・1位、第6回ブクログ大賞 小説部門・大賞
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紙の本
学校生活
2021/05/16 06:58
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何だか気持ちが暗くなる小説 主人公が抱く気持ちが、経験したことのある負の記憶に近くて、とてもキツイ。テーマはいじめと不登校生。私は、虐められたことは無いけれども、集団生活や団体行動の中で、誰しも疎外感や人の目を気にしたことがあると思う。今ほど、個性が認められなかった子供時代に、女子が常に連れ立って行動する日常に浮いてしまった時の孤独感を思い出した。その意味ではコロナ期の学生は、少し羨ましい
電子書籍
冒険ファンタジーを期待してたけど
2021/07/06 01:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miki - この投稿者のレビュー一覧を見る
鏡の中の世界の冒険ファンタジーを期待して読みました。辻村深月は好きな作家さんで、いじめ問題を扱った作品もたくさんあると知ってはいたけれど、こういう内容だと思ってなかったので正直がっかりです。このストーリー展開なら、鏡の中に行く必要ないのでは? せっかくの設定が生かされていないようで残念。物語的に面白くないわけではないし、これはこれで続きが読みたいとは思ってますが。後半、新たな展開を期待して。
紙の本
流れるような文体
2023/01/01 03:57
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投稿者:マサキマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすい文体で、物語にどんどん没入できる作りになっている。難しい表現を意図的に避け、読者が立ち止まらないように工夫をこらしているのだろう。
紙の本
終盤は圧巻だが
2022/08/01 16:52
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
導入部から前半部分はこの作者が得意とする悪意がじっとりと漂う学校いじめもの、悪意が鼻について全く感情移入できず、読んでいて途中で投げ出したくなった。中盤からようやく読みやすくなり、終盤は圧巻となった。しかし推理小説としてみた場合、登場人物たちが「現在の年 や世の中の出来事 TV番組 流行り物」について全く話をしなかった 可能性はまずないので、仕掛は破綻してると思う。
紙の本
思春期の居心地の悪さ
2024/05/28 15:40
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投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期と言うか、自分の未成年期は良いものではなかった。興味も関心も違う連中と同じ箱に詰められてとにかく居心地が悪く、声と態度のデカい奴らの冗談みたいな意見が何故か通る様子に目眩がしたものだ。大人はそういう雑多な環境を多様性だと呼ぶし、対話も交渉も知らない猛獣みたいなガキの動物園を作っておきながら社交性が育まれると嘯く。学校で得た人間関係の学びと言えば「個々人が優れていても集団になると途端にアホになる」くらいで、心の底から人間に失望したものだった。頼みの綱の学びにしても学校の果たす役割と言えば大量生産工場の品質検査程度でしかなくて、規格外の人間が出れば対処できちゃいなかった。テストでわからないところがあれば、わからなくても無理に埋めろと言われたものだが、それが社会人になりたての頃に足を引っ張ってくることすらあった。
この本を読んでいると自分の暗いルーツに触れられるような場面に度々出くわして、その度に胸が締め付けられる。しかし、鏡の城というファンタジーに逃れた主人公や仲間たちが交流を通して自分を見つめ直し、彼らなりに現実へ向く覚悟を育む様子は、私が経験できなかったカウンセリングのようでもあって、胸に居座る悪感情を少しずつ氷解させてくれるようだ。
上巻時点で12月、残りの三か月がどのように描かれるか、今から楽しみだ。
紙の本
文庫版で読んでみた
2023/02/01 22:11
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投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙が新しくなったので読んでみました。
薄いカバーなので電車で読むときに楽に読めるし、読みやすいです。
紙の本
楽しみにしてた
2023/01/13 15:56
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投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆっくり進んでいく感じなうえ物語と私がうまく重なれなくて上巻は少し物足りなかった。なんか入ってこないんだよねなぜか。が、終わり頃には続きが気になってきた。
電子書籍
幼き頃の心情の変化をグロテスクに描く作品
2022/04/01 18:56
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投稿者:八神 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めれば読み進める程に胸が痛くなってきます。主人公の女の子はとても感受性が豊かで、『そんなに大袈裟に考えなくていいのに』と度々思ってしまいました。読む度に胸がちくちくし、とても読んでいられない事もしばしば。
しかしだからこそ、主人公が元気になる時や、幸せになっている時は他の作品では味わえない高揚感があります。思わず、『大丈夫、大丈夫だよ』と言ってしまいたくなるような繊細なこころの想いを、ゆっくりと味わってみては如何でしょうか?
