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紙の本
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
著者 宮口 幸治 (著)
認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすらできない−。人口の10数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的メソッド...
ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
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商品説明
認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすらできない−。人口の10数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的メソッドを公開する。【「TRC MARC」の商品解説】
児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。【本の内容】
著者紹介
宮口 幸治
- 略歴
- 〈宮口幸治〉神戸大学医学部卒業。医学博士、臨床心理士。児童精神科医として精神科病院や医療少年院に勤務。立命館大学産業社会学部教授。困っている子どもたちの支援を行う「コグトレ研究会」を主宰。
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紙の本
悩む
2022/08/13 01:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
境界にいるからこそ、たやすく犯罪に利用されてしまうだけなのか、彼らの元々の性質がどうなのか、考えさせられます。
紙の本
とても大きな問題
2022/03/10 15:17
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのインパクトとカズレーザーさんが以前おすすめされていたこともあって読んでみました。罪を犯した少年は反省以前の問題を抱えている場合も多いと知って、驚きました。こういうところに多くの予算を当てるべきだと思いました。
紙の本
おかしいという人もいるけれど・・・
2022/03/09 21:58
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
視点という面では、一つ参考になるかと思います。氏が提唱するコグトレだけで認知力?が上がるとは思いませんが、どうすれば気づけるようになるか、という視点で考えていくのは面白いと思います。
電子書籍
周りにいる「困った人」を理解するのに役立つ本。
2021/12/20 18:37
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投稿者:jojo - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の周りにいる粗暴な人、理解不能な人、自分勝手な人、落ち着きのない人など、いわゆる「困った人」が、実は「空気が読めない」などというありきたりな言葉で十把一絡げに括れるほど、そう単純なものではないということがこの本を読んでよく分かった。同時にこういう人と対峙する時、その人のことをより良く理解する一助ともなった。そう考えると腹も立たず、無意味な葛藤も避けることが出来ると思う。私は人と接することを生業としているが、この本を読んで本当に良かった。学校の先生などにもおススメ出来る一冊。
紙の本
為せば成る、と言えない。
2021/08/30 11:49
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
出来ないのはやる気が無いからだと、言われ勝ちだ。しかし世の中ではやる気や自尊心があってもどう思考し、行動したらよいか、思い付かない人、動けない人がいる。
何故なのだろう。児童精神科医で医療少年院での勤務経験から著者が解説、また問題の解決についての提案の書。
紙の本
何が原因でこうなったのか
2021/08/21 22:36
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投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪を犯した非行少年たちを観察して考察した作品。
彼等の特徴を、興味深く解説してくれています。他人との関係が作れない、結果を想像できない、自分の感情を抑えることが出来ない、などなど、普通の人が成長する中で、身につけていくことが出来ずに成長してしまっている。これは、教育が悪い、親が悪い、環境が悪いのかな。親はその子と兄弟姉妹に限定できるから、説得材料にはなるだろう。でも、それとて、親に責任を負わせて済む問題かなあ。それと、すぐに教育や環境のせいにする人たちや本人がいますが、私が思うのは違うよなあということだけ。
直近で『高学歴モンスター』を読んでましたので、この違いは何でしょうか。学歴だけじゃないかと思ってしまった。
あと、”境界知能”の話は面白かったです。これは、これから、当事者からの逃げ口上に使われるだろうなと思う。でも、当事者がその言葉を口にした途端、私は同情しない。
電子書籍
教育、保育、療育に携わる人たちに
2021/07/15 08:41
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投稿者:うえありひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪はどんな理由があっても許されることではないけれど、非行に走ってしまった子ども達を責めるだけでは何も改善しません。
タイトルにある“ケーキの切れない”とは、
ケーキを等分に切れない=認知力の弱さについて表しています。
認知力の弱さはどのような影響をもたらすのか?
どのような支援が必要なのか?
