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夏の庭 The friends 改版 みんなのレビュー
- 湯本 香樹実 (著)
- 税込価格:572円(5pt)
- 出版社:新潮社
- 発売日:2001/05/01
- 発送可能日:購入できません
文庫 第26回日本児童文学者協会賞新人賞 受賞作品 第22回児童文芸新人賞 受賞作品 1997年度ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門 受賞作品
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紙の本
とても良かったです
2023/06/27 14:10
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
30年くらい前の作品で、しかも映画化された事も知らずに、読みました。昭和の子供時代のような設定が、すんなり入ってきて、とても読みやすかったです。
最初は不謹慎な子供の好奇心から、ある近所のおじいさんに近づいたけれども、自然と友情のようなものが芽生える所がすごく楽しいです。成長する3人の少年が、日常の平凡な生活の中で生き生きと描かれていて、とても感動しました。作者のあとがきも良かったです。自分も、祖父を思い出しました。
紙の本
中学受験の頻出作品です。
2022/11/29 20:33
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投稿者:やっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもたちが近所のおじいさんの家を覗き、おじいさんが死ぬところを観察しようとします。おじいさんに見つかり、何故か交流するようになって…。
死にたいする子どもたちの感情を読みとる問題が、難関中学の受験問題や中学受験の塾の問題に使われています。息子か中学受験の勉強中に、この作品を使った問題にであい問題以外の部分が読みたいと購入しました。受験勉強として読んでも良いですし、受験と関係なく思春期に読んでおくと良い作品だと思います。
紙の本
少年たちの成長譚
2022/03/26 22:55
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学6年生の仲良し3人組。まだまだ幼さも残る3人が、人が死ぬとはどういうことかに関心を持ち始めたのをきっかけに、近所のおじいさんの観察を始める。
もうすぐ死ぬのでは…と思っていたおじいさんは、少年たちとの触れ合う中で、生きる喜びを取り戻していく。
死んでいるかのようなおじいさんの人生には、暗い過去があるのだが、それに向き合い、何とかしようと画策する少年たちがなんともかわいい。
それぞれに個性がある3人には、それぞれに家庭や学校に悩みもあり、夢もある。塾にも通っている。そんな日常を送りながら、成長していく少年たちの姿はすがすがしい。
うまく表現できないが、映画「スタンドバイミー」を見た時のような気持ちになった。
少し古い本だが、今読んでも古びない。同世代の少年たちにぜひ読んでもらいたい。
紙の本
良いです。
2021/09/01 11:28
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投稿者:スッチー - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても面白かったです。良いです。興味のある方にはオススメです。とても素敵です。子供にも良いです。良かったです。
紙の本
心が暖まる
2021/03/18 22:16
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投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人も子どもも読むべき一冊。
美しい、優しいだけではない、リアルな「死」や、哀しみも伝えてくれる。
おばあさんが「コスモスの種をパァッと」というくだり、何だかとてもいいな、と思った。
紙の本
最高傑作
2021/01/15 15:53
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特な個性を持つ三人の男の子が近所のおじいさんと交流を深め命を知る傑作。登場人物皆が凄く人間味溢れていて良かった。最後の最後の“夜中一人でトイレに行けるようになった理由”に少し吹いて不覚にもめちゃくちゃ感動してしまった
紙の本
書店で気になり購入
2020/08/27 19:27
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投稿者:mm - この投稿者のレビュー一覧を見る
常に相手を思いやって、感謝して生きて、そして相手が亡くなってからもその人との思い出を心の中で生かすことが大切だなと改めて感じました。
紙の本
夏休みが近づくと紐解きたくなる一冊
2020/07/10 22:50
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
そろそろ学校は夏休みだなぁ...と思うと書棚から取り出して読みたくなる一冊。
人生の終焉が見える老人の孤独。ひとり未来に漕ぎ出して行かなければならない子どもの不安。そのふたつが、ゆっくりと寄り添ってゆく物語は、「死」と「生」の出会いの物語でもあって、悲しいけれど優しいそんな一冊です。
紙の本
生きがいのない人、本を読まなくなった人へ
2020/02/18 08:03
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投稿者:けろん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に久しぶりに小説を読んだ。2020年1月25日読了。
