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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 269件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/07/28
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/422p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-128784-3

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文庫

紙の本

満願 (新潮文庫)

著者 米澤 穂信 (著)

【山本周五郎賞(第27回)】人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは−。表題作をはじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマンなどが遭遇する6つの奇妙な事件を描いたミステ...

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満願(新潮文庫)

税込 737 6pt

満願(新潮文庫)

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商品説明

【山本周五郎賞(第27回)】人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とは−。表題作をはじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマンなどが遭遇する6つの奇妙な事件を描いたミステリ短編集。【「TRC MARC」の商品解説】

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが……。鮮やかな幕切れに真の動機が浮上する表題作をはじめ、恋人との復縁を望む主人公が訪れる「死人宿」、美しき中学生姉妹による官能と戦慄の「柘榴」、ビジネスマンが最悪の状況に直面する息詰まる傑作「万灯」他、「夜警」「関守」の全六篇を収録。史上初めての三冠を達成したミステリー短篇集の金字塔。山本周五郎賞受賞。【商品解説】

収録作品一覧

夜警 7−70
死人宿 71−121
柘榴 123−172

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みんなのレビュー269件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

光るミステリー小説の腕前

2018/10/17 18:26

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤穂信の連作短編小説6編である。つい最近NHKで放映されたので、ご覧になった方も少なくないであろう。放映されたのはそのうちの3編だけである。いずれもミステリーに相応しく、なにかしらの仕掛けがある。いずれも6つの短編相互には何の関連もない。それがかえってミステリーの面白さを助長しているかのようだ。

 『夜警』は交番勤務の警察官の物語である。その言動からみて警察官の適性が問われる人物がいたが、案の定死亡事故を起こしてしまう。『万灯』は商社マンが主人公である。インドネシア駐在で資源開発の仕事をしていたが、異動でバングラデシュに勤務地が変更になった。習慣の違いから様々な変化が襲ってくる。

 『満願』は苦学して司法試験に合格した若き弁護士の物語である。勉強中はある夫婦宅に下宿をしており、世話になったのだが、弁護士になった後、妻に殺人の疑いがかかってしまい、解決に乗り出した。

 テレビドラマの方は、『満願』しか見ていないが、実際に小説を読んでみると、なかなかの出来であった。放映されていないものもかなり練れている。むしろ、テレビドラマの『満願』は、主人公のミスキャストもあって、ストーリー自体の骨組みが弱く、肝腎のドラマの筋がよく伝わらなかった。ミステリー作家として米澤の腕が光っている小説であった。他の短編も読む価値は十分にある。

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紙の本

動機はなんだ!?

2019/01/17 16:43

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

6つの作品を収める、ミステリーの短編集である。
 この作品で米澤穂信は2014年に第27回山本周五郎賞を受賞しただけでなく、「このミステリーがすごい!」「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」の国内部門ランキングにて1位に輝いた。
 つまり、2014年の読書界では大きな話題となった作品なのだ。

 それぞれの作品には殺人事件が描かれているが、それがどのような手口で行われたということではなく、ここではその動機がたまらなく読者をひきつける。
 何故、彼は、あるいは彼女は人を殺めなければならなかったのか。
 表題作の「満願」は、主人公である弁護士が貧しい学生時代に世話になった下宿の大家の奥さんの起こした殺人事件の動機が謎解きとなっている。
 苦学生だった彼の面倒をよく見てくれた女性が金融業の男を刺し殺した事件の本当の動機は何だったのか。
 弁護士の思い出の中に散りばめられた彼女への淡い思い、そしてそんな淡い日々の中にひっそりと潜む、思いもかけない彼女の動機。
 それさえも確かではないが、それは作者から読者への挑戦状のようなものかもしれない。

 あるいは「夜警」という作品。
 迫ってきた凶暴な犯人を射殺し、自らも殉職した若い警官は本当に勇敢な職務遂行であったのか。その謎に迫る主人公は、もしやの動機に呆然とする。しかし、それもまた、作者の読者へ突き付けた問いかけだ。
 あなたはそれを信じるか、と。

 6つの作品の中では、やはりこの2つの作品がいい。

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紙の本

まるで長編を読んだかのような読後感のある短編集

2017/08/24 17:57

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る

地味なタイトルなので、普通であれば手に取らないが、帯に「このミステリーがすごい」「週間文春ミステリー10」「ミステリが読みたい」の3冠で、山本周五郎賞も受賞とあったので購入。

