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まずは二次予選まで読んでほしい
2020/05/13 23:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのコンテスタントからの目線も興味深く、そのコンテスタントを他がどう聴いているのかも興味深い。個人的には明石さんのファンです。
“音”を文字で表すってすごいし、みんなそれぞれの感じ方があるのがおもしろい。すぐに下巻やで読みました。
(以外下巻読了後)
美しい。音楽という世界に魅了された作品でした。クラシックというジャンルどうこうというのではなく、世界には音楽があって音楽には世界がある。そんな壮大だけど、二十歳前後の少年少女が演奏する小さくも未来のあるお話でした。二次予選の盛り上がりも束の間、三次予選で更なる盛り上がりを起こし、コンテスタントと同じような気持ちで本選という“結”に向かい合った。自分にはそんな耳はないんだろうけど、生で聴きたくなる気持ちになった。実際、ウィーンの小さなオーケストラを聞いたけど、音っていいなって思ったのと同時に、古くに作ったんだから今の時代にも新しい音があるんじゃないの、作れるんじゃないのとも思った。マサルがその代弁をしてくれたし、風間塵が音を連れ出してくれる、栄伝亜夜がそれらを後押しもしくは引導するだろう、高島明石が成熟した夢を見させてくれる、そう感じた心地よいフィナーレだった。ありがとうございます。拍手。
表紙が・・・
2019/06/13 01:18
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻と下巻の表紙が区別がつかない。
危うく上巻だけ持ってレジに行きそうになった。
地方都市の国際コンクールを、様々な背景を持った4人のコンテスタントを通して描いている。
若者がお互いに影響し合って、どんどんいい方向に進んでいくというハッピーな内容。
天狗の鼻をへし折ったり、頑張った人を評価したり、意外と(?)王道な内容。
どんでん返しがありそうでないのがどんでん返し?
巻末に結果が載っているので、ネタバレしたくない人は見ないように。
解説に「ピアノコンクールというマイナーかつ専門的な話」とありますが、読書家の多くはクラシック好きだと思うし、ピアノのお稽古をしていた人も多いのではないかと。決してマイナーではない(ある意味失礼)と思います。
稀有な小説。宝です
2021/02/10 18:34
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Jiji - この投稿者のレビュー一覧を見る
あちこちに名言が!長い年月をかけて書いたからこそ深くて分厚いのに読みやすくて面白い。舞台やアートをする人、そういう人の周りの人、そういう人たちにちょっと憧れる人全てが楽しめる。
本で読んでこそ
2019/10/19 20:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画「蜜蜂と遠雷」を見てきました。丁寧に作られたよい映画で、音楽も素敵でした。それでもやはり、2時間に収めることによる無理が随所に感じられました。4人の日本人コンテスタントの織りなすテキスタイルが、映画では、亜夜と明石の縒り紐のようにバッサリ削られたようで残念でした。
映画を見たあと、「原作」を再読し、4人を語るにはこれだけの紙数がいるのだなぁとあらためて思ったのでした。
巻末に注意
2019/09/09 22:31
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻の巻末にコンクールの審査結果が載せられてあるので、結果を知りたくない方は注意してください。私は、この3人なら誰が勝ってもいいやと途中から思えたので気になりませんでしたが
ハラハラドキドキのピアノコンクールの二次予選、三次予選、そして本選の結果は!?
2019/04/22 09:09
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、読者を常に魅了するストーリーを世に世繰り出してきた恩田陸氏の最新文庫の下巻です。同巻では、4人の天才たちがピアノコンクールの二次予選に進みます。4人それぞれは違った意味で勝算を確かなものとしていましたが、次の3次予選、そして、本選へと駒は進んでいきます。4人はどうなっていくのでしょうか。果たして誰が最後に勝利を掴むのでしょうか?本当にハラハラドキドキの連続です。
コンクールに挑むコンテスタントの群像劇
2023/05/31 21:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説一冊かけそうなキャラクターをふんだんに使っていて、かなり贅沢な仕上がりでした。一番のキーキャラクターは、故ホフマン先生でしょうか。
喝采と余韻
2021/07/17 18:09
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投稿者:hatonohi - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻が終わり、矢も盾もたまらず読み始めた。
ページを閉じた後、最初に感じたのは達成感だった。
無論、私はこのピアノコンクールには出場していない。
しかし、感動よりなにより先に感じたのは達成感だったのだ。
その明確な理由は分からない。
今このレビューはそれから何日も経って書いているが、
未だに目を瞑ると舞台とピアノが浮かび上がる。
きっと、何年経っても思い出せる作品。
きっと、何度でも出会い直したくなる作品。
電子で読んだが、久々にハードカバーを本棚に並べたいと思った。傑作。
優しい物語
2021/01/24 10:31
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽の知識や経験が全くない自分でも違和感なく読めました。
元気のないときにまた読みたいなと思わせてくれる物語だったと思います。
音楽は神さまのマインドハックなのか
2020/08/11 01:25
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻と同じく、よくわからんとこで涙が出る。そうかあ、明石はダメだったかあ、と思うと予想通り、彼にも報いが。良かった。塵と亜夜の演奏シーンで次第にテンションが高まっていくシーンは、『六番目の小夜子』の朗読劇のシーンを思い出した。ベクトルは逆だが。本作の明るさに惑わされるが、不穏さは変わらん。塵の演奏によって亜夜が変容するシーンなどは少し寒気も覚える。なんだか神によるマインドハックみたいな。これは映像化無理じゃないのか。映画も観てみるかなあ。
一気に読み終えました
2020/04/24 18:06
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投稿者:きゅう - この投稿者のレビュー一覧を見る
音楽を文章で表現したことにただ圧倒されて、上下巻ともに一気に読み終えました。
出てくる登場人物が皆、魅力的でした。
恩田陸さんの作品は「夜のピクニック」も夢中になって読みましたが、こちらの作品にも出会えたことに感謝します。
恩田陸作品のTOP3
2020/01/12 18:24
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投稿者:匿名希望 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸さんの作品がいろいろ読んでいるのですが
TOP3に入る作品です
コンクールの話なのにどろどろとしたものがなくて
心が温まる展開です
夢中で読んだ数時間
2019/11/16 20:08
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
当然ながら、型破りな自然児っぽい主人公が並み居るエリートを蹴散らし、頭の固い審査員たちの度肝を抜いて優勝、というどこかで見たことのあるような話ではなかった
とにかく面白い、夢中で読んだ数時間は至福の時間だった
コンテストでの話なのだから順位をつけるものなのだろうが順位などどうでもよいと思えてしまう
それよりこれからの彼らの生き方の方が気になる
演奏に限らず更なる高みを目指して歩んでいるに違いないと思う
映画を見て
2019/10/31 09:42
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投稿者:ぴーた - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見てその帰りに上下巻とも購入しました。映画にはないエピソードが満載で、もう一度映画を見たくなりました。
蜜蜂と遠雷 下
2019/06/30 14:42
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二部から本線第四部まで一揆に読みました。順位はマサルが優勝、二位、亜衣、三位、風間という順番でしたが最後に結果を書かなかったのはどれも素晴らしい演奏で紙面では甲乙つけがたかったところがいいたかったのではないかと思いました。そして、音楽に対する一貫された思いが伝わる作者の渾身な作品だと思いました。