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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー The Real British Secondary School Days 1 みんなのレビュー
- ブレイディみかこ (著)
- 税込価格:1,485円(13pt)
- 出版社:新潮社
- 発売日:2019/06/21
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紙の本
緊縮政策
2024/06/09 17:01
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで思った。節約は余裕のある人がやるものなんだなあ、と。底辺生活している人に「緊縮なんで節約してください」と言うのはそもそも無理があるのだが、中流以上の人には多分それがわからない。
エンパシーとは言うけれど、政治でどうにかなる問題なのか??
紙の本
筆者の軽快な語り口
2022/03/06 23:48
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に十代と話しているかのような錯覚を受ける語り口で、とても読みやすいです。
かつ、いまイギリスで起こっていることも垣間見える、素晴らしい1冊。学校図書館にもおいてもらいました。
紙の本
多様性について考える
2021/12/24 14:32
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投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「多様性」とは何かと考える本
著者の息子が元底辺中学校入学から1年間のエピソードは目からうろこが落ちるようなことばかり。
学校は社会を映す鏡なので、常に格差は存在するものだ。
でもそれが拡大するままに放置されている場所には勢いがない。
陰気に硬直して、新しいものや楽しい事が生まれそうな感じがしない
著者がカトリック中学校と地元中学校を見学した時の感想が心に残った。
紙の本
差別がどういうものかリアルにわかる
2021/07/23 08:12
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
英国で英国人の夫と中学生になった息子と暮らす女性が、息子の中学校生活を通して現在のイギリス社会(しかも庶民生活)を活写した本。私立のカトリック校の方が色々な人種の人が集まって多様性が維持されていること、差別されていると思われている側が実は差別する側になっている実態、日本人がいまだに外国人と日本人の間に生まれた子に対して偏見を抱いていること(「ハーフ」という言い方は差別的)等、日本でぼんやり暮らしていては知ることのできないイギリス社会の実態が記されていてとても興味深く読みました。あちこちで高く評価されているだけのことはあると思いました。
紙の本
読んでよかった!
2021/03/08 20:49
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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
★気づきや学びが多すぎました!
私は本当に無知だなぁと痛感しました。
人種差別や階級、貧富による格差。
「それって大昔にあったことでしょう?」という認識だったのです。大変お恥ずかしい。日本ではなかなか直面しない問題だらけ。でもだからこその美点も感じましたし、すごくいい学びになりました。
★心に刺さる言葉だらけ
著者である母ちゃんや、息子、息子を取り巻く近い年代の子供達の言動や行動。心を揺さぶって突き刺さりました。
何度も涙がこぼれました。
なんとなく読み損ねている人がいたなら、どうにかこうにか読んでほしいなと思いました。素晴らしかったです。
紙の本
面白いというより良い本です
2021/02/23 18:46
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投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスで暮す家族(3人)の毎日の日常を通じて
貧困、差別、分断,多様性、・・・などについて
自分で考えてみることのきっかけを与えてくれる本です。
主な内容は、息子の学校での出来事を題材に現代社会の色々な
差別などの問題とその本質について、本の著者である母ちゃん、
本の中で配偶者と言われている夫、そして成長期の息子の3人の会話から
教えてもらうような考えさせられるような本になっています。
物語としてもとても面白いです。
世界共通のテーマを身近な日常生活の中から体験出来るよい本だと思います。
紙の本
こどもはこどもなりに、というか大人以上に考えている
2020/10/06 22:37
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の作品は「子どもたちの階級闘争」を読んでいる。「ぼくは・・・」の大ヒットは、もちろん全然面識のない私にとってなぜかうれしい出来事だった。作者風に言うと「胸のすく思い」がした。これは、前作を読んで大ファンになった私が勝手に作者の応援団長になったつもりだったからかもしれない。作者の息子が「日本に行けば『ガイジン』って言われるし、こっちでは『チンク』とか言われるから、僕はどっちにも属さない。だから、僕のほうでもどこかに属している気持ちになれない」と作者につぶやいた。この年ごろ(日本だったら小6のころ)の男の子って、同い年の女の子に比べたら周りの大人たちからは幼く見えるかもしれないけど、結構、いろいろと悩みもあるし、深く考えたりもするんだよと何十年か前の私にどこからかつぶやかれた気がした
紙の本
深刻で明るい進行形。
2020/08/28 21:06
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリスで暮らす著者と配偶者と息子。息子はカトリックで上品な小学校から、雑多なな環境の、著者が底辺と評する中学校に入学する。
そこで体験する悲喜こもごもと、イギリスの諸問題、子どもの成長。
思春期、子育て、人付き合い、あらゆる世代に共通する悩みをエンパシー。
紙の本
彼らは私達とそんなに変わらないのだ
2020/08/26 18:30
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投稿者:なーつー - この投稿者のレビュー一覧を見る
