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スモールワールズ みんなのレビュー

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一般書 第9回静岡書店大賞小説部門 受賞作品 第43回吉川英治文学新人賞 受賞作品

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みんなのレビュー761件

みんなの評価4.1

評価内訳

761 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ミステリアス

2021/04/22 22:20

8人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

6つの異なる毒素が注入された短編集。少し見えたと感じた先が思わぬ方向に転がり落ちていく恐怖と焦燥感を煽るミステリアスな作品。全編通して他人では触れ難いテーマで、読後タイトルが意味が重くのし掛かってくる不思議な後味

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電子書籍

短編集

2021/12/21 23:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

1つ1つのストーリーは短いですが、次のストーリーに続いていく形を取っていますね。
「愛を適量」だけは、雑誌掲載時に読みました。 
やはり、「花うた」が一番印象に残りました。ラストの展開に驚き、ああ、これで救われるのかな?と、なんとも言えない気持ちになりました。
「ネオンテトラ」の主人公の様な女性は好きじゃ無いので、これだけは、楽しめなかったかな?

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紙の本

特に「花うた」という小説が気に入っています

2021/05/26 20:46

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スパシット - この投稿者のレビュー一覧を見る

6つの短編が収録されています。
それぞれが単体独立していて、連作というわけではありません。
どの作品も描かれる世界が鮮やかで魅力的ですが、私は特に「花うた」という小説が気に入っています。
書簡のみで展開されるため、宮本輝さんの「錦繍」を彷彿とさせられます。
加害者と被害者遺族の手紙のやり取り。手紙だけに、むきだしの感情が言葉のみならず行間からもダイレクトに伝わってきます。
読み取れる心の揺れ動きと流れる月日が、二人の人生を浮き彫りにし、直接描かれていない情景までも目に浮かぶようでとても感動しました。
ほかの作品もどれも素敵なので、多くの方に読まれるといいなと思います。

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電子書籍

家族=小さな世界の集合体

2022/08/21 22:20

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かたいパン - この投稿者のレビュー一覧を見る

家族がテーマの短編集。
読み手によっては、好き嫌いが分かれるであろう問題作かもしれません。
が、迷っている方にはぜひ手に取っていただき、最初の数ページだけでも体感してから、判断して欲しいです。

日常にひそむ「生々しい暴力」を簡潔な描写で表現されており、「ネオンテトラ」を読んでいる際、向田邦子さんのようなドライな恐ろしさを想起しました。

まさか最終話で彼女の名前が出てくるとは予想もしていませんでしたが、読後に「ネオンテトラ」を再読したくなる仕掛けも含め、脚本的な面白さを感じました。

短編集でありつつも繋がりを感じる構成と、タイトルの「スモールワールズ」に「家族=小さな世界の集合体」というメッセージが込められている気がしました。

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紙の本

詰め合わせ

2022/04/29 19:45

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読みたい読まなきゃと思いながら、なんでかずっと積ん読。すぐに読んどけばよかった…おもしろかったです。
小さな世界達は風味の違う「理不尽、不条理、エゴ」な状況にあるのに、読後はイヤな感じは残らなかった。

「魔王の帰還」好きです。登場人物や表現の軽快さで笑っちゃうけど、菜々子は母親、鉄二は友達、そして真央は夫「勇」に気持ちで負けてる。そこからどうするか。魔王の実家に戻った帰還、勇と共にいるための帰還。やっぱり好きです。
「ピクニック」はその視点っ、と驚き。
「式日」は題名から勝手に、ハレの日、最後の話ってことで明るいのかなと思ってました。確かにハレの日。
「花うた」数日後になんかジワジワ~と、二人の事にも、兄にも。

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電子書籍

凄く良かった

2021/06/06 21:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まろりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

一穂さんの紡ぎ出す文章が好きです。一話読むたびに余韻が凄くて、次の話を読むのに少し時間が必要でした。素晴らしかったです。

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電子書籍

毒がひと匙。

2021/05/25 23:29

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふよふよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

単話集で、次のお話へ少しずつ重なっていく構成。それぞれのお話に毒が含まれていて、読んでいてつらいのに読み進めずにはいられない。
BLをたくさん書かれていて、描かれる人物像に引き付けられてコンプリートしているのだけれど、今作も含めて作品全体に通底するのは、人のなかに混在する善きものと悪しきものをまとめて「全部あわせてこの人だよ」というような、醒めたような視線。痛いところをえぐられるようだけれども、魅力的。
やはり、目が離せないストーリテラーだと思う。