わたしにとって、一冊の本を読むことは大変だった。スマホでちょっと検索すれば、本の中身や結末などすぐわかる今、わざわざ時間をかけて本を読む意味がわからなくなっていた。人に気を使いすぎて、気づいたら誰かの視線が怖くなっていて、今は家族と話すのも恐ろしい。ずっとまじめないい子を演じてきたわたしは、人生につまづき、それなりに苦しい毎日を過ごしている。わたしの心は乾いていて、生きる意味がわからなくなって、いつの間にか「死にたい、死にたい」と願うのが当たり前になっている。まだ、21なのに。
ある日突然、何か物語を読みたくなった。「これくらいの薄さだったら、無理なく読了できる」と、『夏の庭 The Friends』を選んだ。時間をかけて、ゆっくり精読した。冬だけど、わたしは今、この本に出会ってよかった。登場人物みんなに個性があるのだ。まぶしいほどに。わたしはわたしでいいのだと、教えてもらった。
印象に残った言葉がある。
「死んでもいい、と思えるほどの何かを、いつかぼくはできるのだろうか。たとえやりとげることはできなくても、そんな何かを見つけたいとぼくは思った。そうでなくちゃ、なんのために生きてるんだ。」
「たとえやりとげることはできなくても」が、優しい。人はどれだけ年をとっても、変わることができる。そして、他者との関わりによって、人は成長する。物語の中で、みんなが教えてくれた。
「もし、おじいさんだったら、なんて言うかな」と考えると、新しい答えが生まれる。わたしは自分の視野が、相当狭まっていたことに気がついた。苦しいときには考えが悪い方へ、悪い方へと進んでいく。だから、辛いときこそ、意識的に視点を変えることが大事だ。
終わりの頃に主人公が、「忘れたくないことを書きとめて、ほかの人にもわけてあげられたらいいと思う」と父親に言う。忘れないために書いておく。素敵だ。
わたしは、10代のときにもこの『夏の庭』を読んだことを思い出した。そのときも読了して、物語にそっと包み込んでもらった。そして、なんとか生きてきた。わたしは、また、大切なことを忘れそうになったら、この物語を読もうと思う。そのときには、「死にたい」が当たり前の言葉になっていないことを願って。
本を読むことの楽しさを思い出すことができた。そして、何もかも嫌になっていたわたしに、本を一冊読了できた、という自信をくれた。また、小説の世界を味わいたくなった。ありがとう。
紙の本
読書に苦手な人にもお勧め、映画との見比べも一興
2019/11/30 22:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bookworm - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学校一年の夏休みに国語の先生から勧められた本です。
そのときは読まず、最近になってから読みました。
それほど読書の習慣のない私でも一気に読み通すことができました。
読書が苦手な人にもお勧めです!
少年3人と老人のハートフルな交流を描いた作品です。
映画化もされているので、本書を読んだ後、見比べてみてはいかがでしょうか。
面白いこと間違いなしです!
紙の本
夏の庭
2019/10/09 20:03
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
近所のおじいさんと、少年達との交流。コンビニのご飯ばかりだったおじいさんの食事が、刺身の差し入れがきっかけで変わっていくところ、河辺の眼鏡を奪った同級生に怒りを爆発させる木山、など心に残る場面がいくつもありました。
紙の本
「あの世に知り合いがいるなんて素敵だ」すてきなことば
2019/01/28 12:47
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
頑固じいさんと子供たちの交流という、児童文学の鉄板中の鉄板の題材なのだが大人が読んでも感動する。涙が出そうになった。ひょっとしたら本当に涙がでていたかもしれない。主人公たちはもうじき死ぬかもしれないと噂されている近所の老人の観察を始めた。なぜそんなことをするのかというと、どうしても死んでいく人を直に見てみたいから。物語は子供たちとおじいさんは、最後はとても仲良しになりましたとさで終了かも思っていると、悲しい結末が待っていた。お爺さんの突然の死。でも、こどもたちの一人が言った一言が泣かせる。「あの世に知り合いがいるなんて素敵だ」。うちの娘は大きくなりすぎたから孫に読ませてみよう。あと何年か先に
紙の本
二回読みました
2018/11/18 16:51
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度目は、サクサク読んで、なんか物悲しい気持ちになったが、二度目は結末を知っているので泣いてしまった。
自分も、やがては老いていくけど、こういう年の離れたお友達?ができたらいいなあと思う。また私は、小学生と関わる仕事をしているが、大人になっても私のこと覚えていてくれると嬉しいな!と思う。
紙の本
ほっこりした
2018/08/28 16:33
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投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る
独り暮らしの老人と3人の子供たち。3人の子供たちもそれぞれの家庭環境で現代にない人間味を楽しめた。まだこんな雰囲気の町が日本にあればいいのだが・・・
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生きること・死ぬこと
2017/10/16 22:20
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が死ぬところを見たい少年とおじいさんが次第に交流を持っていくところがとてもよかった。そして「あの世に知り合いがいる」という考え方も。