他所の家を覗いて、そこの母ちゃんと息子のやりとりを盗み見してたら、すんごい勉強になった!その上面白い!という感じ。
楽しみながらグローバルな視野を手に入れてしまった!←大袈裟かな…(^-^;
紙の本
ガーーーン、となった。 ★5つです。
2020/08/17 20:30
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投稿者:オオハシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どなたかにこの本めっちゃいいですと薦められたことしか頭にない中、なんの本なのか中身の確認もせずに、あぁ本屋大賞な本なら間違いないよねと(複数冊購入した際に)ついで買いした本なのですが、大変失礼しました。
ガーーーン、となった。 ★5つです。
帯に「多様性ってやつは、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ」と書いてあったり「楽じゃないものが、どうしていの?」と書かれていたり、思春期真っただ中な息子とパンクな母ちゃんの著作は、ともに考え悩み乗り越えていく、私的で普遍的な『親子の成長物語』とあり、何にも知らずに読んでからこちらに至って、なるほど帯というものはすごいものだな、と妙に感心したりしてもいた(超個人的レビュですみません)。
僕も一応学生の時にニュージーランドに留学したり、アイルランドやイングランド、フランス、スペイン、シンガポール、ミャンマーほかもろもろ自分の目で見たことはあるので、一定の理解は頭ではあるが、さてこの著書に出てくるだけの世界観を日本のみに住み続けていたら全く知りえることもできない。 多様性の受容なんて言葉では言っているものの、この日本人社会で一体何が学べるというのか、中学の息子を持つ親として本当に考えさせられる本。
途中、シティズンシップ・エデュケーションの話や、大雪の日の「緊縮財政で、自治体は何の緊急支援もできなくなっているから、民間が何とかするしかない」「こういうときの英国の草の根の機動力には驚かされる」というくだりがあるが、こんなこと、日本でおきえるのだろうか? お上がやらないなら自分たちでやらなきゃ、として行動できる人はいったいどれほどいるのか?
(英国のこうした助け合いの機動力は、まんざら個人の善意のみに頼っているわけではなく、教育というシステムの中にしっかりと根付いているとも言えるのだろう、と記載はあるが)
貧富の差や国籍の差、価値観の差、それぞれまぜまぜになってこその多様性、(後半はドラッグリスクの話や里親の話もあり)
どこまで言っても均質化を求める、出る杭は打たれて、しかしながら町会などの地域活動は見て見ぬふりをされる日本社会、本当に自分の子らが育った狭い社会での価値観に、ある意味、恐怖を覚えてしまった。 こんな狭い世界の凝り固まった社会で生きていていいんだろうか、と。
『多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知をへらすからいいことなんだと母ちゃんは思う』 との記載あり、 いいのか本当に無知で?
どこまでが普通なのか、一般的なのか、と思いながらも、実は『エンパシー』というところは私はかなり苦手な能力であって『誰かの靴をはいてみること』は実際のところ僕もまだまだ努力していかなきゃな(これが不足しているからいろんな衝突を生むともいわれています)とも思う。
なんだかへんなレビュになってしまいましたが、とにかくオススメすぎる本です。
電子書籍
読書でしか知らない世界
2020/08/01 23:28
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投稿者:みっきー - この投稿者のレビュー一覧を見る
イギリス南部の都市ブライトンにある中学校の様子など普段の生活や本にはなかなか載っていないのでとりわけ興味深かった。多感な中学生の息子を持つ母親が、息子の交友関係、学校のカリキュラムを通してイギリス社会を洞察している。読んでいると日本の格差、教育環境についても少し考えさせられた。
紙の本
評判以上
2020/06/14 22:18
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々に、人に自信をもってすすめられる本でした。
テレビで著者のお話も聞けたし、大学生たちにも推薦できました。
日本人には特に読んでほしいです。
井の中の蛙にならないために。
筆者も、けっこう目が覚まされましたよ。
ありがとうございます。
紙の本
すごくおすすめです!
2020/05/09 01:59
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投稿者:りんごちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブレイディみかこさんの息子さんがすごくよくできた子で、読んでいて自分の心はなんて汚れているんだろうと思い知らされました。
外国に興味のない人にもすごくおすすめです!
紙の本
オススメです
2020/03/16 16:33
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投稿者:夏眠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
4時間ほどで読み終わりました。
ずっと気になっていた本だったので読むのが楽しみでした。
この本は主にイギリスに住んでいる日本人の著者と
中学生の息子さんとの日常のノンフィクション本です。
帯にある"これは「私たち一人一人の話」だ。三浦しをん"
とあるように、〇〇だから読むべきとかではなく全ての人にとって大切なことを書いているんじゃないかなと思います。
日本と英国との違いはもちろん
現代社会の問題を色々と考えさせられます。
聡明な息子さんの一言一言にもはっとさせられました。
日本に帰省した際の出来事には胸が締め付けられました。
電子書籍
買いたくなりました
2020/03/13 21:03
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投稿者:おうもり - この投稿者のレビュー一覧を見る
階級や人種差別が明確に存在する社会で、大人はあきらめ気味で、子どもたちは逞しく生きている。
「息子さん」の次の言葉が早く見たくて、本屋に走りました。
すごく面白くて子どもにも読んでもらいたいけど、彼らが生きている社会を理解してないと、興味を持つのは難しそう。