紙の本
後半のいろんな驚きに期待!
2022/02/27 06:54
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
現実にあり得ない小説を読むたびに人の創造力ってすごいなぁと思いますが、何もないところから文字だけで、いろんなことを伝え、想像させる作家はすごいと思います。辻村さんは人物の心の動きを書くのがうまいなあといつも思いますが、今作もそう。主人公のこころは、読んでいてはっきり言っていい気持ちになれる子ではありません。他人の言動を気にし過ぎ、言いたいことは言えなくて、マイナス思考。女の子同士が仲良くしている様子を見て嫉妬する。という様子が見事に表現されています。ある事実が判明して以降、面白くなりましたが、辻村さんの小説は後半にいろんな驚きがありますので、どんな伏線回収があるのか、下巻に期待!
紙の本
かがみの孤城 上
2021/10/05 07:08
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃 親の転勤で転校を何度も経験したので
主人公の心情をかなり共感できた
学校に行けなくなるか、ならないか
いじめる側になるか、いじめられる側になるか
きっかけは些細なことから始まり、誰にでも起こり得る
苦しい時、学校の先生がほとんど役に立たない
というか、むしろ敵になる事が多いところも共感
紙の本
ほぉ…!
2021/05/03 02:25
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生から高校生の間って自分の世界が学校だけ。しかもクラス単位の世界。それがすべて。だった時期のお話。学生時代少しでも嫌な思いをした人には胸をえぐられる様なお話です。ハッピーエンドで終わると信じて最後までイッキに読み切りました。ファンタジーと現代社会の問題を融合させたお話で、色々考えさせられる作品。
紙の本
待望の文庫
2021/03/07 19:01
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
文庫派なので四年近く待ちに待った文庫化、買ったその日から読み始めました。
個人的に、辻村先生の書かれる10代のヒリヒリした作品が好きなので今作は本当にいい。
まだ上巻だけですが、不登校になった理由や不登校の人間が感じる気持ちがとてもリアルで、こちらまで息苦しくなるほど。
だからこそ、城の存在がとても魅力的で、結末がどうなるのか気になります。
紙の本
下巻まで準備してから、
2022/05/16 11:23
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぴちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーな感じでお話は進んでいきます。
なぜに鏡の世界に呼ばれなければならなかったのか、謎は深まっていくばかりのまま終わります。
読み始める前に下巻まで準備してから読むことをおすすめします!続きが気になって仕方ないです!
紙の本
大好きです。
2021/04/01 18:59
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれ悩みや不安を抱えた少年少女たちが徐々に触れ合っていくお話。誰もが経験したことのある、不安定な子ども時代、すっと世界に引き込まれました。童話テイストも入っていてとても好みでした。
電子書籍
親にもおすすめ
2024/03/28 05:17
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投稿者:本が好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公や登場人物と同世代の娘がいます。色々悩む年頃のようなので、何かヒントが見つかるかもしれないとの思いで本書を手に取りました。忘れかけていたあの頃の感覚がひりひりするほど蘇り、少しは思春期の娘に近づけた気がしました。思春期真っ只中の人だけでなく、思春期の子供を持つ親にもおすすめできます。また、物語としても、先が気になり続ける作品で、読書に余り慣れていない人もおすすめです。