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電子書籍

圧倒的な読みやすさ

2021/07/06 13:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルフラン - この投稿者のレビュー一覧を見る

すぐに読み終わってしまった。短編とはいえ、全然違う世界観を行ったり来たりしたので、とても得した気分になった。
「どの作品が好き?」と聞かれたら、「ネオンテトラ」と答えるだろう。ヒロインがどうしようもない倦怠感を振り払って、彼女のものさしでは最高の幸福を手に入れた手腕に拍手を送りたい。
いずれの作品も善ではないが悪でもない。
幸せな人生を手に入れるためには、正しい事ばかりは言ってられない現実がちりばめられていて興味深かった。

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紙の本

自分の周りの世界に囚われた人たちを描く短編集

2023/11/11 20:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初と最後の話だけ繋がっていると思う。

こころに重いものを抱えるひと、
自分の周囲の世界が判断基準になっている。
だから、視野も狭くなり、その中では生きるのも苦しい。
その中で、どう生きていくかを見極め、決めることができるのは自分だけ。
苦しさをどうにか変化させるべく自分で行動を起こすこともできるし、すべてを受け入れて今のままで生きていくこともできる。
どれが正しく、どれが誤りとかではなく、自分で考えて選んで決めたのなら、それもありなのかと思う、そういうお話たち。
そこへ至る過程に、もやっとしたり、涙が出たり、じんわり温かい気持ちになったり…、ひとのいろいろな感情を知っていて、それを平易な言葉でありながら、しみる言葉に紡いでいくことのうまい作家さんなのだと思った。

透徹したテーマがありながら、いずれも毛色の違う話で、深い人に対する洞察を感じさせる。
じっくり味わいたい。

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電子書籍

小さな世界の集合体

2023/01/10 18:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mii - この投稿者のレビュー一覧を見る

家族がテーマの短編集。どの話にも毒があり読み終わりはもやっとする。
少しずつですが各話に繋がりや関わりがあり、特に最後の「式日」を読んだ後は
一番初めの「ネオンテトラ」を読み返したくなります。
「式日」の2人の会話の流れがとても好きなのですが、やっぱり色々と悲しくなってしまう。

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紙の本

連作短編集

2022/10/11 10:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

連作短編集である。一見一話一話が独立しているように見えるが実はつながっていたのだな。細やかな心情の揺らめきを丹念な筆致で描き出している。私はどちらかといえばこのようなタイプの作風は好きではないのだが、いくらかユーモアを含んだ編もあり、それなりに楽しんで読むことができた。

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紙の本

ワールド

2021/11/06 10:33

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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

スモールワールズというタイトルからは考えられないくらい多くのことを感じました。短編集ですが、一つひとつの話が大きな流れの様なメッセージを感じました。

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紙の本

街の灯り

2021/08/13 09:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

6話の短篇集
どの話も毒があって不安な気持ちを感じながら読んでいると、ラストいい話でホッとさせられるものもあった。
しかし「ネオンテトラ」だけは読みたくなかった。
何が言いたい?何を伝えたい?こんな物語を読んで、どう感じたらいい?

被害者遺族の新堂深雪と犯罪者の向井秋生の手紙のやり取りで物語が進む「花うた」は秀逸。
兄を殺された深雪の憎しみ、寂しさ、秋生への気持ちと秋生の生い立ち、秋生の気持ち、反省が素直に書かれていて、ラストの展開も見事。

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電子書籍

確かな描写力

2021/08/10 18:21

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投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る

新聞の書評を見て読みたいと思っていたら、いつの間にか直木賞候補作となっていました。初めて読む作家さんですが、確かな描写力に裏打ちされたストーリーは一つ一つ手触りが違う味わいとなっています。連作短編なので、緩やかに環となってつながるのですが、一つ一つの物語だけでも十分に楽しめる内容です。特に気に入ったのは、「魔王の帰還」と「愛を適量」です。ストーリーもほっとするような温かなものとヒヤリとした感触のものがあり、そのいずれもしっかりとした造りになっています。今後の作品も楽しみです。

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電子書籍

どの世界にも毒がある

2021/06/30 22:25

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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

どの世界にも毒がある。
自分と、その周りの何人かの小さな世界であっても、
キッチリ毒が混入されている。
そのことに畏れおののくと同時に、
ちょっとだけ安心する。

6編のショートショートの中で、
花うたという作品が一番心に残りました。
涙なくしては読めませんでした。
ピースをなくさないようにすること、
なくしたかけらを埋め合わせることの意味を
ずっと考えています。

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