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「生きづらい!」と感じたら、内田樹の本を読んでみよう
共著を合わせると100冊以上の本を出しているフランス文学者・思想家の内田樹。国家論、日本人論、メディア論から、ひとりの人間としてどう生きるべきかという人生論まで、取り上げるテーマはさまざまですが、そこには著者の主張が一貫して語られています。ページをめくれば、閉塞感漂う令和時代を生きる私たちに指針を与えてくれることでしょう。
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不登校だった小学校時代、超進学校の日比谷高校中退、男として全否定された離婚・・・「なんとなくやりたいこと」をやり、「なんとなくやりたくないこと」を避けて生きてきたら人生なんとかなりました、という著者の波乱万丈な半生記です。その上で第3章では、「生きていくのに一番大切な能力」を伝授してくれます。
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日本はいつの間にかものすごく生きづらい国になってしまった。著者は閉塞感漂う日本の政治、社会、教育などについて、鋭い分析を展開します。その上で、私たちが令和時代を生き延びてゆくための指針を示してくれます。人生100年時代を生きる秘訣は「いい人のふりをすること」という指摘に、ドキッとさせられます。
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内田樹の生存戦略 悩める人、いらっしゃい
内田樹(著)
男性月刊誌で連載していた人生相談をまとめた本です。相談内容はいじめに関することから結婚と恋愛、日韓関係、はたまた死後の世界の有無についてまで、と多種多様。自分が普段思い悩んでいるテーマが一つや二つ、必ず見つかることでしょう。著者の極めて論理的な回答に、胸のつかえが取れる思いがします。
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『僕は「リスクを過小評価し、最悪の事態に備えない」態度を日本社会の重篤な病だと診立てています』と著者。そしてその病の原型は、大日本帝国戦争指導部に遡ると言います。迫り来る危機に目を背け、とりあえず自分が生きている間は大丈夫だから、と問題を先送りにする日本に警鐘を鳴らす著者の言葉が心に刺さります。
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