連作短編でもない、まったく異なる六篇の短編集。
それなのに、まるで長編を読んだかのような読後感がある。

それぞれが、長編作品にしてもいいような設定やストーリーで、一捻りも二捻りもあるミステリー。

作品に合わせて、文体までも変えているので、より話にのめり込んでしまう。

最近読んだミステリーでは、抜きん出て面白かった。

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紙の本

第二十七回山本周五郎賞受賞作。待望の文庫化

2017/12/23 14:54

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、2014年に単行本化されたが、同時に「このミステリーがすごい!2015年度版」第一位(宝島社)、「週刊文春ミステリーベスト10 2014年」第一位(文藝春秋)、「ミステリが読みたい!2015年版」(早川書房)を3つのランキングの首位を独占し、同年5月に第二十七回山本周五郎賞を授与した話題作。そして、2017年8月1日に待望の文庫化。

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紙の本

満足

2020/03/18 12:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

どれをとってもひねりのきいた展開で、どうにもページとめくる手を止めることが出来なかったです。
ギュッと内容がつまって、短編集とは思えない満足感がいっぱいの一冊です。

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電子書籍

傑作

2019/09/15 10:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:モフモフモフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

濃厚な短編集。後味のわるい作品が多いが、読後の満足感が非常に高い。
特に印象に残ったのは「死人宿」。ラブレターの差出人を推理するミステリは読んだことがあるが…この物語はそれとは似て非なるもので、もっと深刻で悲愴な差出人探しだった。
表題作「満願」も最後の最後でゾッとさせられた。

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紙の本

息が詰まる

2019/07/31 18:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

悪い意味ではなく、息継ぎができないほどの上質な作品群でした。
「夜警」「万灯」「満願」はNHKでドラマ化されたんですね。

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紙の本

良き

2019/07/23 01:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にじゅうはち - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤穂信の連作短編小説6編。
米澤穂信の作品は古典部シリーズ以外読んだことがなかったが面白かった
『柘榴』『関守』が特におもしろかった

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紙の本

すごい

2018/10/30 17:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

どの話もえ?え?え?と読み始めたときからは考えられない展開になっていくので唖然とした1冊だった。最後の一文字を読み終わるたびにゾクゾクした。
長編だとこのゾクゾクはなかっただろうから、程よい話の長さが更に面白くしていると思う。

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紙の本

人って怖い

2017/09/12 01:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nano - この投稿者のレビュー一覧を見る

人間って本当に腹黒いなと思わされた。人を殺す理由が本当に有り得そうで、作者のすごさを感じる。ミステリーとしても素晴らしいし、ホラーじゃないの?とか思ってしまった。

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紙の本

次は、明るいのを

2018/05/20 10:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤穂信は、若者が出てくる学園ものが好きなんだけど、このたび読んだ『満願』は、それを大きく裏切る短篇集。
じわじわといやな感じで話が進み、後味の悪い結末。
そんな本、読まんでもええやろ、てなところですが、話の先が気になって、ついつい読んでしまう。
で、最後まで読み切っても、むむむ、という感じです。
次は、明るいのを頼むよ。

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紙の本

ドラマ化にあたって

2018/11/18 17:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

読んでみた。ドラマ化された3作は、まさに最後にアッと言わせられて面白い作品だった。来夏も残りの作品もドラマ化していただけたらと思う。
次はドラマを見てから、改めて読んでみて隅々のことまで読みとれたらと思う。

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紙の本

珠玉の短編集

2017/11/14 12:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yuki - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作はいわずもがな、「関守」「夜警」「柘榴」と面白い作品の詰まった本で買って損はないと思います。

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紙の本

山本周五郎賞受賞作

2017/10/22 18:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

6つの独立した短編小説から人間の弱さや欲望の深さが伝わってきました。恐怖もあれば奇妙な感動もありました。

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紙の本

印象深く長く余韻が残った

2017/09/05 22:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

全部で6編の短編が載っていますが、どれもそれぞれ独立した作品です。
私はその中でも「死人宿」「柘榴」「関守」が3編が特に良かったです。
どれも淡々とした感じなのですが、結末は印象深く長く余韻が残るので次の1編に入る前に少し時間を置きたくなりました。
各話とも質が高く短編にもかかわらず味わいがあり堪能できるものばかりでした。
ただ、紹介文にあるような「短編集の金字塔」というのは少しばかり大袈裟だとは思いますが。

それでも多分、この作品は何度の読み返しにも耐えうるものだと思っています。

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