ということが分かる内容となっていました。
従来の保育や教育で十分な理解出来る子どももいれば、個別の支援を必要とする子どももいるわけで。
その必要性をより多くの人に知ってもらえたら…と、本書を読んでより強く思いました。
紙の本
知らなかった非行少年たちの現実
2021/02/02 23:57
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投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本が出て、1年半以上になる。
タイトルの「ケーキが切れない」とはどういうことだろうかと思いながら、見過ごしてきた。実際に読んで、こんなに身近な問題かと改めて知った。
非行により、少年院に入る前に、何故手を差し伸べることが出来ないのかと、問題の根深さを思った。
この中で褒めて指導することにも触れているが、実際、褒めてだけ指導するのは、知能に問題がないとされる子供でも、大人になってから問題を抱えるようになる。
褒められないと行動が出来ない、しないといった大人がいるのである。著者の宮口氏が言っているように、問題の先送りをしているだけなのだ。
況してや、非行により少年院に入った子供たちだ。問題と向き合う為のトレーニングもされずに褒めるのは、問題が無かったかのような状態になりかねないだろう。
以前、勉強が分からないという子供に「どこが?」と訊いて重大だと思ったことを、この本を読んでいて思った。
「分からない所が分からない」という返答の、問題の大きさだ。
過去では「置き去りにされた子供たち」だ。その時の問題が、この本の中で繰り返し語られる、境界にいる子供たちなのではないかと思うと、いかに深刻な問題かと思う。
紙の本
悪いのは誰?
2021/01/09 12:25
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪自体は絶対的にいけない事で、それは絶対的に悪である。
が、しかし、障害云々となると、果たして‥。
被害者の立場からすると、そんな事は「一切関係ない」となるのが一般的な感情であると思う。
しかし、加害者に反省できない障害があるとするなら、一体誰が悪いのだろう。
産んだ親なのか、SOSに気付けなかった幼少期の幼稚園なのか、認知しながら問題生徒の先送りをした学校の先生なのか。
強いて言えば、サポートしきれていない、受け皿の小さい現代社会のせいかもしれません。
紙の本
ショックでした
2021/01/07 19:28
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投稿者:Qた - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪者の多くが障害を持っている。幼いうちにケア出来ていれば、事件を起こさなかったかもしれないと思うと、考えさせられました。
紙の本
自分が必ずしも正常ではないのかも
2020/12/30 16:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の通りのケーキが指示通りに切れないのは、何も非行少年に限ったことだけではないような気がします。
もしかすると、自分も他の人の指示に対して、同じような(自分では気が付かない)ことをして相手をびっくりさせているのでは、と言動・行動に気を付けたいと思っている毎日です。
紙の本
ベストセラーだったので気になって
2020/09/09 10:45
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく興味深かったし、わかりやすいです。
少年法改正に賛成してる人こそ読んで欲しい。
認知機能に障害があるからって罪が軽くなるわけでは勿論ないけれど、厳罰化したって何の予防にもならない、っていうのがよくわかります。
「罪に問われるようになる?じゃあ犯罪やめよう」っていうのは、認知機能に問題がない人の発想であって、
後先考えない(計画能力がない)・昨日今日明日くらいの時間軸しかない、っていう人には効果がないんですね。後先考える人ならそもそも非行には走らないわけですし。
この本というか、著者の先生のすごい所は、現状の説明と分析のみで終わらず、対策まできちんと出している点。
主に学校向けだし、私は残念ながら教育に携わる職ではないですが、世間一般にこの本に書かれてることが共通認識として広まるのはとても良い事だと思います。これからの未来を良くしていくために。
紙の本
ますます困難になる社会福祉の現実を憂う
2020/08/16 16:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
目から鱗の事実。非行少年らと向き合った著者が明かす数々の証言。支援が必要な人のところに届かない現代社会の闇を見た気がする。さて、これから私たちはこの現実とどう向き合っていくべきなのか。社会福祉、社会的包摂、かつてはそこそこ可能だった相互扶助が崩壊し、既に多様化しつつある社会について課題解決の一助に想いを馳せた。
電子書籍
教育者には一読いただきたい
2020/06/20 15:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウキウキさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供が犯罪を起こさないため、被害者を作らないため、社会のためにも、教育者には一読いただきたい。
また政治家にも読んでいただき、教育者の増員と教育の改革をしてほしい。
紙の本
犯罪への見方が変わった
2020/05/26 08:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chii - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで殺人や窃盗のニュースを見ていると、
サイコパスだとか、同じ血の通った人間じゃないなど
思っていたけど、
発達障害や知能障害といった病気をもった犯罪者もいるということを特に学んだ。
特に、知能指数としては、特に問題ないと診断されている人こそ問題を起こしやすいこと。
育った環境や経験から人格形成がなされていく、
その分かれ目は小学二年生だなんて早すぎる。その後の人生の方が長い。社会から見放されて生きづらく生きている人はこの世にどのくらいいるのだろう。
表面上では見えずともそういった人はたくさんいる。
私にできることなんて微々たるものだろうけど
本書を読んで学んだことは、
固定観念や決めつけに縛られない事。