大奥（18） みんなのレビュー

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投稿者：かしこん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

それは「終わりが近づいている」ということでしょうか。

ついに徳川幕府瓦解・・・へ至る道。
それぞれの将軍職の方々には散々泣かされてきましたが・・・もう、こんなに泣かされてしまった、家茂に。　家定公でもかなり泣いてしまったけれど、お風呂上がりの髪を乾かしていたタオルで涙を拭うこと何回も。　和宮が言葉を選ばずポンポン言うから、家茂も自分の感情を表に出すようになったのか、家茂の言葉一つ一つに読者も心を揺さぶられ、その場に立ち会ったお上や勝海舟が頼ったり心酔する気持ちがよくわかる。
特にあの勝海舟が最後まで幕臣でいたという理由が、忠義というよりも恋心といわれたほうがすごく納得できるし。
それにしても、一橋慶喜、ほんとにダメな男だ・・・これも「そう育てられた悲劇」なのか？
瀧山も歳をとり、黒木はすっかり立派になった。
歴史の流れを描きつつ、個人の人生も同じように描くことのすごさですよ。
また最初から読んでしまいそう・・・終わりがもうすぐと思えばせつないけど、この流れはみんなが知っている日本の歴史に自然に合流するのがわかっているから、むしろここで描かれた「赤面疱瘡が蔓延した日本」の歴史が本流だったのではないのかという気すらしてきてしまう。　これが史実であってほしいと思いたい、というか。
　続きはまた一年後なのかな。　美しい着地、見事な終幕を期待する。

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投稿者：トリハロン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は紙の本でそろえていましたが、1年に1冊となると探して遡って読んで…と手間がかかる。この前の巻から電子書籍に変えて「思いついたときいつでも読める！」と思っていたら次が最終巻ですか…すべて終わったらまた１から電子書籍でそろえて一気読みするのもいいかもしれません。ところで、138ページ　左上　瀧山の頭から障子の部分に白い影が不自然にかかっているように見えるのですが、これは紙の本や連載時からこうなのでしょうか？仕方ない乱丁なのかもしれませんが、地味だけどちょっとしんみり、感慨にふけるシーンなのでこの白い影が気になって水を差されたような感じがして残念です。

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投稿者：ねむこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「大奥」の終わりは歴史上ではわかっていても、帯で「ラスト２巻」ってやられちゃうと悲しいです。
教科書では「記号」であった人たちが、人間に見えてくるすごい作品。

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投稿者：qima　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸時代が終わります。読み始めたときには、ここまで来るとは思っていませんでしたが、来てしまいました。物語の終わりは辛い、、、

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投稿者：るう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この悲しくも素晴らしい物語が次で終了とは。

大切な人達と離れて無念のうちに亡くなった家茂、家茂の死で悲嘆に暮れる和宮の姿が心に残る。
幼子を抱く彼女の静かな涙は切なかった。
大奥を去る者達に心を尽くす瀧山…ずっと籠の鳥として生きてきた瀧山の彼なりの誇りが眩しく見えた。
徳川慶喜の自信がある故の甘い目算…自分が考えるように他人も考えていると思いもしない人間なんだろうな。
あまり天璋院様の存在感がなかったのがちょっと残念。
他の方も指摘しているが、不自然な白い影が目立つ箇所がいくつか。
美しくないので改善して欲しい。

全てを見届ける覚悟で次巻を待つ！

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投稿者：mk　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

いよいよ大奥の終焉の始まりでした。最後の女性将軍である家茂は素晴らしい将軍でした。そして、大奥総取締の瀧山も。いろいろなことがうまくいかないものです。

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投稿者：ao　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

家茂と和宮は恋愛とも違った彼女達だけの絆があり、無情な別れに涙が溢れてきます。二人にはずっと笑っていて欲しかったです。切ない。とうとう大政奉還、王政復古の大号令が出てきて、残された大奥の人々がどうなるのか、最終巻が気になります。

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投稿者：もんきち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

家茂の素晴らしさよ。
その死を知った和宮に涙が止まらなかった。。
史実を知ってるけど、幸せになってほしいと無理にでも祈らずにいられなかった。

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投稿者：小野妹子　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

教科書で学び、丸暗記した平面的な史実が、想像の中とはいえ、生き生きと展開していく楽しさを教えてくれたこの作品。魅力的な登場人物達のおかげで、徳川家歴代将軍の人物像がとてもわかりやすかった。
舞台はいよいよ幕末。心優しき徳川十四代将軍、家茂の突然の死。民を思い、日本の未来を思い、道半ばで世を去らねばならなかった無念さが、ひしひしと伝わる。
大奥史上、最も慕われた将軍の死と、天下泰平の世を実現させた徳川家の終焉が、読む者の涙を無理なく誘うのは、画力の成せる技なのか。
また一巻目から読み返したくなる作品。

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投稿者：みらい　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

家茂の死を知った和宮のシーン、家茂の最期の様子を聞かされた和宮のシーン、涙なしでは読めませんでした。最終巻も楽しみです。

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投稿者：名取の姫小松　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

十四代将軍家茂が病に斃れる。大奥に残された人々の混乱と、この事態を乗り越える為の決意が描かれる。瀧山の活躍と心情がいい。次は天璋院や和宮か。
　そして大奥の解体と、歴史の擦り合わせに期待が続く。

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投稿者：ふみちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

家茂の死を嘆くちか子、ここが私にとっても一番悲しいシーンでした、そしていよいよ最後の将軍、慶喜の登場、どうやら、この１５代目は嫌な奴のようで。それにしても、ついに最後の将軍が登場してしまった、ということは、この大奥も・・・

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投稿者：がんちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

徳川の世の終わりも近い。様々な将軍や周囲の人の思いを描いてきたこの作品。どういった結末を迎えるのか。はやく続きがみたい。

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投稿者：pope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
家茂が大阪で亡くなり、ひとり残された和宮の嘆きが泣けるなあ。
岩倉や薩摩の暗躍は説明だけなのがちょっと物足りない。

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投稿者：宮村みやこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

徳川慶喜はああいうイメージでよかったと思うが家茂をあそこまで賢い将軍様に描く必要はなかったんじゃないかと思う。余りに実物とかけ離れて描かれているので違和感を感じまくりでした。